今までのブツブツ


2004.1.1.
今年も、元旦は東京ドームでKinKi Kidsのコンサート。
ただし、今回は子ども達は夫に任せて私一人で。
正月早々、不良母でございます。
「かあさんばかりずるい!」の大ブーイングが目にみえているので、
年末、下の子だけを連れて買い物の折、
お留守番組のご機嫌とりグッズを購入。
ねえねには内緒だよ、と口止めしておいた。
下の子、当然の事ながら、母と二人の秘密のことを
ちょっと言いたくてしかたがない。
言いそうになるたび、ないしょだよ、絶対言わないんだよ、
「Gちゃん、いわない、だってないしょだもんね」。
そのやりとりをみて、上の娘、
「なに?なんなの?教えてよ、ねえ、ケチ!
いいじゃない、教えてくれたって」と下の子に迫る迫る迫る
外出に備えてトイレにこもる母の元へ、
迫るねえねと、母との約束の板挟みにあって、
追いつめられた下の息子がやってきて大きな声で叫びました。
「Gちゃんねえ、どらえもんないしょにしてるのに、
ねえねおしえてっていうもん。Gちゃん、どらえもんのっていわない。
どらえもんのないしょだもん。やくそくだもんね。
どらえもんって、ねえねにいわないんだよね」
「あーはっはっは!わーかっちゃった、わーかっちゃった!
どらえもんの本だもんね〜」という姉の声にはっと気づいた息子。
「あ゛ーーーーーーーー、あ゛ーーーー、あ゛ーーーーー(号泣)」
盛大な新年初泣きでございました。

2004.1.6.
昨年末、娘の先生が何日か、娘によると「かぜかなんか」で休み、
終業式もお会いできないまま冬休み。
絶対ただの風邪じゃないぞ、と心配していた我が家。
なんたって、できればこのまま6年生まで、
いやいや、中学も、行くなら高校も
ずっとこの先生だったら幸せだわ〜というほど、
娘の力も、苦手なところもぎゅっとつかんで認めてくれていた先生。
懇談会でも家庭訪問でも、緊張しやすい私が
気楽に相談できる雰囲気を作ってくれていた。
親の立場を離れて、仕事の目で見ても、
スペシャルな配慮の必要そうな子が何人もいる
にぎやかなクラスの一人一人を、本当に大切にしてくれていることが、
何気なく子どもにかけるひとことひとことで、
とてもよく伝わってきた。
「この先生でよかった」と何度思ったことか!!
そして今日の始業式、先生病気治ったかな?これるかな?
お、娘帰ってきた。
「おかあさああああああん、大変大変、先生ね、
退職しちゃった!」
た、た、たいしょくうう?
おめでただそうで。
めでたいんだ、よろこばなくっちゃ、よろこばなくっちゃ

だめです、先生、今日は自分本位に泣かせて下さい、
明日から頑張ってお祝いモードに気持ちを切り替えますから…。

2004.1.8.
娘が作った新聞を見たら、
先生が退職してしまった、という泣き顔イラスト付き記事と
自分がなななななんと学級委員になった、という記事の間に
「やれやれ‥
んまったくもう…Fの母は正月早々
キンキのコンサートにいってしまったのだった……」
という記事が。しかも「やれやれ‥」は
太く濃くでかい字で吹き出しの中に書かれていた。
しょうもない母をあたたかく受け入れてくれて
ありがとう。どっちが大人なんだか。やれやれ‥

2004.1.9.
下の子が登園前に駄々をこね私も頭に血が上り怒鳴る。
「ぶあーかぶあーか!!おかあさんなんかだいっきらい」
もうすぐだいっきらいなお母さんとバイバイして
やさしい保育園の先生に会えるよ、よかったね()!
↑4歳児に嫌み言っててどうする(汗)
「ぶあーかぶあーか!みんなだあーいっきらい!」
あそう、Gちゃんはだれがすきなの?
「えっと、えっと、ウルトラマン!」
じゃ、ウルトラの星に
ウルトラマンと行けたらいいねー
↑やっぱり嫌みっぽく言ってしまう(大汗)
「ちがうの、ちがうのお(涙声)、ウルトラマンと
おかあさんのいるおうちにいきたいんじゃん!」
ああ、よしよし、みいんな許したるがね、
かわええかわええ、だーい好きだがね、
チュッ!な気持ちに一気になりましたよー。
(何故か故郷名古屋弁になるのだった)

2004.1.12.
ごっこ遊びをしている最中にお風呂に呼ばれた娘。
「うわあ、どーしようどーしよう、
あそうだ、一緒に行けばいいんだ」
(脱衣場へなにやら大切に持ってきて)
てるてる坊主さん、今ハダカだから、絶対に見ないで」
と何度も大人に言い、
「ここで待っててね」とてるてる坊主さんに言い聞かせ、
風呂に入った。
そして出てきて自分のしたくもそこそこに
てるてる坊主さんの世話をして、
「はい、よかったね、服着れたねー」とやっている。
ハダカじゃないから、見ても大丈夫です

服を着せられたてるてる坊主さん

娘9歳。何歳までこうやって遊ぶんだろ?

2004.1.13.
いつもより少し早起きをした息子。
いつものように、子ども達順番に、アトピーの薬を
布団の上でごろごろしながら塗ってやる。
まだ外は真っ暗。
「あれっ?おひさま、まだねてるね。」
「あっ、おひさまだんだんおきてきた!」
「いま、おひさま、おくすりぬってるじかんだね」
朝忙しく、眠く、つらい時間が、
一気に幸せニコニコ気分になったよ。
息子よ、ありがとー!
アトピーちゃんでラッキー!と思えた瞬間でした。

2004.1.18.
正月休みからアルバム整理を少しずつしている。
幼い娘が「ものすごく長い時間をかけ一生懸命ズボンをはき
ファスナーを上げようといている」と思って感動しながら
何枚も撮った写真がでてきた。
その目線の先には、常に新聞、絵本があることを発見。
あのころは全く気づかなかったけれど、ちゃあんと、
「学校に遅刻しそうだから急いで身支度しようとしたのに、
つい、机の上の新聞を読みふけってしまう」
「お友達が初めて家に来てくれて嬉しくてしょうがないのに、
ふと少年探偵団の本が目に入って、
お友達の存在ををすっかり忘れて本を読みふけってしまう」
今に繋がる姿が映っていて大笑い。
ズボンはくのに時間かかってたわけだわー。
アルバム上の娘、ようやく3歳になりました。

