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■ワンポイント<落雷カミナリ

<落雷>

今回は「落雷」がテーマです。雷は夏に良く見られる入道雲のような積乱雲や積雲などの上昇気流による対流性雲(縦に大きくなる雲)によって起きる放電現象です。その際、豪雨や突風、ヒョウが降ったりもします。

以前は雷が近づいたら金物を放り投げて逃げる絵などが本に載っていたのですが、現在は、金物があるから雷が人に落ちると言われることは少なくなりました。人間自体の多くが水分で出来ているため、非常に電気が通り易いのです。
人体への落雷は「体内電流」と「沿面放電」があり、「体内電流」は文字どおり体内に電流が流れる事で、心臓や肺などの内臓系に通電し、心停止・呼吸停止など死亡事故に至る場合が多い。「沿面放電」は人体の外(皮膚など)に通電し、火傷を負うなどありますが、比較的治癒しやすい。人体への落雷で一番多いのが「部分沿面放電」で「体内電流」が部分的に体外に放電「沿面放電」し、内臓系の停止に加え火傷を負う場合が多い。

落雷も「直撃」直接人体に落雷と、「側撃」樹木などに落雷し、その近くにいた人に再放電する現象があります。
では、危険回避の為になにをすれば良いのか?

事前予想:
気象情報に気を付ける。天気予報、山小屋の情報や観望天気で事前に察知する。
地元の人の話し、特にお年寄りの話しなど参考になります。

避難:
雷にあったら、安全な場所に避難する。近くに山小屋があればベスト。
無ければ、姿勢を低くする。誤っても、高い木の幹に腰掛けたりすると「側撃」を受ける可能性がありますので、約2mは離れましょう。枝先に近くても「側撃」を受ける可能性がありますので、幹と枝先の間で避難しましょう。岩がオーバーハングした所も、岩を伝って通電しますので、少しはなれて避難しましょう。
保護範囲は樹木などの頂上を45度の角度で見上げる範囲、根元を中心に高さを半径とした円周内で、物体(幹、枝、岩)から2m以上離れる。姿勢は低く、地面が露出していたら、ザックの上に乗ったり、ハイマツがあればハイマツの枝の上に乗り、地面との接地をなくす。もちろん、見晴らしの良い高い場所は論外で、低く低く行動する。
稜線上では逃げ場が少なく高い所なので、雷発生は雷雲の中なので、上からだけではなく、側面や下からの雷が発生しますので、上だけ気にしてはいけません。グループでの行動中は、不安ですが人の間隔を離して行動しましょう。
「側撃」を免れ、被害が大きくなるのを避けることができます。大きな落雷による事故は、人から人への「側撃」が被害を大きくしています。

登山をしていると、いろんなトラブルが考えられます。が、事前に対処法を身
に付けることにより、トラブル回避ができますので、登山の事前準備は入念に!



 

 


 

 

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