「騎士GP01」の操縦で、「聖機兵ガンレックス」は無事、「ダバード城」に到着した。場内はすでに、戦いの準備で慌ただしい・・・。王国内全ての戦力を集結し、「ネオジオン族」を一挙に叩く作戦なのだ。時は来た。「騎士GP01」の聖機兵を先頭に、全軍が出撃した。その様子をじっと見ていた黒い機兵達は、音も無く消えていった。ダバードの軍勢が、広大な平原まで進軍すると、はるか前方に狼煙が上がった。と同時に、「ネオジオン族」の機兵軍団が、地平の彼方から、その姿をあらわした・・・。
戦いが始まった。両軍の機兵がぶつかり合い、その足下では規して兵士達も戦っている。だが、「騎士GP01」の聖機兵は、初めての戦いに戸惑っているのか動きが鈍い。そこえ、すかさず攻撃してくる機兵があった。「魔機兵ザマレド・マンサー」だ。その動きと強力な魔法に、完全に翻弄される聖機兵。「黄金聖兵アルジャーノン」が、これを助けようとしたが、黒い機忍兵達に阻まれてしまった。危機に陥る聖機兵。だが、その時、聖機兵のから光が発せられた。そのあふれる光の中から、あらわれた姿は・・・・・・・・・!
「騎士GP01」は、「聖機兵ガンレックス」によって、その操手に選ばれた。そして「ダバード軍」の先頭に立ち、「魔機兵ザマレド・マンサー」率いる機兵軍団に対して奮闘し、「白金の盾」の力によって、魔機兵を倒した。だが、「ダバード軍」の大勢は敗色が濃く、やがて、「女王ニナ」の撤退の命により、残った機兵や兵士達は、次々と逃げ始めた。一方、勝ったはずの「ネオジオン」側は、魔機兵を失って指揮系統が乱れて、「ダバード軍」の追撃どころではなかった。「騎士GP01」はためらいつつも、女王の後についた・・・。
逃げのびた「ダバード軍」は、「レッドウォーリアR」の招きを与り、その故郷である「アルマータ地方」の屋敷へとたどり着いた。だが、そこはすでに「ネオジオン族」の勢力化に置かれ、「レッドウォーリアR」の屋敷にも、敵がたむろしていた。「女王ニナ」は、「ダバード軍」に命じてこれを撃退し、地下室に幽閉されていた「レッドウォーリアR」の家族を救出した。その礼として、「ダバード軍」はしばらくここに、駐まることとなった。数日後、精悍な面持ちの騎士が率いる騎士団が、列をなしてやってきた。
「ダバード軍」のところへやってきたのは、「騎士団長アムロ」の率いる「ラクロア騎士団」だった。「ネオジオン族」の噂を聞き、挙兵してきたという。「アムロ」は「ガンレックス」の大きさに驚き、それを操る「騎士GP01」に対し、励ましの言葉を送った。その夜、「騎士GP01」と「アムロ」は、同じ夢を見ていた。金色の竜が現れ、「もう一つの聖機兵」を探せと告げた。翌朝、二人が同じ夢を見たことを知り、運命的な者を感じた「ダバード軍」と「ラクロア騎士団」は、連れ立って出発していった・・・・・。
「バラバ平原」の戦いで敗れた「ダバード軍」は、「レッドウォーリアR」の故郷である「アルマータ地方」へと逃げのびた。そこで「騎士団長アムロ」の率いる「ラクロア騎士団」と出会う。「ネオジオン族」がここで、もう一つの聖機兵を探していることを知り、「ガンレックス」は出撃した。そして「ネオジオン族」によって目覚めた「ルーンレックス」との激闘の末、「ガンレックス」は勝利するが、「ルーンレックス」が発した謎の光に包まれた「ガンレックス」は、そのままどこかに消えてしまった・・・。
「ガンレックス」は「ルーンレックス」との戦いで、どこかへと消失してしまった。「ガンレックス」のいない「ダバード軍」は、「ネオジオン族」の軍勢に押され、「ダバード王国」のはずれにある「ランバード城」まで追い込まれていた。「レッドウォーリアR」の「スーパーアルジャーノン」を先頭に、「機兵レプリガン」部隊や「ラクロア騎士団」が敵の攻撃を防いでいたが、ついに「ネオジオン族」の大攻勢によって、「スーパーアルジャーノン」の動きを封じられ、「ダバード軍」は窮地に立たされてしまう・・・・・。
「ダバード軍」の最後の砦、「ランバード城」に向かって、続々と押し寄せる「ネオジオン族」。「女王ニナ」が覚悟を決めた時、「ネオジオン族」の軍勢が乱れた。「騎士ガンダムGP03」が伝説の装甲馬車「オーキス」を駆って、敵を次々と蹴散らしているのだ。敵の混乱に乗じて、「ダバード軍」は「ランバード城」から脱出した。いよいよ行き場を失った「ダバード軍」を前に、「女王ニナ」はある決心をした。「ネオジオン族」の「総帥ジークカロッゾ」を倒すために、「パンゲア界」と呼ばれる敵の本拠地へ向うしかないと・・・・・。
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