魔人がアニメになったなら
 ゲームから小説、漫画、ドラマCDとその活動範囲を広げつつある「東京魔人学園伝奇」。ここまでくれば、次に頭に浮かぶのはアニメというもの。

 つい、思ってしまう事があるのです。
 もし今川泰宏がアニメ版・東京魔人学園剣風帖を作ったら、と。

 えと、まず今川泰宏が何かわからない人は、レンタルビデオに走り「ジャイアントロボ」「機動武闘伝Gガンダム」「ミスター味っ子」のどれかを探し出して見て下さい。
 作風を一言で言ってしまえば「ケレン」。要するに、「派手」もしくは「演出過多気味」の画面。そしてその画面に合うように分解再構築された大風呂敷傾向の筋仕立て。

 …魔人向けだとは思いませんか。

 ストーリーの分解再構築の過程で原作からちょっと懸け離れてしまうとは思うんですが、オフィシャルだって毎度設定にブレがあるんですからまぁいいかと…というか、今更ですよネ(死)。

 んで、今川監督が作るとどうなるかの妄想です。ヨロシク。

戦闘シーンがひたすら派手に!
_・方陣技1回につき、各キャラキメポーズ3カット以上。
_・必殺技も奥義クラスになると七五調で前置きが入る。
_・地摺り青眼一撃で地球が割れる。←元からです。
_・叫びと同時に天から光の柱が落ち、背後に漢字で「白虎変生」キメポーズ付き。
_・爆発爆裂基本中の基本。
_・どう考えても戦闘の終わった場所にはペンペン草1本生えなくなっていると思われる。
_・しかしそういう物理法則を考えてはいけない。

筋書きも一層大風呂敷に!。
_・東京の、から発展して世界の覇権を巡る戦いになっている。
_・葵がやたら単独特攻をかましたがる。←それも元からです。
_・九角の出番が3割増。
_・クライマックスは当然最終戦。合戦場所は上野寛永寺から龍命の塔最上部へ。
_・やはりこう来た以上主人公と柳生のタイマン勝負。カオス?誰ですか、それ。
_・他の人は最上階より下の所でわらわらと湧いた宝玉のお相手です。
_・地面から唐突に生えた龍の頭に乗って2人だけ最上階へ。仁王立ちの柳生と主人公。
_・飛べよ稲妻唸れ嵐の最終戦。
_・もちろん戦闘中も会話が続いているものです。
_・「貴様は何の為に戦っている!答えろ緋勇ゥーーーッ!!」とかそういうノリで。
_・主人公は熱く燃えている。
_・黄龍の他に四神VS裏四神という前哨戦カードも用意されている。

親父と爺の出番5割増!
_・柳生、300年生きていたにふさわしい老け具合になっている。笑い方は必ず三段。
_・龍山道心の爺コンビ大活躍。
_・最終戦寸前、龍命の塔の起動を阻止しようとして死亡という活躍振りが予想され。
_・ついでに師匠ズも出番増量。
_・回想シーンなどで弦麻とーちゃんも大いに登場。

 …と、書いてて思ったんですが。余り違和感無いよ…。恐るべし、魔人。
 でも、実の所。こーゆー少年向けアニメのような魔人も見てみたいと、ちょっと本気で思ってしまうのです。難点を言えば銀英伝クラスの大長編になってしまう可能性と予算…かな。

 以上。
(01/06/25)

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