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山梨 雁ガ腹摺山
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)及び数値地図50メッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号平16総使、第597号)」 地図作成に関しましてはDAN杉本様のカシミール3Dを使用させて頂きました。

@ちょっと山まで <雁ガ腹摺山 1857m>
<場  所> 山梨県大月市
<所要時間> 5時間35分
<レ ベ ル> 体力☆☆ 技術☆☆(5段階の☆評価 易☆⇒難☆☆☆☆☆)
<地  図> 25000分の1: 七保、大月

JR中央本線大月駅(タクシー 0:30)⇒金山鉱泉(1:00)⇒金山峠(0:10)⇒百軒干場(1:10)
⇒白樺平(0:50)⇒雁ガ腹摺山(0:40)⇒白樺平(0:40)⇒百軒干場(0:15)⇒金山峠(0:50)
⇒金山鉱泉(タクシー0:30)⇒大月駅

大菩薩連嶺の中でもひときわ目立つ、大柄な山容を誇る雁ガ腹摺山は、現在
は流通していませんが、かつての500円札の裏面に採用されていた富士山の撮
影地です。頂上の南側にはカヤトの原が開けていて、富士山の勇姿が見られ
る絶好のポイントです。雁鴨の飛翔コースにあり、“雁が腹を摺るごとくに
越えていった”ことからこの名がついたといわれています。

大月駅まではJR中央本線を利用します。大月からは遅能戸行きのバスもあり
ますが、本数が少ないうえに降りてからも歩くことになるので、金山鉱泉
ではタクシーを利用すると良いでしょう。タクシーは大月の駅前に常駐して
います。

金山鉱泉からすぐに登山道が始まります。土沢と呼ばれる沢沿いに登り、伐
採された二股の道に出たら、そこから山腹に取り付きます。斜面を絡みなが
ら登り、ガレを渡って急坂を登りきると金山峠です。南の尾根越しに富士山
や、次の目的地となる雁ガ腹摺山と、その手前の姥子山(うばこやま)もみ
えてきます。

峠から北側の斜面を下ると、奈良子沢の上流の百軒干場(ひゃっけんほしば)
と呼ばれる地点に着きます。右手には奈良子から登りの林道があります。車
道を少し歩くと、右側に、雁ガ腹摺山への入り口となる登り坂がみえてきま
す。笹の中の急斜面を登りきって、緩やかに小ピークを越えたら、雑木林の
中の登山道をたどりましょう。急な登りと緩やかな登りを繰り返し、明るい
林とカヤトの中に出ると、左に雨量観測所の建物がみえます。さらに笹に覆
われた斜面を進むとT字路になりますが、ここが白樺平です。右に姥子山への
道を分けて、ブナ混じりの樹林帯を急登します。やがてカヤトの原が開ける
と、そこはもう山頂の一角です。ノンビリと登り詰めると雁ガ腹摺山の頂上
です。

山頂の北方は樹林に覆われていて展望はききませんが、ぽっかりと南に広が
る眺望はまさに500円紙幣のデザインそのものです。富士山が大きくみえて、
左右に広がる南アルプス、御坂山塊、三ツ峠山なども絶景です。500円札の説
明板もあるので、実際の景色と見比べてみると良いでしょう。山岳写真家も
数多く訪れています。

下山は往路をそのまま戻りますが、時間に余裕があれば白樺平から姥子山を
往復するのも良いでしょう。40分ほどかかりますが、姥子山東峰からは素晴
らしい展望が得られます。今回は金山鉱泉からの道をたどりましたが、多く
の登山者は山頂を西に下った大峠(おおとうげ)から登ってくるようです。
タクシーか自家用車を利用すれば、大峠から1時間ほどで頂上に到着します。
手短に登頂を狙う場合は、大峠からの往復が便利です。

<問合せ先>
大月市役所観光課  0554-22-2111
↓大月市のサイト:観光ページに大月市・秀麗富嶽十二景の紹介もあります。
http://www.city.otsuki.yamanashi.jp/

富士タクシー    0554-22-2516
富士急ハイヤー   0554-22-2455
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@ひとっ風呂 <金山鉱泉 山口館>

浅利川源流の金山沢沿いの一軒宿で、雁ガ腹摺山の登山基地として、古くか
ら登山者に利用されています。泉質は鉱泉で、無色透明の沸かし湯です。温
泉の由来は山梨県らしく、武田信玄の隠し金山で働く人達が療養のために利
用したといわれています。客室は七室で収容人数も少ないため、かなり静か
で、秘湯と呼べる旅館です。浴室もそれほど大きくはありませんが、木造り
の湯船で、ここでのんびりとしながら帰りのタクシーを待つと良いでしょう。

<場  所> 山梨県大月市賑町奥山1422
<電  話> 0554-22-3398
<泉  質> 単純硫黄泉
<効  能> 切り傷、疲労回復、健康増進、火傷、美肌等
<営業時間> 10:00〜16:00 (日帰り入浴)
<料  金> 500円
※宿泊希望の場合は事前に予約が必要です。(7500円〜8500円)

 

*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。
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