今までのブツブツ


2001.10.31.
先日、めずらしく娘が自発的に時計を見て身支度をはじめました。
「とうさん、Fが時計見てるよ、すごいねー」。
それを聞いた下の子、「かあしゃん、Gちゃん、とけい、みてりゅー」。
誉めてもらいたくて懸命に時計を見つめている息子がいました。
爆笑!「いい子だいい子だ」とチュッチュしちゃいました。
よく似たこと、ありませんか?言葉の意味って、奥が深くて、難しいですね。

2002.1.16.
初めて年末を海外で過ごしました。
そのため、大掃除は全くできませんでした。
そうだ、これから毎年、年末は家を離れよう!
一生大掃除せずに過ごせる・・・。

ハウスダストの血液検査値が振り切れているアトピー児の存在する我が家。
こんな母でいいのか!?
いいにしてー!

2002.1.29.
娘が2歳の頃、よく指人形を畳の縁に1列に並べて遊んでいました。
最近、そのころのことを思い出し、
「遠足に行くとこやってたんだ。1列に並んで歩道を歩いてた。
だけどねー、歩道とか車道とか言い方知らないじゃん。
だから、車の道と、歩く道って。
1列っていうのも知らなかったから、線に並ぶって考えてたんだー。
あははー、へーんなのお、線に並ぶーだって!」
黙々と並べている間、まだ少なかった語彙を駆使して
そんなにいろいろ考えてたのね。
それにしても娘の、見事な記憶力。
3歳頃まではお腹の中にいた頃のこともよく語っていたっけ。
こんな調子で私が怒鳴りまくったりしたことも覚えているのかと思うと
恐ろしい・・・。
(父さんと母さんが夫婦喧嘩してるところが、
いっぱい頭のビデオにとっておいてあると言われたことも。はあーーー)

2002.2.15.
「ねえねのかあさん」「Gちゃんのかあさん」
「ねえねのかあさん!」「いや、ちわう、Gちゃんのかあさん!」
「ねえねのかあさんでしょ!!!」「Gちゃんのかあさん〜(涙声)」
いつもなら、イライラして怒鳴りたくなるでっかい声のきょうだいげんか。
でも、これならねー、いいわよー、どんどんやってちょうだい。
にやける母でした。

2002.3.3.
「かあさん、なにやってるの?」
「顔、そってるんだよー」
(不安そうな目で見上げながら)
「かあさん、おかお、とらないでえ」
おたふく、風邪、インフルエンザとお休み続き。
でもこういうの聞くと、たまった疲れの
3分の一ぐらいは吹き飛ぶわー。
うーん、5分の一くらいかなー?

2002.3.18.
「学校の近くにねえ、つくしがあったから、とってきた。
ねえ、お料理して!春の味だよ。」
大事そうに差し出されたつくし三本・・・。
しかも一本は傷んでいる・・・。
「つくしはね、はかまとりが大変だからね、
はかまとってくれたらお料理してあげよう。」
弟と無事はかまとりを終えたので、料理してやりました。
家族四人で二本のつくし。
ご飯の上に、子どもはつくしの頭一本、大人は茎を一本のせて。
ありがたく春の味をいただきました。

2002.4.9.
「頭の上に1トンがのってた」
苦手な人に会わなくてはならなかったときの心境を現した
娘の言葉。
うまい!!と思いつつも、私はどれくらい?と
不安になる母でした。

2002.4.25.
娘がひらがなが読めるようになったばかりの頃
「あなたの車高く買います」という看板をみて、
「ウオー。あなたのくいますだってー!」
その看板のすぐ横でぱっくりとアーチが大きな口を開け、中には車が何台も。
「うわあ、食われてる、車が食われてる!」
それからその看板の前で車が信号待ちするたび、
「母さん、大変、この車も食われちゃうよ、早く動いて、動いてー!」
今日、下の息子を保育園に送る車の中、
「かあさん、みてごらん、しゅごいよー」と指さす先で、
「あなたの車高く買います」が、取り壊されていました。
下の子が同じようにひらがなだけ読んで大騒ぎするのはいつだろう、
そして上の子のように、全部読めるようになって、「なあんだ」と思うのはいつだろう、
思いの外楽しみにしていた自分に気がつきました。