2004.1.21.
ラジオから「サラリーマン」ということばが聞こえた。
そのとたん、息子の目が輝いて、
さらりーまんていったに!
さらりーまん、おうちよりおおきい?
かいじゅうとどっちがつよい?」
日本を支えているからね、そうとうつよいよ。
ウルトラマンより強いかも?
「Gちゃん、さらりーまんなろっかなー」
今の世の中、なかなかサラリーマンになるのも大変よね…。
頑張って下さい、息子。まだ当分先だけど。

2004.1.24.
娘が想像(妄想?)の翼を広げて自分で受けている。
「光一くん(KinKi)の鼻や口や耳から、
白いのがもわもわーって出てきたりして〜、きゃははははー」
「えー?なに?なに?ねえねー、なにがでてくるの?」
娘がイメージしているスモークが息子にはわからない。
「あのね、白くてもわもわーってしたの」
「なに?どういうの?」
「だから、もわもわーってしたの」
「した?ああ、下。ゆかか、そっか」
自分の下にある床を見てつぶやく息子。
納得するなよー!
怖い、鼻や口や耳から床が伸びてくる光一くん…。
(そんな息子の今一番の悩みは、「Gちゃん(自分)が
じいちゃんになったら、おかあさんもおとうさんも
ねえねもばあちゃんもみんなしんでひとりぼっちになっちゃう」ことです)

2004.1.25.
娘がとっている朝日小学生新聞に
ばあちゃんがのめり込んでいる「氷川きよし」の写真入り記事があった。
「これ切ってばあちゃんにあげる。ばあちゃんの一生の宝だね、きっと。
ま、もうそんなに長くない一生だけど
今、すんごい事、さらっと言いましたよー、お嬢さん。

2004.1.26.
朝の登校時の「旗振り」なるもの、初体験。
この地域、横断歩道に人がいても滅多に車は
止まらない(怒!あ、私もあまり止まらないかも…)。
さすがに着膨れて存在感の増した旗振りおばさんが
黄色の旗をあげていると、ほとんどの車が止まってくれますねー。
さて、子ども達。これがほとんど挨拶しないのでびっくり。
恥ずかしいっつうのもあるんだろうけれど。
自分からしてくれた子は一人
こっちがにこやかに挨拶すれば、
3分の2くらいの子は返してくれたかな?
おばちゃんがニコニコして
「おはよー」「行ってらっしゃーい、気をつけてねー」と言っているのを
徹底無視するのも結構エネルギーがいるんじゃないだろうか。
でも、今は知らない人から親しげに声をかけられたら警戒しろ、
近づくな、距離を保て、
と教える時代。
こういうときだけ、とってつけたように挨拶なんてできないよね…。

2004.1.27.
実は、うちの子ども、あかちゃんの頃から神経難病疑惑があって
「白に近い灰色ゾーンだけれど、変化を観察していてください」と
言われていました。
本日、「これは違いますね、心配いらない物です」と
きっぱり言っていただけました。
この子の将来は病名がつこうがつかまいが、何らかわりはないわけで。
この子を大切に思う気持ちも、変わりないわけで。
でも、やっぱり、ホッとした。

2004.1.28.
テレビの歌番組。
大人が、まるっきり子どもだね、と話すのを聞いた下の子、
「えー、こどもじゃないじゃん。
おとなおとなおとなおとな……おとなこども。こどもはひとつだよ」
10代半ばから後半にかけてを、なかなかうまく表すことばだわ。
うつっていたのは新田江利さんソロデビューの頃の映像でした。

2004.2.3.
保育園の豆まき。
何日も前から、絶対に泣かない
怖くて泣いたり隠れたりする先生やお友達を守り、
豆ぶつけると張り切っていた。
どうだったかなー?
「おにきた!Gちゃんねえ、なかなかったに。
なみだでたけど

2004.2.4.
娘がとりくんでいたプリントを見た。
「大人」から連想することばをあげてみましょう、という問題。
書かれている答を見て大ショック!
( おに たばこ )
も、もうちょっといいイメージってないのお?
「しょうがないじゃん、それがうかんじゃったんだから」
じゃあ、「子ども」から連想するのは?と聞いてみた。
間髪入れず返ってきた答えはこれ↓
「あまのじゃく!」
すばらしすぎる3年生…(爆笑しました)
ちなみに私はたばこは吸いません、念のため。鬼は、まあ、ね…。

2004.2.17.
来室されているお子さん。
学校で取り組んでいる事が難しくて泣けてしまうから、
家でもやってと先生に言われたが、
どうしたらいいかわからない。
やろうとしても、嫌がってしまうから困るとのこと。
そりゃね、学校の先生がやって泣けるほど難しいことを、
家でお母さんが見るって、無理だよー。
でも、工夫次第でじゅうぶんできそうなことだったので、
ちょいちょいとわかりやすくする小道具を作って
早速やってみた。
ちょっとヒントを出すだけでよくできる。
目が生き生きする。
「わかる」って、うれしいよね!
「家でもやろうね」というお母さんのことばに、
「うん!」と弾んでこたえてくれました。
この仕事をしていて、幸せな私です。

2004.2.19.
「あのねえ、Gちゃん、だれとけっこんしたいか」
息子が問題を出す。内心、簡単よ〜と思いつつ、
保育園のお気に入りの女の子の名をいくつか言ってみる。
「ちがいます、ブッブー」。
あれ?じゃ、かあさん!(ふっふっふ、大当たりだな)
「ブッブー、残念でしたー」
あ、わかった、ねえねだ。
「はずれ〜。こたえは○○そうたくんでしたー」
今一番よく遊んでいる男の子のお友達でしたわ。
そうか、そうだったか。
ま、君が大人になる頃にはそういう結婚も
できる世の中になってるかもね。

