はじめに

CMcut4U2 Ver 0.4.0 で追加された 「本編／CM 判定 ユーザー定義マクロ」 機能についての説明です。

概要

• 自動で行う基本的な本編／CM 判定では、不十分な場合があるので、 それを補助する為に番組毎に特有なパターンを登録して、 本編／CM 判定の精度を上げる。
• ユーザー定義マクロの適用例としては、下記のものがある。
  • CM と区別が付かない次回予告を本編にする。
  • 番組冒頭のアイキャッチを CM にする。
  • 5秒、10秒の番宣を CM にする。
  • 本編判定されるTVショッピングを CM にする。

マクロ定義の文法

• ファイル名は macro.txt で、置き場所は TS ファイルのある番組ディレクトリ
• 1行に 1定義を記述
• 定義は 範囲指定、条件、設定値の 3項目から成る

  範囲指定	条件	設定値
  Cn	Sn	CM or HON ( C or H に省略可 )
  	UNImin-max ( UNI は U に省略可)
  	ADDmin-max ( ADD は A に省略可)
  Tmin-max	UNImin-max ( UNI は U に省略可)
  	ADDmin-max ( ADD は A に省略可)

• 各項目の説明

  Cn	n番目のチャプター (nは整数)を対象にする
  Sn	n番目のセクション
  T	指定した範囲の時間を対象にする
  min-max	開始-終了時間 秒(0.0-3600.0) 又は分：秒(00:00-60:00) 形式
  ADD	連続したセクションの合計値が、指定した時間の範囲に収まったら真
  UNI	セクション単体の値が、指定した時間の範囲に収まったら真
  CM	条件に一致したセクションを CM に設定する。
  HON	条件に一致したセクションを 本編 に設定する。

• 各項目は空白文字(スペース、タブ)で区切る
• 行頭が # の場合はコメント行とする。
• ユーザー定義マクロが適用されるのは、デフォルトのルールが適用された後で、 ユーザー定義マクロの判定中は、チャプター番号、セクション番号は、変動しない。
• 見やすくするために ‘'’_ ‘’’ を挿入しても良い。なお全ての ‘'’_ ‘’’ は無視される。

   T_50:00-59:00  UNI_0-999  CM
  

使用例

• 第2チャプターの第1セクションをCM にする。

  C2   S1   CM
  

• 50:00 から 59:00 までは全て CM にする。

  T50:00-59:00  UNI0-999  CM
  

• 0:00 から 60:00 の間の、10秒±0.5 は全て CM にする。

  T_0:00-60:00  UNI_9.5-10.5  CM
  

• 最後の方にある 5分のTVショッピングを CM にする。

  T_45:00-60:00  A_299.5-300.5  CM