2002年2月15日

● 復元機能の停止

Windows Me で登場したシステムの復元が、Windows XP にも装備されていますが、使いたくなければ簡単に停止させることができます。[マイコンピュータ]のアイコンを右クリックして[プロパティ(R)]を実行し、[システムの復元]のタブに切り替えます。

[すべてのドライブでシステムの復元を無効にする(T)]にチェックするだけです。

 

せっかくある復元機能を停止する理由

そもそも復元するために Windows の内部で一体何が行われているのかを考察するために、復元を利用する場合に利用可能な[設定(S)...]ボタンを押してみると以下のような内容です。

残念ながらこの内容だけでは十分に把握できないので、[スタート]メニューから「ヘルプとサポート(H)」を実行して ”システムの復元” をキーワードにして検索すると、もう少し詳細な情報が得られますが、OSの内部で行われている具体的な動作については不明で、大よその推測を立てることしかできません。

結論として非常によくできた機能ではありますが、どう考えても完璧な復元など期待できるはずもなく、やはり一時しのぎの対策にしかならないものと思われます。そのため、この機能 に頼ることなく独自にOSのバックアップ体制を確立していると、復元のために消費される領域まで余分にバックアップする時間が無駄となり、復元機能を停止させてバックアップ時間の短縮を図る訳です。