2004.2.23.
保育園の帰り。
もう夜だねとつぶやいたら、
「まだだよ、だって、あお、あるもん」
本当だ、夕方が少し残ってるけど、だいぶ夜になったね。
「でも、ゆうがたも、がんばってるねー」
私もがんばるぞ!という気持ちになりました。

2004.2.24.
娘が、全校生徒の前で号令をかける役を仰せつかった。
本日は、その練習日。
緊張のあまり小さな声しか出せず、
「しまった!」と思ったそのとき、先生から
「Fさん、すばらしい!オッケー!!」
お友達からも
「よく聞こえた」「どうしたらそんな大きい声が聞こえるの?」
と言われびっくりしたそうだ。
試しに家でその声を再現してもらった。
「さんはい!!」
頭、割れそー…。
一番大きい声だとどんななの?
きっと家が壊れるからいやだ」。
それでも言ってもらったら、
息子は恐怖の表情を浮かべ固まり、夫は飛んでいった。
私は音が聞こえたその瞬間、耳を押さえて頭隠しました。
さすが、1年生の時に、大声コンテスト低学年の部で
最高を記録した輝かしい過去を持つ娘であります。
能力を生かす場に恵まれてよかったねー。

2004.2.25.
少し前から娘が学校で「話し合いゲーム」というのをやっている。
いわゆるディベートです。
最初のテーマは「給食がいいかお弁当がいいか」だった。
発言したら、拍手が起きたと鼻高々の娘。
なんて言ったの?(ドキドキ)
「お弁当のほうがお母さんの愛があるからいいって言ったから、
お母さんの愛がいっぱい入ったご飯は
家で朝も夜も食べられるんだから
お昼は家では食べられない給食がいいと思いますと言った」。
ホッ、よかった、家で言っていたあのことは言わなかったんだね。
「ああ、あれ?だってあれは一番初めに言ったもん」
ひょえー、言っちゃったんですね…
「だってお弁当だと、早起きしなくちゃいけなくて大変で、
お母さんがイライラ怒りっぽくなるから
給食の方がいいと思います」。
先生は笑っていらっしゃったそうだ。恥ずかしー。
でもお友達が何人かうなずいたって!
あーよかった←ってホッとしてていいのか?

2004.3.3.
まだまだ遊びたかったが我慢してお片づけをした息子。
ものすごく自慢げに、言った。
「Gちゃん、すごいでしょう。だって、もうすぐ
100さいになるんだもん」。
うわーん、そんなに生き急がないでくれえ。
ちなみに息子、身長があと一息で100センチ。

2004.3.4.
娘が珍しく自分の失敗にたいして、すぐに、素直に
「うわあ、ごめんなさい」と謝った。
おお、すぐに謝ってくれて嬉しいやあ、ありがと。
これから気をつけてね〜。
それを聞いた娘、
げっ、母さんが優しい。怖い母さんは怖いけど、
優しい母さんも怖いなあ
」。

娘が突然言った。
「今度の母さんの誕生日は、お料理を作ってあげたい」
おお、最高っす。めっちゃ嬉しいやあ、ありがと。
よろしくね〜。
それを聞いた娘、
「まっ、母さんがその間、どうするか予想がつくな。
ほとんど絶対、寝る」。

はははは…。

2004.3.6.
「母さんの子どもの頃って、どんな子だった?」と聞かれ
子どもの頃嫌なことがあっても心の中だけで言って、
表向きは「ふーん」と表情も変えない子だった、と言うと
「それっていい子じゃん」。
そうそう、いい子だったのよーん。
「へええええ、Fはできないな。
かわいそー、よかったそんなじゃなくって。
だってワーワーギャーギャーできた方が
自分が楽じゃん!
我が家の子育ては正しい…たぶん…

2004.3.21.
回転寿司屋にて。
隣の席から注文の声が聞こえた。
それを耳にした下の子、びっくり顔で
「えー、このおみせやさん、
おしっこまきあるの?」
上の子が懸命に
「ちがう、ちがうよ、お・し・ん・こ・ま・き」
「えええーーーー!!
おしう○こまきいい!?

2004.3.30〜4.1.
子ども達と、堂本光一くんを愛で(大阪)、
鹿に遊んでもらい(奈良)、
忍者の修行をする(甲賀)旅をして参りました。


堂本光一くんソロコンサート開始直前。
「まだ?こーいちくんどこいる?はやくあいたい」
コンサート始まり、
「ほんとのこーいちくんだ!」
「こーいちくんGちゃんとこ、きない、
Gちゃんとこきて〜(半泣き)」
「Gちゃんとこきてくれた!Gちゃんとこみたに!」
コンサートが終わって
「いやだあああ、Gちゃんかえらないいい、
ずっとこーいちくんとこいるううう、
もっとこーいちくんにあいたいいいい(大泣き)」
母の心の声をすべて代弁してくれる息子であった。

あのつぶらな瞳にだまされて
奈良の鹿を侮ってはいけない。
鹿せんべいにかける情熱は、
私が光一くんにかけるそれに負けないのであった。
そこらの葉っぱを「どーぞ」と与え続けた娘は
「いい加減鹿せんべいをもってこんかい!」と
キレた鹿に前足で蹴りを入れられ、
鹿せんべいを手にしたとたん、
ものすごい勢いで追いかけ回され、
周囲の大勢の大人を喜ばせていた。
私もせんべいを鹿に渡さずにいたら、
はよよこせーと頭づきされ、
服をかんでグイグイ引っ張られ、
正直、真剣に怖かったでございます。

忍者の修行は、石垣登り、塀越え、水ぐもなどなど、
同行のばあちゃん曰く「落ちたらどうするの?」
「こんなの怖くて見ていられない」「やらせなさんな!」。
本人がやるって言うことなら、たいていはやれるし、
失敗したって、最悪骨折で、死ぬわけじゃなし。
私が極端に恐がりでいろいろ挑戦できなくなった理由が
よーーーくわかったわ。

