☆敵と「君」の間に(硫黄島玉砕五十年)



「君」が涙のときには 軍は御國の盾になる
孤独な國につけこむ ような敵は 許せずに
「君」を泣かせた彼奴の 正体を軍は知ってた
いきまいた軍を「君」は 解き放った遠い朝
ここにいるよ 兵はまだ
ここにいるよ いくらでも
敵と「君」との間には 今日も砲火の雨が振る
「君」が笑ってくれるなら 僕は肉弾(タマ)にでもなる
敵と「君」との間には 今日も砲火の雨が振る
「君」が笑ってくれるなら 僕は肉弾(タマ)にでもなる

「君」の心がわかると たやすく誓える漢に
なぜに民はついてゆくのだろう そして、泣くのだろう
「君」が潤んだ瞳を 拭うのがとても痛い
黙る事でいつまでも 臣下に縛られないで
ここにいるよ 兵はまだ
ここにいるよ かえりみはせじ
敵と「君」との間には 今日も砲火の雨が振る
「君」が笑ってくれるなら 僕は肉弾(タマ)にでもなる
敵と「君」との間には 今日も砲火の雨が振る
「君」が笑ってくれるなら 僕は肉弾(タマ)にでもなる
敵と「君」との間には 今日も砲火の雨が振る
「君」が笑ってくれるなら 僕は肉弾(タマ)にでもなる


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