陣馬山は高尾山と並び奥多摩で人気の山で、今回はバスの関係で京王八王子駅が起点と
なるコースをご案内いたします。
京王八王子駅から約1時間で終点の陣馬高原下に到着します。
ここからは細い車道になり、車一台が通れる位しかないが、昔は武蔵と相模を結ぶ街道とし、
また甲州街道の裏街道として栄えておりました。
バス停から30分程歩くと新ハイキングコースと和田峠の標識が出来きますが、新ハイキング
コースは陣馬山山頂にダイレクトに登っていくコースですので、今回はそのまま車道を登り和
田峠へと進みます。
和田峠には駐車スペースもあり、マイカーはここを起点に登れば往復1時間で頂上を踏むこと
が出来ます。峠からは階段上の急な登り(男坂)になりますが、階段脇に巻き道(女坂)もあり
30分程のぼれば陣馬山山頂になります。
陣馬山は武田信玄が陣を張った陣場山が名の起こりと言われ、観光開発の際に場⇒馬と名
を変えたとの説もあり、一部では昔からの陣場山と表記する所もあります。
陣馬山山頂にはシンボルの白馬の像が天に向かって立っており、山頂というより広場のよう
に開けており、週末ともなれば多くのハイカーで賑わいます。
標高はそれほど高くないのですが、周りには遮るものがなく視界が開け、天気がよく空気が
澄んだ日には新宿の高層ビル群や富士山、丹沢山塊、南アルプスを望むことができ、ここが
東京とは思えない風景を与えてくれます。
山頂周辺には桜も多く、春先にお花見がてらの散策もオススメです。
ここからは明王峠に向かって緩やかに下っていきますが、関東ふれあいの道のコースですので
よく整備されてます。
藤野駅に向かう奈良子峠を過ぎると直ぐにお茶屋もある明王峠に着きます。
明王峠からは相模湖を望むことができ、ここから孫山を経て相模湖駅に下れますので、相模湖
駅起点の登山ルートも可能です。
さらにふれあいの道を進み、底沢峠を越え静かなピーク堂所山(731m)へ。立ち寄らずに景信
山へと行けますが、時間も掛かりませんし、せっかくですから。
小さなピークを2つ越えて送電線の鉄塔を左手に過ぎると登りがきつくなり上り詰めると景信山
727m山頂です。
山名は北条家の家臣横地将監景信に由来すると言われ、ここも眺望が良く、夏より、少し寒い
時期の方が見通しが良い。
山頂の南側には茶屋があり、テーブルも多くあるのでゆったりをお茶ができる。
ここから小仏のバス停までは一気に下っていき、一部足場の悪いところもあるので、雨や雪の
日には注意してください。
冬場は軽アイゼン、ストックがあった方が山行が楽になります。
下り終え道なりに進むと小仏バス停です。景信山を通っているトンネルこそ渋滞の名所でもあ
ります小仏トンネルです。
サブコースとして、JR藤野駅からバスで和田で下車し、10分ほどで和田登山口に入りますの
で、そこから陣馬山へ向かうルートもあり、下山は栃尾尾根を下り陣馬温泉に立ち寄る事も可
能です。
景信山から小仏峠⇒城山⇒高尾へと向かうコースもとれますが、6時間近い行程になりますの
で、時間に余裕をもって行動してください。
↓八王子市役所のページ
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/
↓藤野町のページ
http://www.town.fujino.kanagawa.jp/
↓京王バス バスナビのサイト
http://www.bus-navi.com/index.html
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@ひとっ風呂 <美女谷温泉>
陣馬山から栃尾尾根を下った陣馬の湯は皆さんご存知だとおもいますので、今回は底沢に
ある美女谷温泉を紹介いたします。
美女谷の由来は歌舞伎や浄瑠璃などで語りつがれた小栗判官伝説にでてくる絶世の美女
照手姫出生の地と言い伝えられております。
昔は名前が異なっていたようですが、現在は美女谷温泉となっております。
浴槽は大きくなく、岩を配した昔ながらのタイル張りのお風呂です。
温泉と表記はありますが、実際には鉱泉のようで、沸かしでおりますが肌はスベスベになる
ので、美人の湯にふさわしい?
こじんまりとした温泉なので、事前に確認の上立ち寄ってください。
<場 所> 津久井郡相模湖町小原164
<電 話> 0426-84-2010
<料 金> 大人 700円
<営業時間> 10:00〜16:00
<定 休 日> 無休ですが、事前に確認を
<泉 質> ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)
<効 能> 神経痛、皮膚病、慢性婦人病など
*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。 |