
21. ひろいあるき 林 孝一
(1) 自己の利益追求の余り,本来の人としての行き方を無視して行く。しかし,人が本来のものとして,自己の発展をとげようするなら,必然として,他者をどこまで自己としてみるかが真剣に考えられなければならない。何故なら,他者の存在を否定したその生き方から,自己の存在を肯定する生き方は出てこない。
****「公害」シンポ・パンフより*****
右記のことは,人間として生きるための,重い言葉である。「大学」も「アンポ」も「おきなわ」も「公害」も,自己の生き方が問われていたのだが,………………
(2)俺は,何故,急ぐのだろうか。
何を求めて,
そこに,何が待ちうけているのか,
急いだ結果,何が残ったのか,
残ったのは,単なる物で,なかったのではないか。
ああ,とりもどしたい,にんげんとしての
あのにんげんのあたたかいぬくもりを!
(3)ちょっと格調高く書きすぎて,自分でも恥ずかしいのですが,上のことをCONTINUOUSに,持ちつづけたい。
数年後,単に心情派であるなら,まだ自分が,自分の歴史を,持っていないことになる。