シナリオ:6
フラグ立ての難易度が高いのは有名。難易度を下げる修正ファイルがメーカからDL出来ます。個人的にDARK系に比べHappy系のシナリオの出来が悪すぎる気がする。お勧めは奈川碧の「鬼畜」「逃亡」Endです。このゲームの一番の売りはチャットで存在する「A.W」としての自分と現実世界の自分の描き方ですが、それが一番上手く書かれているのが鬼畜系シナリオだと思います。と言うか奈川碧以外のキャラは作品の名前から連想されるネットの状況が全然生かされていないのが残念です。最初からクリアーできるシナリオは限られており、数人をクリアーすることによって新たなシナリオが開けるようになっています。1プレー4〜5時間ほどでスキップ機能を使うと2時間くらいに短縮します。尚、Ending数は14種類。
システム:8
セーブ・ロードはいつでも出来る上コメントを自由に付けられるのが便利。また直前の選択肢まで戻る機能やロード仕直したときにロードする前に戻れる機能などはCGを集めるのに重宝します。未読部分までメッセージを送る機能は未読部分の最初のメッセージがVoice有りの場合そこまで飛ばしてしまうのがちょっとマイナス。画面はフルorウィンドウが選択できます。ゲーム中日付変更時に一番シナリオが進んでいるキャラ(通常の他に鬼畜系なら「ご主人様、○月○日です。」等)が読み上げてくれるのも細かい部分ですがプラスです。
ゲーム終了後「Extra」が追加され、CG鑑賞、音楽鑑賞、Hシーンの回想が楽しめるようになっている他、ゲーム最初の「OVERFLOW」の読み上げや開始画面の「Pure Mail」の横に付いているキャラの肖像絵がクリアーキャラに変更されます。
音楽:6
OP「OPEN THE MIND」、ED「Angelic feather」は亜美嬢が歌っているのがポイント高。鬼畜Endの場合はEndingがBGMになります。キャラ別のテーマソングは無し。BGMは18種類用意されているが基本的には3種類のBGMで進められる。
Voice:8
女性キャラのみフルボイス。全体的にレベルは高めな上、個人的に好きな「ダイナマイト亜美」さんが出ているのでポイントが高い。感情の起伏がある部分の台詞が他の作品より上手く感じた。
キャラ:6
幼なじみ、慕ってくる後輩、突然出会い急に興味を持ってくれるお姉さん等々ありがちなキャラは全然出てきませんが、元からの知り合いが主人公に興味を持っていたってありがちな設定だけは崩れていません。全員20歳以上となっているがロリ系のキャラは設定がやばすぎる。個人的には澤永美紀&真東悠美がお勧め。
CG:9
OPはアニメ仕立て。アニメ調になるとこんなに違うの?ってゲームが多い中、キャラも崩れていないし完成度はメチャ高い。特にイベントCGが1キャラ1カットずつ上手く使われているのが良い感じ。立ちCGはほぼ6パターンずつ用意されている。イベントCGも表情変化が数パターン用意されている物が多い。キャラ周辺の細かい背景がキッチリ描かれていた。
総論
特になにが気に入った訳じゃなく話題性だけでプレーしたが、評判通り難易度が高く面白いゲームだった。ちなみに奈川碧のHappy以外は全部攻略ページを見てクリアーしましたが、それでも十分シナリオを楽しめました。奈川碧、澤永美紀、藍以外はHappyEndしかなくシナリオがいまいちなのが残念だった。