「セグレのP・T・Aね 」今夜わが家に招待したの夕食会のメンバーだ。 フロニエ夫妻
、マダム・シャネルを夢見るシュートリー、コラス夫妻それにギャルダ・アンダーソン。
オランダ国籍、70才女性。 赤いスカートに黄色のセーター、顔は茶に焼き、金のイヤリ
ング、ブレスレット、個性的な様相だ。「ギャルダは、いつもエレガントなこと」フラン
ス人も彼女のファッションに一目置いているる。「これおみやげに持って来たわ」針金を
編んだ虫避けのかごにギャルダ自身が編んだのレースの刺繍。自分で加工してギャルダブ
ランドを作り出す彼女の姿勢は、私の絵の世界にも通じる大切な考え方だ。「随分幾何学
的になったわね」私の絵を見てのギャルダの感想。様々な価値観を持った人の目に自分の
絵を曝し、いろいろ意見を聞くのは、いい経験になる。「フランス語を身に付ける最上の
方法を知っている。ガールフレンドを作ってベッドを共にすることよ」ウインクする彼女
の目に熱気が溢れる。