2002.4.29.
体調すぐれず、横になっていたら、
下の子が次々紙を四角く切ってたたんで、頭のところにおいていく。
冷えピタのつもりらしい。
上の子は紙細工に「母さんの病気が早く治りますように」と書いて、
ベランダへおいてくれる。おまじないだそうだ。
「無償の愛」は、親である自分が与えるよりはるかに、
子ども達から与えられているのだ。
ありがたくて、「かあさん、ぼーき、なおった?」の問いかけに、
「ありがと、ちょっと良くなった」と無理して笑顔を作る。
そして、数分後、横になっている私の体の上で、
転げ回ったり、ジャンプしたりする怪獣2匹。
やっぱ、「私天使、あなた悪魔」が正しい!!

2002.5.6.
下の子は、少し、ことばを身につけるのが苦手です。
何回教えても、いすのことを「ちゅくえ」と言います。
まあ、いすと机は親戚みたいなものですから。
この連休中、うちの近くの「のんほいパーク」というところへ行きました。
行く前から何度も、「のんほいパーク」と真似していっていたのですが、
「ねえ、どこいく?」と行きの車中で聞くので、「どこ行くだっけ?」と聞くと
熟考の末、「ハンバーグ!」。
ま、これも、音が似ていますね。
先日、買い物に行き、食べたいものを一つ買ってあげる、何がいい?と尋ねると、
「こいのぼい!」
うーん、鯉のぼりは美味しく調理する自信がちょっとないよ・・・。
で、あれこれ聞いてみたら、彼が言っていたのは、「パイナップル」のことでした。
言語聴覚士のハハですが、これだけ違うとなかなか理解してあげられませんでした。

2002.5.23.
思いがけず手術をすることになった。
手術前日の面会帰り、車中、下の子は「かーさんだっこしてー」と大泣きし続け、
上の子は泣くのをこらえ、しゃくり上げながら弟の頭をなで続けたと聞いた。
「万が一」を考えれば子ども達にはもう会えないかも・・・。
怒ってばかりいないで、
もっともっとぎゅーーっと、たくさん抱っこしてあげれば良かった。
ひそかに枕をぬらす私。
そして、術後初めての面会。
ぎゅっと抱っこは出来ないけど、いい子いい子いっぱいしてあげよう・・・。
心あつくして待つ。
しか〜〜〜し
下の子は、ベッドの操作ボタンやら、ナースコールやらに夢中。
上の子は待合室の漫画(成人男性向、ああ!)に夢中。
まったくもう!!
で、帰るときはやっぱり、大泣きとべそかきでした。

2002.5.25.
娘がともだちに私の手術のことを聞かれたそうで。
娘:「右と左に赤ちゃんの元の卵が入ってるんだよ」
友人:「それじゃ、ふたごじゃん」
娘:「中に、たーーーーくさん卵が入ってるんだよ」
友人:「それじゃ、たーーーーくさん、赤ちゃん生まれちゃうじゃん」
娘:「違うの、その中のほんの少しだけが赤ちゃんになれるの。
ったくもう、魚じゃないんだからさ!
ぷぷぷぷっ、いたたたっ、開腹手術後の母を笑わせるんじゃありません!

2002.7.1.
下の子は、「やりとり」の言葉が苦手。
仕事へいく父親に向かって、今日も明るく、「いってきまーす!」
毎日、毎日、「いってらっしゃいだよ」と練習してるんですけどねえ。
昨年の誕生日前から、年齢を言う練習をしていました。
「何歳?」「なんしゃーい!」
「何歳?2歳」「にしゃーい!」
というやりとりを続けること数ヶ月、
無事「何歳?」「2しゃーい!」できるようになったのに・・・。
無情にも日々は過ぎ、もうすぐ新しい誕生日を迎えてしまいます。
「Gちゃん、お誕生日来たら、3歳だね」「何歳になるの?、3歳になるよ、3歳」
しばらく前から3歳洗脳作戦にでたにもかかわらず、早めの誕生パーティーの席で、
「何歳になりましたか?」(自信たっぷりに)「2さーーい!」
そうだよねえ、苦労して覚えたんだもんねえ、「何歳」とくれば「2さい」で、正解だったじゃんねえ。
何日くらいで「3さい」に切り替えられるかなあ?