我が家の恐がりだけれど負けず嫌いなお子二人、
骨折もせず、震えながらも見事に数々の修行を終え、
免許皆伝の巻物をいただきました、2回も。
君たちは偉い!立派だ!
子ども達を尊敬しました。

コンサートは親子席。
鹿せんべいは子どもがいなければ買わない。
甲賀に至っては娘が「忍者の家に行ってみたい」と
言わなければ、絶対に行かなかっただろうな。
「子どもといっしょ」ならではの旅。
「楽しかった!全部面白かった」の大満足の声!
で終わるはずだったんだけど…。
ごちそうを食べ過ぎ、日々興奮しすぎ、
宿のほこりダニ攻撃にやられアトピー劇悪化で眠れず、
疲れ果てて新幹線に揺られた娘の
ゲボ(失礼)というおまけ付きでした。

2004.4.3.
結婚したいと思っていた仲良しのお友達は
「おち○ちん」がついているから
結婚できないと知った息子、
「おかあさんとけっこんするー」と言っていた。
よしよし!
ふと不安げな顔になり
「たいへん、Gちゃん、おかあさんと
けっこんできないかもしれない。
だってGちゃんがおにいちゃんになったら、
おかあさん、おばあちゃんになっちゃう
」。
大丈夫大丈夫、おばあちゃんになっても
結婚できるんだから、母さんは待ってるからね、
結婚しようね〜、と言ってやると、
「うん!」とにっこり。
「えー?G、ぜーったい
ばあちゃんになったお母さんとなんか、
結婚したくないに」
「母さんは、もうお父さんと結婚してるんだから、
Gとはできないんだよ」
うるさい、外野!!二人の愛を邪魔するな〜。
10年位するとこの子も髭生えちゃったりするのねえ…。

2004.4.19.
「にじぐみさん(年中クラス)」になって
とてつもなくお兄ちゃんになった気持ちが
充満しているらしい息子。
でも、朝母さんと別れがたく、泣きたい日はあるんだよね。
お迎えに行くと
「きょう、Gちゃんね、ばいばいしたあと、
ずっとしずかにないてただに〜。
もんとこの、おはなあるとこのよこにかくれて。
(でっかい植木鉢と柵の小さな隙間に
身を隠して泣いていたらしい)
そしたらせんせいが、
どうしたのってきてくれたもんでへやはいった」
先生のお話によると、皆が部屋へ入ってしまったのも知らず、
静かに静かに泣き続けていたらしい(先生も気づかなかったそうだ)。
去年は号泣していたのにね。
「だってはずかしいから。にじぐみさんだもんで。
Tくんもほしぐみさんときは、なきむしだったけど、
なきむしじゃなくなったに」
大きくなったね、頑張ってるね、
でも泣きたかったら泣いていいからね〜。
それよりにじぐみさんなのだから、おっ○い触るのをやめて欲しいんですケド…。

2004.4.21.
娘4年生、もう小学校も後半戦!
身長が、めでたくようやく今年から1年生の平均を超えた。
でも、やっぱり下校時知らないおばちゃんに言われたそうで。
「大きなランドセルで、がんばって歩いてるねえ。
えらいねえ〜。何年生?」
「私、4年生です」
「えっ?」
「あーもう、やだやだ絶対一年生と思われた」。
今年の担任は、今までに経験した事がないタイプの先生で、
試練の一年となりそうな娘、日々たくさんのやだやだと、
少しの頭痛と腹痛を抱えながら今日も無事登校。

2004.5.5.
地域のイベントに出かけたら、ミニコンサートをやっていた。
そのスペース、普段うちの子ども達が、上がって走り回ったり、
縁を平均台のようにして遊ぶところ。
通りがかったときはたまたま、自閉症の方が演奏中。
何の躊躇もなく、普段通りにそのステージに上がって
走ろうとした娘を「今コンサートしているから」と止める。
不満そうな顔、一瞬。
一番端の手すりふうのところを見て目を輝かせ、
滑り台をして大満足。弟も巻き込んで何度も何度も。
あまりに幸せそうな光景に、
通りがかったよそのお子さまもときどき参加。
よちよち歩きの可愛い女の子もすべろうと上に座って待っている。
しかし我が家の4年生娘の目には入らず、
無意識に肘でその子を押しのけて前に割り込む。
「小さな子が待ってるよ、ぶつからないように気をつけてあげて」
と言うと「あ!」と驚いて譲ってやっている。
ステージ上の方を「自閉症です」と紹介するのを聞いて
「どうしてわざわざ自閉症、自閉症って言うの?
そんなこと言うことがかえって差別じゃん」

などと咄嗟に考えられるすごい力を持つ娘。
すんごいギャップがまた君の魅力だよなあ。
自閉症の方のステージ最後は「世界に一つだけの歌」。
一緒に口ずさみながら、平均台にして遊ぶ縁を
ささっと歩いて行ったと思ったら、
いきなりジャーーーーンプ!!
あああ、雨が降ったからそこにはでっかい
池のような水たまりがあるでしょう…。
「もーともと とーくべつな おーんりーわーん♪」
いい歌よ〜(泣)

2004.5.12.
たとえ子どもの側に非があったとしても
心があまりにも痛むことばを先生が投げてくると
娘がしばらく悩んでいまして。
特に、弱っていそうなお友達や、
怒られても止められるわけではない行動だと思われる
お友達の事を思い、なんとかできないものかと。
昨日帰宅した娘の報告を聞いてびっくり!
「先生に○○っていうのはやめてって言えたよ。
ちゃあんと考えてね、先生の気分がよさそうなときにね、
○○って言っちゃいけないよねえ、って先生に話しかけたら
『そうだね』って。
だから先生も○○って言わないでほしいなって言えたよ」

ひょえー、すごいよ娘!
で、先生は何と?
「『あ、あ、そうだね、気をつける』って言ってくれたよ」
よかったねえ、がんばったねえ、
先生も勢いが余っちゃっただけかも知れないから、
少し立ち止まって考えて、これからは変わってくれるといいねえ。
エネルギー使ってくたびれたか、今日は熱を出して欠席。

