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奥多摩 川苔山
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)及び数値地図50メッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号平16総使、第597号)」 地図作成に関しましてはDAN杉本様のカシミール3Dを使用させて頂きました。

@ちょっと山まで <川苔山 1364m>

<場  所> 東京都西多摩郡奥多摩町
<所要時間> 約5時間20分
<レ ベ ル> 体力☆☆ 技術☆ (5段階の☆評価 易☆⇒難☆☆☆☆☆)
<地  図> 25000分の1: 武蔵日原、奥多摩湖、原市場、武蔵御岳

JR青梅線奥多摩駅(バス 0:15)⇒川乗橋バス停(0:50)
⇒細倉橋(0:45)⇒百尋ノ滝(1:35)⇒川苔山東の肩(0:15)
⇒川苔山(0:10)⇒川苔山東の肩(0:15)⇒舟井戸のコル(1:00)
⇒大根ノ山ノ神(0:30)⇒JR青梅線鳩ノ巣駅


「川苔山」は、奥多摩の山々の中でも特に人気が高い山です。名前の由来と
なった「川苔」は、海でとれる「海苔」に似た淡水産の緑藻で、かつては山
腹の川苔谷の川でたくさんとれたそうです。現在でもわずかに採取されてい
ますが、主に高級料亭の食膳に添えられているようです。

JR奥多摩駅から西東京バスに乗り、川乗橋バス停で下車します。山名は川苔
山なのですが、バス停はなぜか「川乗橋」です。一部では「川乗山」と表記
されていることもあります。川乗橋から川苔谷沿いの林道をたどります。途
中の「竜王橋」で対岸に移り、「細倉橋」で再び右岸に戻ります。細倉橋の
すぐ先の右手にたてられた道標の先が登山道です。

沢を2〜3回渡り返しながら、川苔谷に沿う道を登っていきます。小さな滝や
釜、淵を眺めながら登る沢筋の登山道は、渓流の美しさを存分に楽しませて
くれます。山腹を巻いて、再び沢を越えて対岸の自然林の中を進んでいくと、
やがて木々の間から「百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)」がみえてきます。登
山道からは滝全体をみることはできませんが、滝壷に下る遊歩道があるので、
ぜひ近くに寄ってみておきましょう。実際に百尋(180m)あるわけではあり
ませんが、奥多摩でも有数の美しい滝といわれています。

登山道に戻ったら、急傾斜の登りにかかります。高度感のある場所ですが、
梯子などに頼りながら慎重に登っていきましょう。尾根を乗り越えて山腹を
巻くようになると、川苔谷支流の「火打石谷」に沿って進むことになります。
地形が複雑で、途中で「ウスバ乗越」や「塩地谷」に向かう道が分かれてい
るので、地図を開いて現在地を確かめながら登りましょう。火打石谷まで降
りて沢沿いに進むと道が二股に分岐していますが、右手の沢通しに進み、や
がて尾根にとりつきます。尾根の道はスズタケに囲まれた急登で、一気に高
度を上げるとやがてカラマツの植林帯に入り、川苔山東の肩に登りつきます。

休憩舎が設置された東の肩は明るく開けた台地状になっており、絶好の休憩
地点です。ここから西に向かう急坂をひと登りすれば、川苔山の頂上はすぐ
そこです。川苔山の山頂は、ほぼ全方向に視界が開けた広い場所で、富士山
や丹沢、大菩薩、奥多摩北西部の山々を見渡すことができます。

下山路は「鳩ノ巣駅」に向かいます。展望はあまり期待できませんが、最短
距離で降りるコースとなります。東の肩にいったん戻り、小屋の横からスズ
タケの中を下っていきます。「舟井戸」の水場を過ぎて、自然林を通る斜面
を進むと、やがて舟井戸のコルに出ます。コルは「鋸尾根」(のこぎりおね)
と呼ばれる尾根にあり、尾根通しに進むと「瘤高山」(こぶたかやま)を経
て本仁田山にたどりつきます。

鋸尾根を離れたら、左手の植林帯の急なジグザグ道を下っていきます。急傾
斜が終わると、山腹を巻く道がゆるやかに続きます。再びゆるやかに登り返
したところが「大根ノ山ノ神」(おおねのやまのかみ)です。小さく開けた
コルで、大きな杉の下に小さな祠がまつられています。

山ノ神からは尾根の西側を巻くようにして、小さなアップダウンを繰り返し
ながら下っていきます。人家が現れたところが棚沢集落で、ちょっとわかり
づらくて迷いやすい道を下っていくと鳩ノ巣駅に到着です。

川苔山東の肩から「曲ガ谷北峰」へ登り返して、「赤抗尾根」を経て青梅線
の川井駅に下るルートもあります。展望に恵まれたコースですが、鳩ノ巣駅
コースよりもやや時間がかかるのでご注意下さい。

<問合せ先>
奥多摩町役場 0428-83-2112
↓奥多摩町のサイト:奥多摩周辺のハイキングコースの紹介あり
http://www.town.okutama.tokyo.jp/

西東京バス  0428-83-2126
http://www.nisitokyobus.co.jp/

 

*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。
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