2002.7.22.
娘の個人懇談。
一年生の時は「女の子でこれだけのお子さんはちょっと知りません」と言われたほど、
よく言えば「個性的」な子ども。
(朝脱いで床に捨てたレインコート、黙っていると帰りまでそのままとか。
相手のこと考えずに思いついたことを言いたい放題言ってしまうとか。
AD/HD診断基準に当てはまるタイプ。)
ところが今年は、
「自分をしっかり持っている」「目標を持って投げ出すことなく努力を続けられる」
「お友達を思いやる心も育っている」「楽しいお子さん」。
誉めてくれることくれること!
きっと、本人も成長したんだなー。
と思ったら、最後の方でにこやかに一言、
「落とし物、忘れ物についてはなあんにも変わってませんけど」。
あああ、やっぱり!
手が掛かって大変なところにはほとんど触れず、
「ともだちなんていらない」と言っていた娘が、ともだちの輪に入って遊び、
「楽しかった!」とつぶやいたと、喜び感激して報告して下さる先生。
頭が下がります。
いいとこ発見器を持っている先生のおかげで、学校が楽しい娘です。

2002.7.29.
車で行けば20分のところへ、各種交通機関を使ってお出かけ。
JRに乗り、「赤電」に乗り、小さな「赤バス」に乗り、子ども達は大喜び。
帰りの電車から降り立つと、下の子が暗くなったあたりをみて目を丸くし
「きょう、よるだったねー、きょうねー。」
時間がかかって遅くなったけれど、暑くてくたびれたけれど、
電車で行ってよかった!

2002.8.3.
踏切で車が止まった。
「あ、ちゅみきり!あ、あかでん!」
列車が通過し車が走り出す。
でんしゃ、いたくてよかったねー。」
「いなくて」の反対は「いたくて」。なるほど。

2002.8.4.
海へ行き、帰宅.
お昼寝後「Gちゃん、今日どこ行っただっけ?」と聞くと、
「おうち。」
「きっとGは、お昼寝すると、昨日のことになっちゃうんだね」と話していると
上の子曰く「今日の間にお昼寝があってね、
今日の上半身は今日じゃないみたいになっちゃうんだ、きっと。」
じゃあ午後は、「今日の下半身」?
ちょっと危ない・・・。

2002.8.9.
ウギでお会いしているお子さんと、絵を見てお話をしましょうというのをやった。
このところお休みしていたこともあって、久しぶりだ。
以前は、「プール、ばしゃばしゃやってます」「お母さん、ごはん、やってます」
みたいなだったのに、
「プール、がんばります」「おかあさん、がんばります」「僕、滑り台、がんばります」
見事に「がんばります」で統一された述部。
この数カ月の変化と言えば、中学生になったということ。
大変なんだなあ、中学生…。

2002.8.14.
若き頃観た芝居の話をしていたら、どんな芝居か教えてと娘が言う。
「キュルキュル言いながら牛乳が飛んでくるとか、
でっかい蜘蛛の巣にでっかいレモンがひっかかってるとか、
リヤカーひいて、ナースビイとか言ってるとか、
ああって言いながらお酒飲んでおっぱい出してるとか」。
何だそれ、訳わからんと叫ぶので、
「そりゃあ、芝居っちゅうは訳わからんもんだ」と言ってやった。
娘、大喜び。いつもは不平不満ばかりなのに、
「うわあ、面白い!よかったあ、このうちに生まれてよかったあ!
不真面目な親でよかった!
私、まじめなんですけど。

2002.8.16.
上の娘、低身長とアレルギーの検査のため採血。
いやがってじっとしていないので、
4人の大人に取り囲まれて、なんとか無事終了。
取り囲んだ方々が、「うわあ、今の大人の発言!」「わらえる〜」。
もどってきた娘に、いったい何をしゃべってたの?と聞くと、
「あ〜あ〜、掻いてもいないのにこんな血が出ちゃって。
痛いし、傷は増えるし、一石二短だよ、まったく」
と言ってやったんだそうな。
小学二年生、そこまで言える頭があるなら、
採血ぐらいすんなりできるようにならんかい!!

