シナリオ・システム:8
夏休みまでに彼女を作ると決めた主人公の純愛系ラブコメ。プレー期間は6月から7月半ばまでの1ヶ月半に渡るがシナリオが強引に進んでいくため1プレーは短く感じる。
基本動作は選択肢を選んでいくAVG。キャラを選んで会話中の選択肢と言った感じだが、義理の妹の知香とは毎朝のイベントが必ず発生する。選択肢は友情度・愛情度を昇降するもので最終的に愛情度が一定値以上あればHappyEndを迎えられるようになっている(知香以外)。各キャラごとに分岐点がありBestな選択肢を選んでもそれを外すとNormalEndになってしまう。これがシナリオに上手く絡んでいるので見つけるのに結構手間取った。普通のゲームのように八方美人or目当てのキャラ一直線だけではクリアー出来ない処は最近のゲームにない難易度を感じた。物語の進行度はセーブ等をする手帳のキャラ別プロフィールで確認できます。
音楽:6
BGMは一般的。ほとんどの場面で流れる通常テーマとHシーンで流れるテーマの2つでサクサクとゲームが進行する。お世辞にも上手いと言えないBGMを何曲も使われるよりかは良いかもしれないがちょっと物足りない。ED時に流れる「きみのトナリ」はなかなかの出来映え。超お気に入りとは言えないがMDに落として聴いていたりはします。
Voice:8
女性キャラのみフルボイス。スピーカーだと一部聞き取りにくい部分があるが、全体的な仕上がりは結構良い出来だと思う。
キャラ:7
このゲームもチラシ・パッケージのキャラ(知香&葉月)でゲットしたような物。つまりお気に入りの部類に入ります。残念なのは知香&葉月を除く残りの攻略キャラがいまいちな事くらい。年上系の保健の先生&バイト先の先輩がもうちょい好みだったらもうちょい萌えゲームになったんだろうけどね。
CG:8
イベントCGは綺麗な出来映えでGood!キャラだけじゃなく背景の木の葉などもきちんと書き込まれていたのは好感色です。珍しく主人公の顔も髪などで誤魔化さずに書かれていました。ちょっとマイナスなのは通常会話時のバストアップの表情。会話にあっていない部分がちょっと見られるんですよね。
総論
俗に言う隠れた名作の1つだと思う。パッケージの絵を見てゲットしたのですぐにプレーしなかったが、いざ初めてみるとHappyEndを見るまでに4回もNormalEnd(知香×2、葉月×1、弥生×1)を見る羽目になり、久々にメモを取りながらのプレーとなりました。音楽がいまいちな点を除けばシナリオ難易度、システム、CGともうちょっと話題になってもいい気がします。
<攻略キャラ>
・鮎川 葉月
このゲームの一押しキャラ。正直知香よりも攻略が難しいと思う。ED時のパワフルな葉月はメチャ好みです。
・本山 知香
主人公の義理の妹。夏休みまでに恋人を作るぞ!と決意しても妹に手を出しちゃいけないと思うぞ。知香攻略はいい子ちゃんしているとNormalEndになってしまうので注意。Normalと言いつつ強姦まがいでHしちゃうんですけどね。