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■ワンポイント<魔法びんサーモステルモス

<魔法びん>

寒い時期になると、暖かい飲み物が山でも家でも恋しくなります。山でお茶を沸かして飲む楽しみはあるのですが、コンロやガスカートリッジなどの装備も増えてしまいます。そこで人気なのが魔法びんです。熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいままに保温することが出来ます。その代名詞にもなっているのが「サーモス(テルモス)」ですが、1904年にガラス製の魔法びんが製品化されギリシャ語で「熱」を意味す「THERMOS」と名づけられました。

テルモスイラスト21978年には軽くて割れないステンレス製の魔法びんが製品化され、のちにチタン製魔法びんが製品化さえました。では魔法びんがなぜ熱を逃しにくいのでしょうか?熱の伝わり方は金属あ水・空気などの物質、気体などを通して温度の高い方から低い方へ移る性質を持っています。魔法びんはステンレスやチタンの2重構造になっていて、外びんと内びんの間を真空状態にしています。真空状態には水も空気も無いため、熱を伝えないので、温度をキープすることができます。では、温度低下が絶対に起こらないのでは?と言う質問がありますが、軽量・コンパクト化するために外びんと内びんの隙間が薄くなってきている点と、キャップや中栓部分にポリプロピレンなどの使用により、そこから熱が逃げていきます。サーモス・チタンボトル480mlで230gの軽量モデル。品質表示には沸騰したお湯を入れて65度以上(10時間)、73度以上(6時間)となってます。ただし、これは常温での測定ですので、冬山へ持って行った場合はその限りではありません。当然、冷めてしまうのが早くのるので、魔法びんでも保温用のケースなどで包んで頂いた方が冷めにくくなります。

トラブルで多いのは、やはり蓋の部分から漏れてくる事です。
プッシュ式の中栓がありましたが、良く中身が漏れると言うクレームがありました。
実際、店頭でのテストでは大丈夫なのですが、山では漏れてしまう!?と言う事で、秀山荘で試した結果、熱いお湯が冷めて、内部の圧力が減圧しプッシュ式の栓を内側に引っ張ってしまい、その隙間から漏れ出てくると解りました。
お湯をペットボトルに入れて放置しておくと、冷めてきてペットボトルが引っ込みます。そう言う状況が魔法びんの内部で起こっていたようです。

スクリュー式キャップでも漏れがあるようですが、中栓の中に飲み物が残った状態で栓をしてしまうので、漏れてしまうという原因になります。対処方は本体を真っ直ぐに立てて2−3秒して栓をする。お茶の葉や、味噌汁などを入れてしまうと中栓の詰まりの原因になります。いろいろな状況が考えられますが、もし、漏れがひどい場合は中栓の劣化や不良も考えられますので、購入したお店に相談することをお勧めします。

サーモスのページ:サーモスのラインナップや仕組み、歴史が書かれています。
http://www.thermos.jp/


 

 


 

 

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