セ・リーグ6球団を語る

自分はよく他球団ファンの人から「Springはプロ野球ファンではなく巨人ファンだ」 と言われます。巨人に偏向している自分が、 独断と偏見と思い込みでセ・リーグの各球団について語ります。 内容の信憑性は0%という前提で、苦情などはご遠慮ください。


阪神タイガース

May 3 2000

なぜ阪神は、あんな球団になってしまったのか? 巨人と阪神は、かって数々の伝説や名勝負を演じてきた好敵手であった。 阪神あってこその巨人でもある。 しかし、現在の阪神は、なぜ、特別な存在ではなく、 ただの1球団になりさがってしまったのか! 成績を問題にしているのではない。人材の補強が問題なのである。 今の阪神には、巨人と名勝負を演じられるような人材が少ないのである。

かってプロ野球にドラフト制度が導入された時、 導入に反対したのは巨人と阪神の2球団だけだったそうである。 つまり、巨人と阪神にとっては、ドラフト制度がない方が良い選手が獲得できて、 メリットがあったということである。 そして、ドラフトに逆指名制度が導入された現在、 なぜ阪神は、実力と知名度をもった有望な新人を大胆に獲得しないのであろうか? ドラフト制度以前の時代に阪神がやっていたのと同じことを、なぜ今できないのか?

阪神は、腐っても鯛 (失礼!) というわけでもないが、 関西では圧倒的な人気を誇っている。 関西ではいつもTVで阪神の試合を放映しているらしいし、 甲子園球場にも観客がつめかけているのだろう。 つまり、人気も収入もあるはずである。 だったら、なぜその人気と資金を利用して、もっといい選手を獲得しないのか? 関西でNo.1のアマチュア (大学生・社会人) 選手は、どれだけ札束を積んででも、 阪神に入団させるという状況をつくるべきである。 例えば、大学卒業まで大阪に住んでいた上原(G19)など、ドラフト以前の時代であれば、 阪神に入っていてもおかしくないはずである。 そうなれば、かっての村山と王・長嶋のような関係を、 上原と松井・高橋が演じることになったかもしれない。 しかし、実際には、選手の獲得という点では、特にFAにおいて、 巨人の対抗馬は中日という状況である。 たしかに中日も、名古屋圏に強力な基盤をもった球団ではあるが、 ファンの人数や収益性では当然阪神には及ばないはずである。 どうして、中日にできて阪神にできないのであろうか?

巨人のライバルとなるにふさわしい球団は、やはり阪神である。 名門復活のためにも、阪神には大胆な戦力補強を期待したい。


中日ドラゴンズ

May 4 2000

中日という球団は、地域性・地方性をうまく利用した存在である。 名古屋というところは、全国区をめざすにはやや力不足であるが、 地方中核都市としては最大級である。 その名古屋を本拠地としていることが、中日を考える上で全てである。

中日は、名古屋を中心とする東海地域で絶対的な支持基盤をもっている。 地方密着型球団が、地元で圧倒的な支持をえていること自体は当たり前であるが、 地元が超ド級地方中核都市?名古屋であり、 周辺に本拠地を構える球団もないことから、かなりのファン勢力を誇っている。 支持基盤の広さが収入につながるのは当然のなりゆきで、 恵まれた資金力を背景に、なぜか阪神をさしおいて、 巨人に次いで大胆な戦力獲得を行っている。 しかも、いつも批判の矢面に立たされるのは巨人で、 中日が「金にモノを言わせて」などと批判されることは聞いたことがない。 やっていることは巨人と五十歩百歩 (ちょっと言い過ぎか…) なのに、 地方球団の顔をしている中日には矛先が向かない。 まさに、羊の皮をかぶった狼である。

中日は、人材の獲得においても地方色を前面に打ち出している。 地元のいい選手が中日入団を希望するばかりではなく、 他球団で活躍の場がない地元出身の選手を迎え入れるということもやっており、 地元での支持強化につながっている。 ともかく、中日の全国区を狙わず、 名古屋という大都市を背景に地域密着球団に徹するという方向性は正しいと思う。 この調子で勢力・資金力を維持して、 中途半端な全国区球団の阪神を突き上げてもらいたい。


広島東洋カープ

Jun 14 2000

80年代前後の黄金時代の広島は、しぶとくていやらしい赤ヘル軍団であり、 巨人ファンにとってはとても嫌な存在だった。 しかし、時代は変わった。バブルの崩壊とともに (かどうか知りませんが…)、 広島は、貧乏だけど努力と根性なら負けない、清貧を地で行く球団になった。

広島には、FAでスター選手を獲得したり、 アマチュアの大物選手を獲得するような資金力はない。 そこで、スカウトが無名ではあるが磨けば光る選手を発掘し、 そういう選手を鍛えぬいて育て上げている。練習量ならNo.1である。 そして選手達も、広島のそのようなチームカラーに洗脳されている。 一流選手に育ってからも、マインドコントロールが解けず、 練習中毒であり、怪我をしても無理して試合に出ている。 それが広島のカラーなのであり、個人的には好きである。

佐々岡は、押しも押されもしない立派なエースである。 前田は、イチローや松井にもひけを取らない大打者である。 東出も、順調に成長すれば二岡よりもはるかにスケールの大きい選手になるだろう。 選手の才能を開花させる広島は、 才能のある選手が二軍にゴロゴロしている巨人とは対照的である。 選手本人や親身なファンにとっては、辛くて痛々しいと思うが、 質素・勤勉な路線をつらぬいてもらいたい。 ペナントを獲得した折には、心から祝福したいと思う。


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