2004.5.19.
今日の保育園のおやつは「チーズ入り蒸しパン」。
おお、今日はチーズと虫のはいったパンだ〜、
何の虫が入っているかな?と言ったら、
「ちがうでしょ!むしはいってない。
むしつくるからむしパンて、
まえにおかあさんいってたじゃん!」
むしで作ったらたくさん虫が入っちゃうでしょうが!
むしです、濁点つけたら全然違うんだってえ…。
ちなみに虫の入ったおいしーい蒸しパンの作り方はこちら

2004.5.21.
来てくれたばあちゃんに向かって下の子、
「ばあちゃんちはあめがいっぱいあって、
パパママ(父方祖父母のこと)んちはおかねがいっぱいあるね〜」。
飴があるほうがいいだろうと思って聞いてみたら
お金がいっぱいある方がいいそうだ。
賢くなったな。
大きな家なので、お金がいっぱいあることになっている、
子ども達のあこがれ、パパママ家。

2004.5.22.
「怒りのコントロール」というティーンエイジャー向けの本が
図書館にあり、容易に爆発してしまう娘に冗談で
「こんなん、読んだら〜?」と差し出した。
冗談だというのに、真剣に目を通して「これ借りる」。
何度も何度も読んで、返却日前日。
「ずっと借りたいけど、そんなことしたら変だからコピーして欲しい」。
そんなに手元に置いておきたい本なら買ってやるよ〜。
自分でも気にしていたんだ。
自分でもなんとかしたいと思っていたのに、
なんともできなくて持て余していたんだ。
ごめんねえ、そんな君の性質を、頭ではわかっているのに
いつも簡単に爆発している私。
←オマエが読めって!
怒りパワーを前向きなエネルギーにかえようね、母娘で。

2004.5.24.
小さな頃から数が大好きな下の子、
大きさや量を現すのに、数を使う。
数がわかりはじめた小さな頃は
「ぞうはどれくらい?3くらい?(このころは3がとてもでっかい、
あるいは多い事を代表)」。
その後わかる数が増えてくるのに従って、
彼のすごく大きい、あるいは多いの表現も
5になり10になり、今は100や、何故か113。
たとえば、「Gちゃん、113パーセント、だいすき」。
↑とてつもなくだーい好きの意
父親に、「ひとはいくつぐらいいるの」か、尋ね、教えてもらったあとで。
「65おくって、どれくらい?おかあさんしってる?かぞえれる?」
知ってるけど、かぞえたくないくらいいーっぱい。
「えーっ?じゃあ、99からかぞえていいよ」。
100まで数えられるようになっている彼。
99からなら簡単に数えられるだろうという優しさがうれしい!
でも99からでも数えたくないっす…。
そのあと、「じゃあ100からでもいいよ」と言われた。

2004.5.25.
学校で縄跳び中に転んで怪我をした娘。
優しいお友達が結構な傷を見て、
「大丈夫?」と何度も心配していってくれた。
「アトピー掻いて、ほら(と見せる)しょっちゅう傷だらけだから、
こんな傷なんかなーんともないわって言ってやった。
そしたら、かわいそうって。なあんにもかわいそうじゃない、
ふふ〜んだ、ンケケケケ(←一人で盛り上がって笑っている)」
今までの薬でかぶれるようになってしまい、
コントロール不能状態に陥り、皮膚がべろべろにむけて
浸出液じゅくじゅくの大惨状。
「きをつけ」のときに痛みのあまりゆっくりのばしていたら
先生に叱られた。そのときも
「まったく、こっちはアトピーで痛いんだよ、しょうがないなあ、
もう!って心で思ってエイってのばしてやったよ」
娘よ、たくましく育ってくれてありがとう。
からかうようなことをする子がほとんどいない学校でありがとう。


2004.5.31.
薬がきかなくなる、と話す大人のことばを耳にして下の子、
「えっ?おくすり、きくの?おみみあるの?
いやいや、この場合のきくって言うのはね、
薬の効き目がなくなって〜
「えーーっ?おめめもあるの?しかもおめめがきこえるの?

2004.6.9.
下の子が「新聞」を作った。
「いつもありがとう」「おかあさんぜんぶがだいすき」など、
愛あふれることばが、あっち向いたりこっち向いたりの
可愛い字で書かれている。
「もうおっぱいさわらない」という宣言も。
さて、その新聞を張り出して30分も経たないうちに、
胸のあたりに息子の手が。
あのー、新聞におっぱいさわらないって書いてあるんですけど??
「だって、これは、おちちだからいいの!!

2004.6.20.
今年も無事、何回目かの18歳の誕生日を迎えた私。
サバを読むにもほどがある↑
子ども達からの誕生日プレゼントは「ゆっくりお買い物する時間」。
その間に「骨付きチキン入りトマトピラフ」と
「卵なしレアーチーズケーキ」を作ってくれるとのこと。
ちょっと心配だったけれど、見ていたら絶対手出し口出ししたくなるので
夫に任せて出かけました。
帰宅するといい匂い。
お肉を焼くのは少し手伝ってもらったけれど、子ども達二人、
力を合わせて作ったピラフ。少し芯があるがおいしい!
さてさて次は期待のケーキ、白いケーキにスプレーチョコがきれい。
「お母さんおめでとう」と娘がチョコで書いてくれた。
おいしそー、いただきまーす!パクリ
… … …
息子曰く、「これケーキじゃないよ」。
ねえ、これ、お砂糖入れた?
「あ!一回目入れたけど、もしかしてこれは入れてないかも」
なんでも一度目作るのに時間がかかりすぎて
混ぜる前に寒天が固まってしまい、作り直したのだとか。
蜂蜜をたっぷりかけておいしくいただきました。
任せていってよかったわ。おかげで大笑いできたし。
みんなありがとー。素敵な誕生会でした。
(買い物はもうすぐやってくる息子の誕生祝いやら、娘の服やら。
結局子どもがらみのことしてるのねー)


2004.7.3.
ちょっと自分の服が見たくて、
子ども二人と一緒に近所の大手スーパーへ。
何度注意してもマネキンのおっぱ○やお○たを触り、
鼻の下を伸ばして、吊してある服の下に潜っていく4歳児♂
だけでもヒンシュクなのに、
弟そそのかして二人で店内を走り回る4年生♀。
あんた達を一人で連れて服を見ようなどという
私が間違っていたのよ!

