文理台公園

 保谷街道(都道233号)と都道234号の交わる保谷中町交差点のすぐ近くに、文理台公園がある。時計塔のある広いグラウンドを中心にして、グラウンドを見おろせるちょっとした高台や、東屋のある庭園風の公園などが配置されている。

 日曜日は、市民の憩いの場となり、子供とサッカーをするお父さん、凧上げをする人、ベンチでくつろぐお年寄り、ラジカセで音楽を流しながらダンスの振り付けをする数人の女子高生、それにまとわりつく小さな女の子などの光景が展開する。いろんな楽しみ方があるが、園内には、屋外展示のオブジェがあるので、それを探してみるのも一興である。

 公園の外の道路沿いの歩道は、両側に植えられた常緑樹が緑のアーケードを作り、絶好の散歩道となっている。人がすれ違えないとさえ言われる保谷の多くの歩道を考えると、ぼんやりと歩ける数少ない貴重な歩道といえる。

 文理台公園のグラウンドは、夏祭りや秋の農業祭などの保谷のビックイベントに使われる。しかし、人口10万の街の祭りには若干小さいのか、夏祭りの時には酸欠になりそうなぐらいの人混みが出現する。祭りそのものは、火の粉が降りかかりそうなくらい大きく見える、気合いの入った打ち上げ花火や、さまざまの屋台が出たりして毎年大盛況である。文理台公園は、保谷の市民文化の中心地と言えるかもしれない。


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<ひばりが丘通信>