2002.9.7.
下の息子に怒る。
息子、しばらく泣いてから「だっこしてー」。
こちらも落ち着き、「よしよし」と抱っこ。
その幸福もつかの間、またわがまま放題言うので、
怒り狂う母にもどる。すると、
「せっかくだっこしたのに」「せっかくだっこしたのに」
「せっかくだっこしたのに」「せっかくだっこしたのに」
「せっかくだっこしたのに」……エンドレスの泣き叫び。
どうやら、「抱っこ=母を優しくできるスイッチ」という認識だったらしい。
スイッチ入れたのに、なんで怒るんだあ!と、怒りの息子でした。
スイッチ入れたって、だめなことすりゃ、リセットされるんだよ!

2002.9.22.
友人宅庭で、子ども達を連れてバーベキューの日。
出がけに、雨に気づく。さあ大変!!!
「いやだいやだ、いいことなんか何にもない、雨じゃいやだ!!
泣いて叫んでかばん振り回して蹴りを入れて、延々と大騒ぎ、大暴れ。
下の子じゃないですよ、2年生の上の子が。
中止じゃないですよ、雨でも室内で焼き肉するし、子ども達は遊べるし。
「口を閉じます」「深呼吸をします」「今日する楽しいこと考えます」
言い聞かせ続けること数十分、ようやく出発できました。ハアハア…。
思いっきり楽しく過ごして、帰りの車中、
「ああ、行って良かった!母さん、行けるようにしてくれてありがとね」
「あ、それから、Fが泣いたこと、内緒にしてくれてありがとう」
グエ!
子ども達が別室で遊ぶ間、出がけの騒動について愚痴り倒していた私。
ああ、心が痛みます。
ごめん、娘。おまけにここにも書いてしまった。

2002.9.23. 
しかられても屁理屈ばかり言う娘。
爆発した父親が「ちゃんと謝れ!」。
すかさず「とーさんだって、夫婦喧嘩の時、悪いことでも謝らないじゃん」
おおおおー、いいこと言うなあ、拍手喝采!
って、喜んでる場合じゃないっすね、
子どもにこんなこと言われる夫婦って、シクシク…。

2002.10.1.
保育園へ行く途中、工場を取り壊していました。
「おかーさん、みてみて、こわしてるよ」。
あ、ほんとだ、壊しちゃってるねえ、と言うと、
「いいんだヨ、もう、こわれてるんだから。
あんぱんまんのおうち、できるのかな〜♪」。
過去にいつまでもとらわれる私、未来志向の子どもがうらやましい…。
夏休みの水着のあとがそのままくっきりのン十代と、
もう水着あとは見えない3歳児だもんね。
細胞が違うんだから、しかたないか。

2002.10.5.
「ピア、やる。ねえ、ピア、つけて」。
最近下の子のブームは、「ピア」の即興演奏。
山下洋輔も真っ青な、名演奏。
息子よ、「ピア」と信じているそれは、ピアノですらなく、
本当はふたむかし以上も前の「カシオトーン」だよ。

2002.10.12.
このところ、上の子が、服をかむ。
今までは、指や爪が多かった。それは、許せる、
私もいまだにかむときあるし(爆)。
でも、毎日Tシャツに穴開けてくるのは、いささか困る。
で、娘に、選んでもらいました。
「かんでもいいようによどかけみたいの服につけるのと、
服はかまないで、指や爪にするのとどっちにする?」
「よどかけはやだ、もうかまない!絶対!
彼女の言う「絶対」と「最悪」ほど安売りされるものはない。
今、我が家には、約束表が張り出されています。
「26日までに、3回かんだら、よどかけにします」
「3回かまずにいられたら、母が次の日1日、
やさしい声ですごします(おこるときも)」。
もちろん母がこれを守れなかった場合の罰則もついてます。
守られないのは困るが、守られるのも怖いよ〜。
すでに一つ×がついている約束表。さてさて、結果は?
(娘のお知り合いの方へ…ここに書かれていることは娘には言わないでくださいね〜)