また出直します。はあー…。

2004.7.4.
息子Gちゃん、5歳の誕生日を迎えることができました。
○○レンジャーものをテレビでは見ず、
たまにビデオの新着が終わってから借りてみているので
今頃アバレンジャーにはまっている。
で、プレゼントに
「アバレンジャーがてにつけてて、こえがきこえるかっこいいの」
が欲しいとのこと。
しめしめ、もう終わったシリーズだもの、
何処かで安くゲットできるわよ〜、と思った私が甘かった。
アバレンジャーダイノブレス、どこを探しても売り切れ。
結局ネットオークションでハラハラドキドキの末無事ゲット!
苦労して手に入れた甲斐があったわ〜。
大興奮の大喜び!
「うわ、すごっ!おおお!へえー」
「ねえね、Gちゃんにもかして!かしてってばあ!
え?ちょっとちょっと、なんでねえねが先に遊んで興奮してるのよ。
それにそういうときは「それはGちゃんのだから
かえして」と言いなさい!

2004.7.15.
息子が、スーパーヒーローカードを手にして、熱心に読んでいる。
「た・い・む・ろ・ぼ、う・る・と・ら・ま・ん・き・ん・ぐ、ちょ・ん・じ・ま・ん」
ほおー、チョンジマンねえ、冬ソナブームのこの頃は、
ヒーローもの名前も韓国風かあ。
「ふ・らっ・つぇ・ま・ん」
フラッツェマン?イタリア風?スペイン風?
カードをのぞいてみたら
ウルトラの父や仮面ライダーアギト達に囲まれて
「チェンジマン」や「フラッシュマン」がポーズを取っていましたわ。

2004.7.25.
息子Gが保育園の行事でいない土曜日。
しょっちゅう喧嘩しては
「Gちゃんなんか、だいっきらい!いない方がいい、どっかいっちゃえ」と
悪態をついて弟を泣かしている娘が食事中に言った。
「Gちゃんがいないと静か〜、へんなの、いないとつまんないなあ」
ホント静か、いつも何をそんなにしゃべってたかな?
その日あったこと、聞いたこと、考えたこと、
何でも詳しくしゃべりまくっていた娘と違って、
息子はしゃべらなくて、と思ってたのに
なんでいつもにぎやかだったんだろ。
さて、本日はいつものように息子もいる休日。
「おっぱ○〜ん」「おち○ちんくさい」「くさくさう○ちたべるう?」
あーにぎやかだ!おまえはクレヨンしんちゃんか!
下品ですいません。実は私、クレヨンしんちゃん大好きなんですけど(汗)
うるさい、ほんとにうるさい!でもやっぱGがいると幸せ。
図書館でテンション高くなってしまって、いくら注意しても聞かず、
知らないおじさんに「いいかげん静かにしないか!」とにらまれた
一瞬は、ちょっとその気持ちを忘れたとしてもね。


2004.7.27.
先日ステーキを焼いた。
なななんと、和牛のサーロインステーキだぜい!!
我が家では10年に1、2回あるかないかの超レアなメニュー。
(ちなみに私以外はウエルダンがお好みの、グルメでない我が家)。
息子が手紙をくれ、食後一段落してから見る。
「おかあさんへ きょうのこはん(ママ)ありがとね おいしいかったよ」
うおお、泣かせるね息子、ありがと!
あれ、でも君たしか、お肉ごっくんが苦手で、
焼き肉かと思うほど薄いサーロイン肉2枚を家族4人で分け合った、
そのごくごくちょっぴりの肉を残してませんでした?
あ!そういえば、この手紙書いていたのは、
肉をジュージュー焼いているときだった…。
(我が家では気配りの人Gと呼ばれている息子である)

2004.8.1.
子ども達が参加しているアート教室「クリエイティブサポートレッツ」の
サマーキャンプがあった。
夜、時折雨が降る森林公園を懐中電灯の明かりを便りに散歩。
「下が滑りやすいからお母さんと手をつないで歩きましょう」の注意も
ろくに聞かず、興奮して暗闇のなか一人で走りだした娘、
いきなりスッテンコロリン
公園とはいえ山道、甘く見るんじゃない!!
見かねて手の空いていた方が手をつないでくださり、
ボランティアの学生さんが傘を持って下さりと
お世話になりました。

2004.8.13.
今年は娘のアトピーの状態がとても悪く、養生をかねて式根島へ。
海につかるととても調子よくなるのです。
白く光る砂浜、エメラルドグリーンの水、色とりどりの魚、
青いクラゲがびっちり漂着したときは気持ち悪かったけれど、
波も穏やか、こんな近くにこんな素晴らしい海があったの?と感動でした。
さてさて波打ち際で遊んでいた娘と息子、
嫌がる息子に「こんなの持てないの?」となにやら強要している娘。
夫が見に行くと打ち上げられて息絶えたハコフグと思われる魚を
「こんなの作り物なのだから平気だよ!ほら、かちかちじゃん」
と娘が言っていた、らしい。
いや、それは本物だよと言ったとたん、驚いた娘は放り投げ、
息子はこわごわ触った、らしい。
わけわからんな〜君たち二人…。
私も触ってみたけど、本当に置物か?と思うほど固かった。
で、ハコフグは毒があるから素手で触っちゃいかんとあとで聞きましたわ。
死んでたからよかったのかな。
ちなみに娘のアトピー海につかるごとよくなり、
帰宅後、一晩で一気に元に戻りました(涙)


2004.8.18.
卓球の愛ちゃんがオリンピックで
ベスト16入りを果たした試合を見た息子G。
ポーッとした顔で
Gちゃん、あいちゃんといっしょにくらしたい
G、愛ちゃんに惚れちゃったの?
うん(はあと)
オイオイ、意味わかってる?

