簡易保冷ケース
簡易保冷ケースの設置
(2007.09.03 栃木県日光市産ミヤマクワガタ♀)
低温飼育が必要な虫管理のお話。
ミヤマクワガタ等の高山性の虫は、低温で管理しないと飼育・繁殖は困難です。
特に関東以南で夏場を乗りきる為にはエアコンが必須でしょう。
空調設備がないYOUの飼育部屋にて低温管理するには一工夫必要で、こんな感じで試してみました(画像はリビングですが)。
ホームセンターにて発泡スチロールボックスを入手。マットを入れた飼育ケースは結構な重量になるので、なるべく密度(?)の高い物を選んだ方が無難かと。
これは農業資材として売られていたボックスで¥800位。同じ様な規格でもアウトドアレジャー用とかになると数千円もするので、売り場を良く探した方が得ですね。
中の様子。中プラケースと小プラケースを入れてみました。
小プラケなら3つ入るかな?保冷材を入れる都合上、ある程度空間に余裕を持たせた方が良いです。
で、保冷ケースの心臓部。色々試してみましたが、外気温に応じて1〜2個セットで入れると丁度良いみたい。
これは百均雑貨屋で入手。ケース内に立て掛けて使います。ポイントは保冷材をタオルで巻いてから入れること。
そのまま入れると冷え過ぎたり、内部の空気が冷やされて保冷材が水浸しになってしまいます。
最後に温度計を設置して完成。今回は、保冷ケースを開けなくても温度が分かる様に熱帯魚飼育等に使われるデジタル式を使いました(既入手の物で確か¥1000位)
最低・最高温度もメモリーされるので管理するには都合良いです。
約1ヶ月程運用してみましたが、中に入れたミヤマ・アカアシ共、落ちることなく元気にしています。
産卵してくれたかどうかはまだ不明です(笑)。ですが、いままで諦めていたクワガタも何とか飼育できることが判明しました。
スジクワやヒメオオもー、なんて夢も広がりますね。ていうかエアコン早く導入したいな(本音)。
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