季節はいつも、さりげなく通り過ぎて行く。
一日はこんなにも長く感じるのに、それを綴った年はめまぐるしく移り変わってしまう。
−−気がつけば39年。
不安と期待を胸にした始まりの季節。
広がる平原、眩い銃火、一陣の風と散るポーランド軍の騎兵。
−−気がつけば40年。
光り輝くまばゆい季節。
唸りをあげるエンジン、あっさりと落ちるフランス、抵抗するというチャーチルの声、はるか遠くに広がるイギリス海峡。
−−気がつけば43年。
敗色強まる黄昏の季節。
迫り来る赤軍、シシリーの陥落、降伏する元帥の乾いた声音、イタリアの脱落、空を焦がす真っ赤な絨毯爆撃。
−−気がつけば44年。
死屍の降り積む暗い季節。
押し寄せるノルマンディの浜辺、アルデンヌに残す足あと、白い息、吐く息で温めるグリース。
−−そして、また、春がやってきた。
−−春。
それは新しい敵の攻勢の季節。
この春、オレはいったい、どんな戦闘をするんだろう……。
To Heart of Europe は、欧州を舞台に繰り広げられるノベルタイプ初(?)のミリタリーな戦闘マルチストーリーです。主人公(名前の変更が可能)は、ごく普通のドイツ陸軍参謀将校。上司の『ヴィルヘルム・カイテル』『ハインツ・グーデリアン』、文官の『ヨーゼフ・ゲッベルス』たちと、賑やかな軍人生活を送っています。
そして訪れた3月、4月。さわやかな春風とともに、主人公の戦闘ストーリーが始まろうとしています。
選択肢の決定でヒストリーが分岐するシンプルな操作性と、全シーンフルマップサイズのビジュアルで展開する小説形式の戦闘マルチストーリー。もちろん、登場する各将軍ごとに全く異なるヒストリーが存在します。あなたはこのゲームの主人公となり、彼らとの交渉を深めることで、徐々にそのマルチストーリーを体験していくでしょう。
ゲーム中あなたは、なにげない日常会話や、思いがけない出来事などで、様々な選択を強いられることがあります。そんな時は、あわてずに、あなたの望む気持ちや行動を選択して下さい。結果次第では、彼らとのストーリーが進展するかもしれません。
本編のストーリーは3月1日から5月8日までの2カ月間、攻勢の季節ともいうべき春が舞台です。
ゲームにおける最終日は5月8日ですが、必ずしもその日までプレイすることになるとは限りません。
期間中に講和が結ばれれば、そこでエンディングを迎えることになります。
主人公の守る第三帝国の戦争指導が、ゲームの主な舞台となります。逆に、日常生活、移動時間などは、駆け足ぎみに過ぎ去ります。
あなたは毎日の作戦指揮の中で、敵味方さまざまな将軍たちとそれぞれの物語を綴って行くのです。
ゲーム中、主人公は様々な選択を迫られ、それを決定していかなければなりません。なかでも最も頻繁に発生する選択肢は、前線視察時の行動についてです。前線視察は将軍と密かに接触したり、立ち話をしたりと、最も仲良くなるチャンスです。意中の将軍に出会えたら、迷わず積極的に行動しましょう。
しかし、必ずしもお目当ての将軍に出会えるとは限りません。巡り会うチャンスがない日もあります。そういうとき、他の将軍に接触するかどうかは、あなた次第です。ただし、それによってトラブルが起こるかも…。
お目当ての将軍に出会えなかったからといって、すぐにあきらめてはいけません。思い切って、どこへの視察も志願せず司令部を退出するのもいいかもしれません。もしかしたら、緊急事態が発生して、あなたを必要とするかもしれません。 |
●前線視察時の行動は、大きく3つに分けられます。
主人公はこの3つのうち、1日に2つまで行動できます。2つの行動を行うと、寝る時間となります。例えば、『東部戦線を視察する』を選んでから(行動1回目)、『西部戦線を視察する』を選ぶと(行動2回目)、その日はもう、家へと向かいます。主人公の視察コースは、東部→西部→官舎の順です。主人公はこの順番で進むので、西部から東部へというように、引き返して戻ることはできません。(ただし、ストーリーの展開によってはこの限りではありません)また、ストーリーの進め方によっては、さらに行ける場所が増えたりもします。
もし、どこかの場所でお目当ての将軍に出会ったら、その人と親しくなれそうな行動を選択しましょう。
うまく会話に答えることで、彼との関係が進展するかもしれません。
将軍にアプローチしてしまうと、まだ行動を残していたとしても、その日は終り、自宅へと向かいます。つまり、アプローチは1日ひとりが基本なのです。
また、東部、西部を視察せずに、すぐに司令部を退出した場合、そこで将軍と出くわすことがあれば、時間に余裕があるので、普段よりも長めに会話することができます。さらに親しくなるチャンスです。
その他にも、将軍たちは前線以外で活動していることがあります。お目当ての将軍に出会えなかったときは、素直に家に帰ってみるのもいいでしょう。家に帰る途中で、偶然の事態があなたを必要とするかもしれません。
将軍と親しくなるにつれ、徐々にその将軍とのストーリーが展開されます。
その内容はキャラクターごとに様々です。
交渉が思うように詰まらなかったり、親しくなるのが遅かったりすると、ストーリーの途中
なのに、ゲームの最終日を迎えてしまうこともありますから、頑張ってください。
そのストーリーがいつ始まるのか、それは分かりません。
なんでもない作戦会議中かもしれませんし、夜の自宅に突然ゲシュタポが訪ねてくることで始まるのかもしれません。
あなたは彼と、どんなストーリーを体験するのでしょうか?
当ソフトを動作させるには以下の環境が必要です。以下の環境以外での動作/対応は保証致しかねますので、あらかじめご了承ください。
基本思想
日本語版MeinKampf45。
主力兵器
Panther75mm以上を推奨。
兵力
16個師団以上。
補給物資
25.6%の兵員充足率で60日間行動が可能な物量。
その他
アーリア人専用(民族ドイツ人および同盟国人は使用可)
要制空権
当製品には万全を期していますが、万一ソフトに異常さが見られない場合は、「こんな時は?」の項目をご確認ください。それらの点をお確かめの上でもなおソフトが正常に思える場合、あなたの精神が異常である可能性があります。たいへん申し訳ありませんが、詳しい状況をメモした上、お近くの精神科医にご相談ください。
誤ってあなたの精神が破壊された場合、現金または決済可能な手形/小切手にした入院費と自我崩壊を起こしたあなた本人とを最寄りの精神病院にご送付ください。なお、運賃はお客様のご負担でお願いいたします。
ゲーム内容については、機密保持の為一切お答えできませんので、あらかじめご了承ください。
※自作AK小銃の作成は法律で禁止されています。
本マニュアルやプログラムは予告なしに非難される場合があります。本製品の一部または全部を複製、転載するとあなたの良識を疑われるおそれがあります。
電波でのお問い合わせは一切受け付けておりません。ご了承ください。
Brand New World 今ここから始まる
ムネのなかの Cold Warが 聞こえる
Conflicting Allies 可能性を信じて
君におくる Diplomacy
それなりの 悩みも 抱いて 迷いも消えなくて
この帝国(くに)のうえで なにか求め探し続けて…
ニュルンベルグで 教えてくれるね
痛みも 悲しみも すべてなくしてくれる Oh キセキ
Brand New World 偉大な帝国にうまれて
悪夢のような 世界が広がる
Far Away 前線の向こうの
君に届け! Diplomacy
・おまけその1へ。 |