シナリオ:9
基本は学園物ラブコメ。と言っても設定が教育実習生にて年上のお兄ちゃんって感じなので、学校内でのイベントらしい物は限られています。プレー
方法は選択肢によるAVGですが、ほとんど下宿先か帰り道などに発生します。登場ヒロインは12人と多いですが、長〜〜〜〜〜〜いプロローグ後
に「文化祭」「体育祭」「修学旅行」のどれかを選ぶことになり、そのシナリオにそって各4人ずつ攻略可能なっています。
Hシーンは2回あり、各シナリオとも初H後最初に出る選択肢後は1本ルートです。取りあえずシスプリプレーしている人なら解ると思いますが、共通
シナリオがメチャ長いです。12人揃うことはそうないですがHシーンとちょっとしたイベント以外は恒に4〜5人いる状態・・・、毎回毎回馬鹿正直に最
初からプレーしていたら時間がかかってしょうがないです。攻略キャラを4人ずつに絞ったおかげで単調なヒロイン一直線でなく他のキャラもちょこちょ
こ登場するのが良いアクセントになりボリュームを持たせています。シナリオの節目にはマスコットキャラを使ったアイキャッチが出るようになっていま
す。最初に2ヶ月の期間となっていますが、具体的な日にちの設定はほとんどなく「〜何日後」と言った感じで進みます。登場人物の多さから言って
2ヶ月間毎日をダラダラとすごすよりメリハリがついていいと思いました。
システム:9
・セーブ/ロード
セーブはアルバムタイプで8ページ分あり、1ページに6個、計48ヶ所出来るようになっています。アルバム形式なのでキャラごとのイベントを上手く
整理でき使いやすいと思います。セーブ、ロードはいつでも可能で選択肢の画面上も可能です。
・画面モード
フルスクリーン、ウィンドウ共に可能。
・スキップ/オートモード
スキップは既読、未読共に設定可能。オートモードも未読メッセージも行ってくれるのでプレーが楽でした。メッセージについて不服だったのはEnter
キーで読み飛ばせないことでいちいちクリックするのは面倒でした。オートモードのスピードも5段階から選択できます。
・過去ログ
64、128,256と設定可能。途中から変更も出来ます。もちろんフルボイス対応。しかし何故にメモリーの値と同じなんでしょう?
・アクセサリ
今回1番気に入ったのがこのモード!って言うかこれを書くのに設定をいじっていて初めて気がついたんですけどね(^^;)。「システムVoice」「マスコッ
ト」「アイキャッチ」をクリアーしたキャラに変更できます。よく喋るこのゲームですが「システムVoice」を設定するとさらにパワーアップして喋りまくりで
す。「マスコット」はゲーム中のウィンドウにチビマスコットが表示され吹き出し形式で「セーブ」「ロード」などの案内をしてくれます。綾乃Voiceもいいん
ですが「回想モード」を案内する小夏Voiceは・・・、爆です。
・おまけ
「CG」「回想」「サウンド」の3つがあります。OPソングはフルバージョンで聴くことが可能です。
音楽:8
OP「さくらんぼキッス〜爆発だも〜ん〜」はI’veSOUNDでKOTOKO作詞です。はい当然のようにKOTOKO作には弱い管理人ははまりまくりです。ED
は2曲あり声優陣の紹介前後で「虹色の上り坂」と「さくらんぼキッス カラオケVer」が流れるようになっています。BGMは12曲。ヒロインごとのテー
マ音はありません。曲的にはゲームのBGMと言うよりアニメのBGMに近い印象です。
Voice:10
PC、コンシューマを問わず声優ってのにこだわりがないので有名なのか無名なのかは知りませんが、皆さんそろって上手いです(と言ってもこれ書い
ている時点でALLクリアーしていないので「かんな」役の声優さんは未知数ですけど・・・)。今回初回限定版を入手したのでおまけのミニドラマCDも聴
いて見たんですが、キャラを崩さず上手く仕上がっていました。
CG:10
各キャラごとに12〜14枚のイベントCGがあります。Hと通常イベントはほぼ半々と言ったところです。背景、人物とも丁寧に書き込まれており、ヒロイ