2002.10.27.
前回の娘の約束表、×2つで期限を迎えることが出来ました。
というわけで、昨日はご褒美デー。母さんが「やさしい声」で、一日過ごす日。
ほぼ全日外出する、きょうだい喧嘩に声を荒立てたときは
下の子へ向けていったことにする(ごめんよ、Gくん)という方法で、
なんとか一日過ぎ、あとはシャワーを浴びて寝るだけだ、ほっ…。
しかーし、なんとここで、トゲ刺さり事件勃発!!
ほっとけと言うのに、「ぬいて、ぬいて!」。
とげを抜くのは大好きな私、でも、暴れる人のは抜けません。
「抜いて」と言いながら、抜こうとすると「いやだー」と暴れるを繰り返し、
今度暴れたら抜きません、と言ってもやっぱり大暴れ。
普段なら、怒鳴りまくるのがパターンですが、
昨日は「もう抜きません」と宣言して終わりにしました。
おさまらない娘は泣き叫びながら暴言をはき続け、
蹴りを入れる、椅子を倒すの大暴れ…。
爆発しそうになるのを、深呼吸をし、小声で夫に愚痴り、
最後はとっておきの「kinki kids」のビデオをつけて、
気持ちをビデオのかっこいい光一くんに集中。
蹴る娘から逃げながら、ビデオと一緒に歌って、踊って、見とれて…
そうこうするうち最初はビデオにケチをつけていた娘も、静かになりました。
光一くんのかっこよさには娘もまいったのでしょう。
無事、私も約束を守れました、偉いぞ私!ありがとう光ちゃん!
もし娘がビデオを止めるという行動に出ていたら、修羅場になったに違いない。

2002.11.5.
下の子を保育園へ送る車中、「安全地帯」のテープをかけてみた。
いつも「しまじろう」や童謡のテープばかり。たまには違うのもいいかな?
「これかっこいいの、こういちくん?」と息子。
いや、これは安全地帯の玉置浩二、と言うと、
「なに?かまきり?」
あはは、カマキリと「たまき」と似てるねえ!
「カマキリこうじ、だね」
♪〜♪〜♪〜♪ ♪〜♪〜♪〜♪
♪〜♪〜♪〜♪ ♪〜♪〜♪〜♪
「おかあさん、これだれ?あ、バッタこうじだったねー。」
そんなきみが大好きだよ。
このあとすぐ、しまじろうにかえさせられました(泣)。

2002.11.9.
きょうだいの会話
その一 しりとり編
「ねえね、しりとりしよー」
「いいよ」
「じゃあ、Gちゃんからね。ら・い・よ・ん!」

「はい〜終わりい、やった、ねえねの勝ちー」
その二 クイズ編
「Gちゃん、クイズ出して」
「いいよ〜、きりんがだいすきのー、はっぱ、ごはんはなーんだ」
「はっぱ!」
「ピンポーン、じゃあ、つぎねー。
えっと、わにと、らいよんが、たべれないおもちゃの、なーんだ」

「おもちゃ!」
「ピンポーン」
「やったーやったー」
こんなんで喜べる二年生って、
えらい。

2002.11.11.
よちよち歩きの頃からのおつきあいになる中学生の女の子。
お金の勉強をしている。
目の前に並んだお札や硬貨、全部でいくら?
「○千○百○十」と順調にきて、一円のところで止まってしまった。
ブツブツつぶやきながら考える、真剣な顔。
力のある眼。
その横顔の美しさに見とれてしまいました。
長考の末「○千○百○十○一円!」。
最後の一の位は一を言わないのが決まりなので、
結果は誤りだったけれど、理屈にはちゃんと合っている。
自分なりの答えを導き出せた瞬間、
さっきまでのきびしい顔とはうって変わって、
幼い頃の、お人形のようなかわいらしさの面影が残る、
いい笑顔でした。

