PAJERO MINI(パワーウインド修理)

ある日突然、運転席側の窓が開かなくなりました。
閉まらなくなるよりはマシなんですが、間違い無く不便です。ディーラーに問い合わせた所、工賃込み2〜3万円程度掛かるようなので自分で対応してみることにしました。
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とりあえず内張り剥がしてみる。防水シートも取り除くとこんな状態になります。
防水シートの劣化が著しくあちこち破れていたので、潔く捨てる。状態が良い場合は再利用するのでていねいに取り外します。 ブチルゴム(黒いねり消しみたいなヤツ)で接着してあるので、衣服に付かないよう注意(汚れます)。
で、バラシ出す前に故障箇所特定の為、レギュレーターと電源を繋ぐカプラ−をフリーにします。
その状態でパワーウインドスイッチを操作してカプラ−部にテスターをあて、連動して電圧が取れることを確認。
今回は問題無く通電してましたので断線・接点不良では無いようです。
矢印周辺のボルトを外していくとレギュレーター+ステ−が外せます。その際、ステ−の下にクッション材等を噛ませておくと安心です(窓が自重で落ちてきますので)。
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外した物がこれ。モーターで直接ギアを駆動しステ−を上げ下げするようです。意外と単純。こんな構造で動かなくなるのはモーター部の不良か?(イヤな予感)。
とりあえずモーター部とステ−を切り離し、モーター部のみ電源接続してみる。ON/OFFできちんと回りました(良かったぁー)。ってことはギア部の駆動不良か?
モーター部・ギア接点各所にグリスアップ実施。念の為、その状態で電源接続して動作確認。おお、動きました。
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外した時と逆の手順で組み付ける。ステーのレール接点各所にもグリスアップ実施。
防水シートは劣化して使えませんでしたので、手持ちの備品で何か使えないか考えた結果がこれ。
エアパッキン、いわゆるプチプチです(笑)。見た目はちょっとアレですが、なかなか丈夫で破れません。 オーディオチューン等で頻繁に取り外しする場合には不向きですが、通常はこれでもいけそうです。 時間に余裕があればホームセンターで丈夫な防水シートを購入し、カッティングしても良いかも(他車種でもそうですが純正のシートは何故か破れやすい気がする)。

今回のトラブルは、何かの拍子にギアが噛み込み(振動orグリス切れ?)、動作不良を起こしたようです。 結果的に修理成功しましたが、モーター部が★だった時は交換するしかないですね。

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