第1日目
今回はロープウェイを利用し、比較的楽に高度を稼ぐコースをご案内します。
しらび平からロープウェイを利用し、いっきに2640mの千畳敷まで登りま
す。千畳敷駅を出ると、そこには千畳敷カールに高山植物が咲き誇り、宝剣岳
の岩場を望むことが出来ます。千畳敷カールは氷河時代に氷河が山腹を削って
できた圏谷です。夏の最盛期には観光客の訪れも多く、出来れば早く出発した
いものです。広場の右手をまわり剣ガ池も時間があれば覗いてください。池と
山、高山植物のコントラストが絶妙です。ベンチもあり休憩や、下山時の時間
調整に立ち寄るのもいいのでは。八丁坂分岐を過ぎるとジグザグの急登になり
ます。ここでも高山植物が多いのですが、千畳敷カールより少し花の時期が早
いので様相が違い、楽しめます。平坦な稜線上の乗越浄土からは、目指す木曾
駒ケ岳も見えます。伊那前岳との分岐を左に折れ宝剣山荘、宝剣岳に向かいま
す。山荘の左側から宝剣岳北稜に入り、天狗岩を一度下り頂上直下のクサリ場
を横に伝わって歩きます。ここが一番の難所になるので慎重に!頂上からは南
アルプス、千畳敷カールなどが望めます。ここから、今度は木曾駒ケ岳に向か
います。宝剣山荘の分岐を左に、天狗荘方面にむかいます。ここはコマクサの
群生が見られます。直進し中岳(2925m)を経て下り再び登れば木曽駒ケ
岳山頂(2956m)です。槍ヶ岳、穂高などの北アルプスの眺め、木曽御岳
の展望はバツグンです。ここからやや下った所に頂上木曾小屋があり、ここで
宿泊します。小屋周辺はコマクサの群生が見られます。
第2日
早出をし、再び頂上でご来光を拝み、来た道を戻ります。時間があれば木曾駒
ケ岳の東稜まで足を延ばしコマウスユキソウの群生を見ては如何ですか?開花
時期は7〜8月です。宝剣山荘の分岐を左に乗越浄土をへて千畳敷に。
木曽駒ケ岳へのアクセスは中央アルプス公式サイトをご覧下さい。
http://www.chuo-alps.com/access.html
↓駒ヶ根市役所のサイト:山岳情報もあり
http://www.city.komagane.nagano.jp/
<ひとっぷろ>
早太郎温泉 こまくさの湯
駒ヶ根インターから県道75号線を西に約5分の所。平成8年にオープンした
日帰り温泉施設。昨年4月に施設を拡張し露天風呂からは太田切川や宝剣岳、
千畳敷が望め登山の疲れと取るのに最高です。他にもハーブ湯、ジェットバス
などもあり、家族連れで千畳敷ハイキングの後に立ち寄るもの良いのではない
でしょうか。
食堂では地ビール、ご幣餅など食べる事ができます。
早太郎温泉 こまくさの湯
<住所>〒399−4117長野県駒ヶ根市赤穂759−4
<電話>0265−81−8100
<営業時間>10〜21:00(入場は20時まで、季節による)
第2・4水曜日休み(祝日の場合は翌日休)
<料金>¥500
<泉質>アルカリ性単純泉
<効能>神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・疲労回復など
↓こまくさの湯
http://www.komakusanoyu.com/
*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。 |