2002.11.27.
「おかあさん、これなに?」
くじらだよ
「くじら?ふ〜ん、くじらか」
下の子と絵本の表紙の絵を見てこの会話を繰り返すこと10回近く。
3分ほど間をおいて、
「おかあさん、これなに?」
なんだったっけ?
「えっとえっとねえ、いるか!ちがった、えっとー、いじら
じゃないねえ、うーんと、あっ、うりかか。
あれ?ちがうちがう、えっとーえっとー、あっそうだ、
うみ!!
あーほんとに、この子がいてくれると、和みますわー。

2002.12.3.
「明るく毎日を送るにはどうすればいいか、家の人と
話し合いましょう」という学校の宿題。
子どもからは「父さんが家にいる、おでこが光るから明るくなる。
それから子どもの前で夫婦喧嘩しない」。
大変良い意見、でもこれを提出はちょっとねえ。
我が家が一番すさむのは?ー娘と私がヒステリックに喧嘩するとき。
どうしたら良くなるか?子どもから「やさしく話す」という提案。
すばらしい意見だがこれだけじゃたぶん守れない。
具体的にどうするか?
下の子がよく使う「○○と思うんでしゅけどー」を真似してはという意見が
いるだけで我が家を明るくする人から出され、やってみることに。
「いつまでかかってるの!ほかごとしないでさっさと宿題やりなさい!」
と言いたくなるところで、「もうすぐご飯だから、
他ごとしないで宿題やっちゃった方がいいと思うんでしゅけどー」。
いやあ、いいですよーこれ。
子どもにヒステリックに言わないとか、責める口調で言わないとか、
穏やかに話すとかできないでお悩みの皆さん、
お試しください、「と思うんでしゅけどー」作戦。
ちなみにこれを試して二日が過ぎた我が家、
昨晩、上の子が下の子の首にリボンを巻き付けるという事件発生。
穏やかにいけないと話す母の努力も無視して、
「ふん、なに?ブー(唾とばし)、けち」と娘が悪態をつきまくったため、
作戦遂行ならず、大爆発。
娘と同レベルで悪態つきながら別室へ引きずっていき
「落ち着くまで入ってなさい!」という、鬼婆と化してしまいました…。

2002.12.9.
娘の誕生日。
プレゼントは、欲しがっていた小さなペット型のおもちゃと、
おまけの箸箱、手袋、たくさんのピンどめ。
やたらになくしたり忘れたりしてくるので、プレゼントする物には事欠かない。
名前もちゃんと書いてあるのに、いったいどこへ行ってしまうのか??
昨年は、高級なかわいい手袋だったのに、一週間持たなかった。
今年の手袋もわずか3日ほどで、一つになってしまった。
片方手袋で、毎日通っていた娘、プレゼントに大喜び。
手袋をほほに当て、ピン留めを指先でいじり回しながら、
「おかあさあん、ありがとう!!おかあさんて、やさしいねー。」
そうよー、やさしいのよー、みんな、100円だからね、
もうなくしても、「○○円もしたのに」って言わないからねー。
注意障害の強い味方、100円ショップの巻でした。

2002.12.12.
娘の個人懇談があった。
「今、席が近くなんで、楽しくって!面白い子ですよねー。」
「お友達の中へ積極的に入っていけるようになりました。」
「主張するだけでなく、折れることもできる場面が出てきましたよ。」
終始にこやかに語ってくださいます。本当にありがたいことです。
「かきとりお休み券(しっかり宿題をやったりしたら、ご褒美として、
次の宿題の書取を免除される券)のことを、おじいちゃんが、
『そんなもん先生が丸つけ面倒だから出しとるんだわ』って
言ってたとか教えてくれるんですよお。」
ひ〜〜〜ん、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、先生。
娘の、相手や場をわきまえない発言は、じいちゃん譲りだっ!

2002.12.20.
「○○ちゃん、いっしょにあそぼ」
「あそべないよ」
「ねえー、いっしょにあそんでえ」
「いまいそがしいから」
「えー、やだやだ、いっしょにあそんでー」
「いま、ほんみてるから」
(足をばたつかせながら)
「○○ちゃんのケチ!!きらいー、やだー、ばかー」

遊んでほしいのは8才、遊べないのは3才です、ちなみに。
笑いをこらえての、楽しい夕食作りをさせてもらえました。