2004.8.21.
朝から愛ちゃんみたいになると、うちわをラケットにして、
紙を丸めたボールを打つ息子。
「ほんもののこれ(卓球ということばがなかなか覚えられない)やりたい、
Gちゃん金メダルとる」というので近くの卓球場へ連れていった。
卓球なのにホームラン連発すること1時間、
さあ、時間だから終わりだよと告げると
怒る怒る怒る怒る怒る!!
「これ、れんしゅうじゃん!ほんものっていったじゃん!
おきゃくさんぜんぜんいないじゃん!
いきなり、オリンピック会場でやる気だったらしい、
大物だろうか、こいつ。
ちなみに、出発前、高級な回転寿司が食べたいと駄々をこねるので
そんな金はない、卓球するならバーミヤンで食事、の提案を、
「じゃあ、卓球は大きくなったらする、だから寿司」と言った息子。
姉に「愛ちゃんはね、3歳から練習したんだよ、
それで金メダルだったんだよ。Gちゃんは5歳なんだから、
すぐに練習しなきゃ金メダルとれないよ!」と言われ、
速攻「バーミヤンにする」。
金メダル取りは本気だ!!
父さん、息子に買ってやると約束した卓球マガジン、
買うの忘れないでくださいな。
え?
廃刊になってる?
んじゃ、卓球王国、よろしく。

2004.9.3.
始業式の時に全校生徒の前で2学期の抱負を述べる、
という大役を仰せつかった娘。
「今までは字をいい加減に書いて汚かった。
あとで見ると自分でも読めない。今学期はきれいに字を書く」
という趣旨の発表をした。
立派にできたと先生よりお褒めのことば。
よく通る地声と、並はずれた読書量で鍛えた文章力は娘の財産だ。
その日の宿題は、2学期頑張りたいことを日記に書くこと。
娘は発表した趣旨のことを書けばよい。楽勝だ。
しかし、娘、そ、その字の汚さはどうしたことよ!!
自分が書いていることの意味、わかってる!?
と言いたかったが、ぐっとのみこんでそのまま持っていかせる。
先生よりお返事。
「いつも(←下線付き)、きれいにというのはむずかしいですね。
はじめての字は満足ですか?」
オホホホせんせ、好きです私、こういう返事。
しかし、娘はこの意味を理解したであろうか…。

2004.9.23.
大人の音楽教室の発表会が終わった。
今年は練習もろくにできてないし、発表会に出るのはやめよかな、
とつぶやいた私に、思いがけず娘から
「ええ?出て出て、絶対に出て欲しい」と言われ
(楽しみにしてくれていたのね〜)がんばって参加した。
演目は「勝手にシンドバッド」。
息子が「ららら〜」と「今何時」のところだけ、歌いたいと
やる気満々だったらマイクを用意していただけた。
いざ本番。
家で練習したときはノリノリだったのに、ああ…。
初めの一音が出たとたん、耳を塞いで立ちつくし、
途中一声歌ってみたけれど、ほぼ最後までこの姿勢のまま。
椅子を叩く音と本物のドラムの音では、あまりに違いすぎたわね。
終わってからショックのあまりシクシク泣く息子が不憫。
歌いたいって前に出て立てたんだもん、かっこいいよ〜と慰め、
お疲れさんのあめ玉をしゃぶらせ、
参加賞をこれはGちゃんががんばったから、Gちゃんの、
と手渡ししてもらったのがよかったか、帰り道は元気いっぱい。
そんなでなにがなんだかよくわからないうちに
終わってしまった自分の演奏。
まあいいや、夫にビデオ撮り頼んでおいたから帰ったら聴こう。
え?Gのようすにハラハラドキドキしてビデオ撮りすっかり忘れた?
がっくり…

2004.9.26.
父さんの誕生パーティー、娘が一人で作ったハンバーグに
息子が切ったプチトマトを添えていただく。
めちゃくちゃおいしい!
プレゼントは、父さんの大好きな野球をモチーフに
子ども達二人で作った手作りピンバッジ。
あと何回、こんなふうに父親の誕生日を祝ってくれるのかな?

2004.10.8.
アゲハチョウの幼虫が2匹やってきました。
子ども達が大きい方にFちゃん、小さい方にGちゃんと
自分たちの愛称と同じ名前を付けた。
さてその青虫のFちゃんの落ち着きのないこと。
むやみに虫かごの中を動きまくり、
自分の出したうんちやらおしっこやらに顔つっこんじゃったりして、
もう、なにやってるのお?
名前がFちゃんだから落ち着きがないってか?
などといっているうちに、さなぎになってました。
さなぎになる場所を探して動き回ってたんだあ。
さなぎになるときはこうやってむやみに動くんだあ。
その二日後、小さかったGちゃんも立派に大きくなり、
さなぎになりました。
あれ?そんなに動き回らなかったぜ。
少し、ウロウロしたけれど、汚物につっこむこともなく、
Fちゃんのお隣に仲良く並んでさなぎになってますぜ。
蝶の世界でも「名は体を表す」のねえ。

2004.10.9.
うちの子は二人とも立派なアトピー児。
風呂上がり、掻き壊しているところに綿棒でステロイドをつける。
その綿棒の先についた血液の量を見て
「やったー、Fのほうが多いね、勝ち、いっちばーん!」
「Gちゃん!Gちゃんの方がたくさんだよーだ、バーカ!」
きょうだいって、掻き傷の出血量でまで競争するのか?
せめて、少ない方が勝ちにしておくれ。

2004.10.11.
お祭りで、屋台の引き回しに参加しました。
今回、下の子は一度も「抱っこして」を言わずに歩き通した。
(お菓子はまだか、いつもらえるのかと文句を言って怒ってはいた)
上の子は休憩中も含め、終始屋台をひく綱から出ていかなかった!
(休憩時間に道路に寝ころんではいた、もうすぐ10歳♀)
この、毎年のお祭りは、あれこれ子どもの成長が見られて
我が家の大人達の密かな楽しみです。