ンキャラはHゲーにありがちな無意味なパンチラなどはなくその分小物やアクセサリーなど細かく書き込まれてたのがよかったですね。キャラによって
は「ハッ」とさせられるCGがあり強烈な印象を与えてくれました。
総論
OPソングにつられて思わず初回限定版まで購入してしまった作品。友人連中には「地雷」っぽいから手を出さない方がよいとか言われていたんです
が、いざプレーしてみたらはまるはまる。はまるだけじゃなくお仲間に洗脳活動までしています(^^;)。まあ戯画の作品なのでコンシューマ系移植はな
いと思いますがあったらやばすぎです。なんと言っても「シスプリ」程度でここまではまる管理人なのでコンシューマ戦略で展開されたらいくらつぎ込
むか見当もつきません・・・。って言うか全然総論になってませんな。今回は時間がないのでALLクリアーしていませんが、時間をみて少しずつクリア
ーしてプレー記は完成させようと思います。
・久保 綾乃
今回の1押しキャラで呼び方は「おにい」。バスケ部に所属しており背の高さにコンプレックスを持っているって設定。当然クリアーには「体育祭」を選
ばなくては攻略できません。共通シナリオにも多く登場するのは嬉しい限りです。Hシーン後に自分に自信を持った綾乃の変化はメチャメチャお気に
入りで初めて見た時は30分くらい固まっていました(^^;)。当然EndingCGも同じように固まっていたのは言うまでもありません。「いつまで経っても綾
乃はやっぱり綾乃だな」ってEndingは良かったです。特に表情変化があるCGが最高!
・大西 小春
下の「小夏」と双子キャラでこっちがお姉さん。こっちのシナリオでは解りませんが実はしっかり者です。呼び方は「あんちゃん」。「修学旅行」パートで
登場します。周りに気を遣いすぎるくらいつかい自分を出さないようにしているってキャラなので普通だと食指が動かないんですが、H前のCGでガツ
ンと来ました。あれは反則でしょう(^^;)。「印」とか「絆」とかって言葉がよく出てきますが、この娘なら解る気がします。それにいったんお気に入りにな
るとあの喋りがたまりません!双子でどっちも主人公が好きって設定なのでお決まりのシナリオだと思いましたが、所々見受けられる程度でその設
定は「小夏」シナリオに出ていました。小春Endは平凡ですが、小夏Endでの会話はよすぎで惚れ直してしまいました。
・大西 小夏
上の「小春」の双子の妹。エセ関西人って設定で変な関西弁を話します。呼び方は「アニキ」。「修学旅行」パートで登場します。いわゆるお調子者系
ですが、実は人一倍傷つきやすく泣き虫って設定はお約束です。シナリオもお約束で姉に気を遣い姉と主人公をくっつけようとするけど、結局自分の
ことが好きだと言われてるってもの。まあそれから続くHシーンでやっぱり姉に悪いからダメって言っているのに「もう我慢できない」ってやってしまう主
人公はちょっと鬼畜です。そう言えば、昔長かった髪をばっさり切ったって話を小春から聞くシーンがあるんですが、何で切ったのかって理由のイベン
トが忘れ去られていましたな。この娘のEndingは自分のEndingってよりも小春のEndingって感じになってしまったのは残念です。と言うかそう感じたの
は管理人だけでしょうか?
・岸和田 楓花
第一印象「まことちゃん」です。呼び名は「あに」。「体育祭」にて攻略可能です。いわゆるドジっ娘でお約束のごとく迷惑かけまくりです。他の娘をクリ
アーしている時にだいぶ気になったんですが、いざプレーしてみるとちょっとシナリオに無理がありすぎて面白みがなかったです。と言うかボケボケす
ぎて上手く感情移入が出来なかったんですよね。設定や他の共通パートでの扱いと言い興味深いキャラなのに残念です。
・山辺 咲
メインヒロイン(だと思う)でパッケージからOPから「かんな」と共に登場しまくりです。呼び方は「兄(にい)ちゃん」で「文化祭」パートに登場します。い
わゆる「あこがれのお兄ちゃん」的シナリオでHシーンのイベントもEndingもお約束な展開で管理人的には面白みの無いシナリオでした。他のキャラ
が初H後間延びした印象を受けますが、この娘は上手く描かれていたと思います。