観賞用ドライ管理のススメ
成虫観賞用ケージの作成
カブクワの成虫飼育方法のお話。
プラケースにマットを詰めてえさ皿にゼリーをセットしたら、毎日霧吹きでシュッシュッとやるのがセオリーでしょうか?
少なくとも一昔前のペット飼育本・図鑑等ではそのように解説していましたね。
ただ、この方法だと毎日の霧吹きが大変だし、なにより小バエやダニが沸きやすい気がします。
小バエシャッターや小バエ除けシートも有効ですが、マットや朽木から次々発生してくるので、屋内でケースを開放できなくなります。
格好良い成虫を綺麗に・楽しく・お手軽に(笑)管理したくてこのようなケースを作成してみました。
今流行りのテラリウムっぽいですが、レイアウトにはこだわらず成虫観賞を主目的にしています。
(※この管理方法は空中湿度を必要とするミヤマ系のクワガタには不適です)
1.製作準備
材料を用意します。
メインとなるケースは、見た目の綺麗さと強度からガラス水槽とします。
餌皿等は飼育個体に合わせた物を使えば良いでしょう。
観賞用ということなので園芸用の造花(葉っぱですが)・熱帯魚用の擬似流木などをチョイス。
注意点として、ケース内にセットするアイテムはなるべく定位置に戻し易く、かつ容易に掃除できる物を選びましょう。
カブトムシ・ノコギリクワガタ等はすぐにレイアウトを崩すので、簡素な造りの方が後々楽です。
2.セッティング
ケース内には朽木マットの代わりにパインチップ(針葉樹系のおが屑)を入れます。今回はハムスター飼育用の安価な物を使いました。
準備したアイテムをセンス良くセット。
ケース背面に熱帯魚飼育でお馴染みのフィルムを貼ると格好良く仕上がります(緑が映えるブラックバックがオススメ)。
カブト用はやや大きめのケースを。クワガタ用には亀・ヤドカリに使う低めのケースで。
3.完成
セッティングが終わったら、成虫を入れます。
今回はカブトケースを下段にした2階建て仕様です。暴れん坊(笑)のカブトは脱走する可能性があるので、クワケースにて蓋押さえとしました。
餌はゼリーのみ与え、おが屑が汚れたらそこだけスプーンですくって捨てます。全体的に汚れてしまったら燃えるごみにポイ。簡単です。
クワガタには空の容器に水を入れておくと、水を飲む様子が観察できます(喉乾くのかな)。
カブトは横におしっこを飛ばすことがあるので、餌替え時にガラス面を拭き取ると綺麗に保てます。
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