2004.10.29.
お風呂の時、早々にパンツを脱いで丸出しで走り回る息子に、
ち○ち○は、ぎりぎりまでしまっとく!と強く言った。
ちょっとしてのーんびりした口調の息子の声、
「ぎりぎりまでしまったよ〜」
おぱんつをぎりぎりまでおろし
ち○ち○が見え隠れする息子がそこに…。
あのーそういう意味じゃないんですけど。

2004.11.15.
茶臼山高原へ行きました。
落ち葉の山で探検ごっこ。
冷たい風に吹かれながらの「だるまさんが転んだ」。
草を巣に見立てて卵から産まれるごっこ。
残飯をもらいに来る狸。
葉っぱをやっていると少しずつ集まって来る牛。
楽しかったね、またいこうねと話ながら
帰りに近所のスーパーでアイスを食べる。
そのあとで、修羅場が…。
スーパーの本売場へ行きたがる娘。
「本が見たい」「本見る」
だって、帰らなきゃ、明日は普通に学校も保育園も仕事もあるんだから。
「意地悪!いいじゃん、本見る」「もうだいっきらい!」
悪態をつき、すね、帰ると言っても、来ない。
ヨシヨシしてやろうとしたばあちゃんをふりほどき、
心配して呼びに行った弟を突き飛ばし、
傍若無人を極める娘。
あーあ、楽しかったのになんで最後はこうならんといかんの?
帰ってからもあまりに態度の悪い娘に
「一人の国で一人で好きなように暮らせ!」と切れてしまいました。
あーあ。

2004.11.16.
「重い〜コンダーラ、コンダラって何だ?」と
巨人の星を歌うたび思っていた父親の遺伝子を受け継いだらしい娘。
学校で「翼をください」2番を歌うたび、
「いま〜とんびとか〜メエ〜メエならば〜♪
トンビとか、メーメーとかってなんだ???」と疑問を抱いている。
(「いま富とか名誉ならば いらないけど 翼が欲しい」ですね)
堂本光一さんの「In Our Dreams」を
「強くて おにぎり しめ〜♪」(*)
固い固いおにぎりのイメージで歌う息子は
サザンオールスターズの「胸騒ぎの腰つき(勝手にシンドバッド)」を
最近まで「胸騒ぎ残し、月」だと信じていた、純情派の私の遺伝子ね。
(*)「強く手を握りしめ」です

2004.11.20.
学校で発表会があり、娘は代表で将来の夢を述べました。
「ユニバーサルデザインを考える人になりたいです、そのわけは…」
と大勢の前で堂々とした声で語る姿を見たら、
涙腺がアブナイアブナイ!
4歳くらいまでは、まとめて寝てくれなくてヘトヘトだった。
行方不明になってしまわないように、手首を握って歩いた。
普通の保育園では不適応で、園でしゃべらなくなってしまった。
次の保育園では楽しく過ごしたけれど、お友達とは遊ぼうとしなかった。
入学したら、身の回りのことが全然できず、
友達とのつき合い方も下手で、毎日のように先生から電話を頂いた…。
いろんな事を思い出して、それなのに、こんなに立派に成長してくれて、
背は学年一小さい娘ですが、大きく見えました。
イライラしっぱなしの不出来な母なのに、
まっすぐ大きくなってくれてありがとう。
娘の個性の強さを認めてかわいがり、育ててくださった多くの方々、
感謝感謝です。

2004.11.25.
しばらく前に娘が言っていた。
「大きい家に引っ越したい、でもお引っ越しすると
名字変わっちゃうからいやだ
なあ。だって、前に先生、
○○くんはお引っ越しして名字が変わりましたって言ってたもん」
確かに、保育園時代から今までに、
お引っ越しして名字が変わったお友達は一人二人ではない数だ。

2004.12月のあれこれ
下の子が今凝っている「呼び捨てにするとどうなるか」シリーズ
「Gちゃんを呼び捨てにすると『G』だね。」
「お母さんを呼び捨てにすると『おかあ』だね。」
「あかちゃんを呼び捨てにすると『あか』だね。」
「おっさんを呼び捨てにすると『おっ』だね。」って、おいおい…。

娘の学校であった本当に怖い話
その壱
「起立」。席を立つと、妙に周囲がざわつく。
「Fさん、うしろうしろ」の声に振り返ると
そこには、そこには、そこには、
リボンのついた「おパ○ツ」が!
プールの時期でもないのになぜ…?
その弐
朝、「予定帳忘れたから時間割教えて」という電話があったが
誰からかわからない。
「誰かな?Rの声に似てたけど。Nかなあ?」と
首をひねりながら娘登校。
そしたら、S君のお母さんより
「さっきは朝早くに電話しちゃってー。時間割ありがとね」
あー、S君だったのね。
娘帰宅。朝の電話、誰からだったか。「わかったよ、Rだった
えっえっえー?なんで?
「Rに聞いた。朝電話した?『ウン』
時間割、聞いた?『ウン』って言ったもん」
ちょっと待てえ!朝かかった電話は一本きりなのに、
電話かけて時間割聞いたという子が二人もいるのはなぜ…?

娘が誕生日プレゼントにクリスマスツリーを希望。
今まで家が狭いとかなんとか言って我慢させてきたけれど、
誕生日プレゼントとして欲しいというなら、買ってやるか。
どうせ買ってやるならええーいっと180pの買っちゃった。
たくさん飾りもつけて、見事なツリー。
お店やさんのディスプレーみたい!
ホントのこと言うと、180pのがなぜか一番安かったのよ〜。
私も買ってもらえなかったクリスマスツリー。
あこがれのクリスマスツリー。
電飾チカチカつけて、私が一番喜んでるかも。

そういえば昨年は下の子はトナカイのことを
「トナカリ」と言っていて可愛かったなあ。
今年は「トナカイ」になっちゃったけど、
まだまだ「いぬばあさんデザイン」とか言ってくれる。
犬婆さんがデザイン?犬婆さんをデザイン?
犬婆さんのためのデザイン?想像力を刺激するいいことばだわ。
(ホントはユニバーサルデザインのことでございます)
そして、今日は大晦日。
ゴヤのかねきく」と頑張って起きている下の子。
「ゴーーーーン」と「除夜の鐘」が頭の中で合体してしまったらしい。