今回は尾瀬の福島県側の主要登山口の沼山峠より燧ケ岳を目指します。
尾瀬御池〜沼山峠へはシーズン中マイカー規制の為、一般車両が通行が禁止されてます。
マイカーは尾瀬御池にある駐車場に止め、シャトルバスを利用し、沼山峠へ向かいます。
沼山峠のバス停を降り、バス停の広場より樹林帯の階段を沼山峠に向かって登ります。
僅かに登ると沼山峠の展望台に至り、尾瀬沼を覗くことが出来ます。
展望台から少しの下るとニッコウキスゲ、カキツバタ、そのバックには燧ケ岳と見所満載の
開けた大江湿原になります。
ベストシーズンは7月中旬、8月にはサワギキョウが咲き始め、9月中旬からは紅葉です。
湿原の木道を尾瀬沼方面に向かい尾瀬沼ビジターセンターに。
湖畔からは尾瀬沼に映る燧ケ岳をみることが出来、撮影スポットとしても人気です。
大江湿原に戻って尾瀬沼の北岸を進みます。
一般的には沼尻へ向かいますが、今回は少し緩やかな長英新道を経て頂上へ。
長英新道は長蔵小屋の2代目長英さんが昭和35年に作った登山道です。
登山道は樹林帯を緩やかに登っていくが尾根に出てくると、勾配が次第に急に。
ダケカンバの道の良くない所を登っていくと、展望の良いミノブチ岳に出ます。
ここからは沼尻を見下ろすことができます。
ミノブチ岳からはハイマツとシャクナゲの山稜を経て急斜面を登りきると俎ー(2346m)です。
ここまで来れば、山頂は目の前ですが、一度鞍部を下って登り返してようやく燧ケ岳山頂と
なります。
燧ケ岳の最高点は正式には柴安ー(シバヤスグラ)と言い、標高2356mとなります。
頂上からは尾瀬ヶ原から至仏山、武尊山、谷川岳、日光白根などが望めます。
下山は俎ーへ戻り、そこから北斜面を熊沢田代に向かって行きます。
ガレ場あり急ですので、足元に注意しながらゆっくりと下ってください。
尾瀬御池より逆に燧ケ岳に上っていくと結構な急斜面ですのでご注意を。
熊沢田代にはキタゴヨウとハイマツの交配したハッコウダゴヨウという珍しい樹木が見られ
ますが、ハイマツに似ておりますので、植物に関心の無い方は気付かないかも。
夏場はワタスゲ、キンコウカなどが見られ、振り返ると木道が燧ケ岳に向かって伸びており
冬場のスキーを想像してしまいます。
更にすすみ樹林帯に入り、そこを抜けると今度は広沢田代の湿原になり池塘が点在。
再び樹林帯に入り下降していくと燧裏林道にあたりますので、右に進み尾瀬御池に。
左に進むと標高差があまり無く尾瀬ヶ原に向かうことが出来ますので、ご家族連れであれ
ば燧裏林道をたどり尾瀬ヶ原で散策もオススメです。
<お問い合わせ先>
檜枝岐村役場産業観光課 0241-75-2503
http://www.hinoemata.com/oze/
会津バス田島営業所 0241-62-0134
↓会津バスのサイト
http://www.aizu.com/bus/
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@ひとっ風呂 尾瀬檜枝岐温泉 燧の湯
2000年7月にリニューアルした新しい施設。
概観は木の造りで中も桧材などをふんだんに使った、山の中の日帰り温泉で、内風呂
露天風呂も10人程は入れる大きさで、露天風呂からは渓流を眺めることが出来、天気
がよければ燧ケ岳も望めるようです。
泉質は硫黄泉ですが、それほど硫黄を感じさせず、お肌ツルツルで、登山の疲れを癒し
てくれます。
道を少し下っていくと「駒の湯」「アルザ尾瀬の里」の温泉施設もありますので、混雑して
いる際には、こちらへ行かれては如何でしょうか。
檜枝岐村は裁ち蕎麦で有名で、伸した蕎麦の麺体を重ねて包丁で切って作るお蕎麦の
ことで、国道沿いにはお蕎麦の看板が幾つもでてますので、立ち寄ってみては如何?
<場所>福島県南会津郡桧枝岐村上の台208-1
<電話>0241-75-2290
<泉質>硫黄泉
<効能>
<料金>日帰り利用:大人500円(6:00〜21:00)
*季節により休日、営業時間が異なります。
*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。 |