B.C.Rich Eagle Bass Supreme


Specification

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Body Figured Maiple Top/Mahogany
Neck Mahogany Throuth Neck
Finger Board Ebony
Pickup DiMarzio Model P X 2
Bridge Badass Bass 2
Color Natural
Hardware Chrome Plate
Manufacturer B.C.Rich
Date of purchase December, 2002

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高校生(1978〜79年)のころ、なにやらかっこいい楽器を雑誌とかテレビで見かけるようになりました。

見慣れたフェンダー系のデザインじゃなくて、プレシジョンベースのピックアップが二つも付いていて、通しネックで見るからに高そうで、後藤次利が弾いている写真がサディスティクスのライブレコードのジャケットに出ていて、八神純子の「思い出のスクリーン」でも聴くことのできる特徴のある音、それがB.C.RichのEagle Bassでした。

そのころ近所の楽器屋に実物が1本入りましたが、当時の値段は1本45万円。今から20年前の物価水準を考えると、かなりの値段ですよね。当時は横綱アレンビックと並んで、舶来高級楽器の代表格でした。だって、フェンダーのジャズベースが2本買える値段だもん。でも、何でこんなに高いかというと、アレンビック同様1本1本手作りだから。

当時のEagleは、メイプルボディにメイプル通しネック、DiMarzioのModel-Pが2個にBadass1、っていう構成が一般的で、メイプルの代わりにハワイアンコアを使ったものもありました。でも、B.C.Rich USAのサイトに置いてある電子カタログを見ると、現在はそういう構成のものは作っていません。

現在手に入るものは、アルダー又はポプラのボディにメイプル通しネック、ローズウッド指板のNeck-Thru Standard、メイプルトップ/マホガニーボディにマホガニーの通しネック、エボニー指板のNeck-Thru Deluxe、Neck-Thru Deluxeに対してネックとヘッドにセルバインディングを施し、指板のポディションマークが雲の形をしたNeck-Thru Supremeっていう三つのモデルです。

ちなみに今回買ったものはEagle Bass Neck-Thru Supreme。ネットで楽器の情報を色々と探していたら、大阪の楽器屋さんが通販で売っているのを見つけて、さんざん悩んだ挙げ句買ってしまいました。本来ならStandard/Deluxe/Supremeの中から選んで発注、受注生産っていうことになるんでしょうが、それだと何ヶ月待たされるかわかったもんじゃないので...

構成としては、上に書いたとおりマホガニーにメイプルを貼り合わせたボディにマホガニーの通しネック、エボニー指板に雲の形のポジションマーク、ピックアップはDiMarzioのModel-P、フリッジはこのホームページに出してあるESPのJ-BASSと同じBadass2、弦巻きはグローバー製です。ヘッドの裏にはB.C.Richの創始者であるBernie Chavez Rico(1941〜1999)のサインが入っています。(これ、マジックペンで直に書いたように見えますが、ちゃんと上からクリア塗装がされています)

Eagleは昔からスイッチやつまみがやたらにいっぱい付いているのが有名で、この楽器にもマスターボリューム、ブースターボリューム、マスタートーン、ブースタースイッチ、パラレル/シリーズ切り替えスイッチなど合計9個のスイッチ、つまみが付いています。一番特徴的なのは6ポジションのバリトーンスイッチっていうやつですけど、これはノーマルポジション以外は使えないですね(笑)

肝心の音ですが、フェンダー系の楽器とは趣が違って、太い鋼のような音がします。どっかのサイトにギブソンの影響を強く受けたというようなことが書いてあったのを見た覚えがあるんですが、多分そうなんでしょう。でも、ジャンルを選ぶような個性の固まり、っていうような癖のある音じゃないです。Stingrayよりは素直です。新品の状態でもそこそこヌケのよい音がするので、これからどんどん良くなっていくんじゃないかと思います。

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