いきなりエスクードの小部屋

ここで普段の足にしているエスクードTL52について紹介します。


(ランクルファンの皆様、すみませんエスクードになってしまいました。)

まず、車歴から・・・

私の車の歴史はやっと手にした免許から始まる。当初はスバルレオーネ4WDバン。これには5年乗った。ほしくてほしくてやっと買った車だった。この車で冬の長野県小谷村周辺や、八ヶ岳のあたりによく行ったものだった。子供ができて、この車は女房の運転する子供送迎車になった。冬でも、スパイクタイヤに4wDで運転嫌いの女房でも比較的安心して運転できたものだった。しかし、ラジエターをうっかり壊してしまったあたりから、不調になりついにジムニーの中古を購入することになった。2ストのジムニーには、車の本当のつきあい方を教えてもらった。それは、乗用車にはできない。どこをどう調整すれば、どう走れるのか。構造の単純な四駆でなければできない話である。まず、エンジン。足回り。とくにサスペンション、それからボディ。針と糸で車の修理ができるなんてジムニー幌タイプでないとできない。高いアイポイント。これは、人間が立っている時の視点と同じでなければならない。最低地上高、それぞれの接地面からのアングルなどなど、大変勉強になった。この車でスピードの恐怖を味わった(スピードのでない方で)が、反面、ラグタイヤ(通称下駄山)で多少の雪や泥でも行けてしまう快感も味わった。
 ある日、
「ランクルを買ってくれ。」
という友人の頼みを聞いて、ジムニーは雪の降る田舎に住む弟に譲り、名車ランクル40を友人の足下を見て購入。それからが、ランクルフアンとなった。そのランクルは41から44と乗り継ぎ十数年の長きにわたって乗ることになった。その良さは、違うページにゆずるとして、排ガス規制という「錦の御旗」の元、ランクルをあきらめざるを得なくなり、しかし、四駆の便利さすごさを知ってしまったばかりに時期FXもオフ系四駆にしようと考えたのである。

ではなぜエスクードになってしまったのか?

ランクルを一生乗ろうと決めていたのに乗れなくなってしましました。次期FXは70とも思っていました。70もディーゼルなので乗れない。エスクードはデビュー当時は都会型四駆と言われていた。しかし・・・

それは2002年の夏の事

新たなFX選び
よく、新車の紹介などで「四駆らしい武骨さを感じさせない四駆」「乗用車ライクな四駆」なんて事を書いてある雑誌がるが、いまどき「質実剛健で武骨な四駆」なんてどこにあんのって感じ。
み〜んな乗用車とどこが違うのって四駆ばっかりだ。

はり、四駆である以上、オフはしっかり走ってもらわないと、という思いはあった。それは、趣味の野外徘徊にでかけた際、高価な車を置き去りにはできないからである。じっさい、天候の急変で泣く泣く車を置き去りにせざるを得なかった事はある。もし、それ相応の能力が車に備わっていれば防げた事態だ。スポーツカーが高出力なのはゆとりなんだそうだ。ならば、四駆の能力もゆとりがほしいものである。
しかし・・・
はっきり言ってオフ系四駆は絶滅してしまったと断定できる

そこで一応

候補1 サーフとプラドもうモデルチエンジ前なのでやすく売ってくれそうでしたが、近所のディーラーでは後残り5台と言われて迷いました。だって値段と燃費が・・・。

候補2 X-トレイル うーん、よさそうだ。カタログもらっておこう

候補3 パジェロイオ 前から良さげだなーと思っていました。これもカタログもらっておこう。

候補4 エスクード おーおー今だにラダーフレームか、いいなーカタログもらってこよう。

で候補2 3 4に絞り込みました。
ランクルに乗ってたのになんでランクル100とかサファリとか候補にあがんないの?と思われるかもしれない。車幅が2mあって重さが3トンもある車が自然条件の厳しい中で走れる訳がない。重さと幅はそれだけでハンディだ。砂漠だけを走るのならいいかもしれないが、この日本で四駆が必要とされる自然条件は狭く、急であり、また雪道などでは、道の両脇がすぐに壁となって普段通れる道でも、とても狭くなってってしまう。スタックしたら、助けられるか。とんでもない大金をはたいて買って、雪道や林道でつっかえたらどうすんの。ばかじゃん

で・・・・・

さらに絞り込み。Xートレイル 没。なぜかって? 後ろにスペアタイヤない。あれって結構やくに立つ。もし、亀の子状態でタイヤを替えなければならない事態になったら、どうするんだ。

最終絞り込みパジェロイオとエスクード。仕事帰りに早速ディーラーへ。よし、いつも通る道にスズキのお店があったなー。ちょっとよってみよう。SUZUKIのお店らしく、営業の方もSUZUKIさん。でも、なーんかちっとも売る気力を感じないなー

ついでに、いつもジムニーを飾ってある国道沿いのスズキアリーナ店を眺めてみようっと。営業のお兄さんがでてきた。なにゆうんかいな。でも、すっごく売る気がありそう。値引きもかなり具体的だし。ようしきーめた。

決定 エスクード購入

あれパジェロイオは?って思われるでしょうが三菱さんにいくひまがなかったので止め。三菱さんは私の通勤路の途中にはなかったのが不幸でした。しかし、エスクードができたころは、フロントサスペンションがストラットで「え〜こんなんオフ走れんかいな。」て感じで一番軟派な車でした、が、今やみん〜な軟派な四駆ばっかりになってしまったので、相対的に硬派の車に昇格してしまいました。

さらに、そんなにオフ系がほしいのなら、ジムニーは、と思われる方、ジムニーに5人は乗れない。車は道具です。普段から通勤や買い物、年老いた母親を見に夏冬問わず東北まで行かなければならない。という「道具」としての使い方をしている以上、ジムニーの選択肢はない。




エスクードのどこを評価したか
それはまずラダーフレーム、コンパクトであるということ、次にマニュアル車の設定があり、やっぱり値段ですね。国産大衆車とほぼ同じ値段で本格四駆が手に入るんですから。本音でいえば、イオもX-トレイルも四駆の中ではやすいといっても200万円を出さないと買えないんですから。あと、「クロスカントリーセダン」という宣伝文句が気に入ったかな。やっぱ四駆なんだからクロスカントリーが得意でなくては四駆の意味がないよ。
なんでラダーフレームなの
モノコックは、壊れたら買えって事。車が歪んだらそのひずみは直せない。フレーム修正機みたいなもので直せたとしても、金属疲労は入ったままだ。さらに、モノコックは強いという事になっているが、では、トラックやバスはどうしてモノコックにしないのだ。
モノコック四駆はコストダウンのためだけにしか見えない
ボディがぶっ壊れた時、ラダーフレームなら、ボディを取っ替えられるってことだ。ようするにゴーカートを想像してほしい。そこまでやるかどうかわからないけど、ボディがこわれても直せるという安心感があるような気がするから。

※2005年 エスクードはフルモデルチエンジをしました。


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