MacとWindowsの違い(ファイル篇)
☆ アプリケーションとの関連付け
☆ ファイルの互換性
☆ 似たもの
☆ 拡張子について
テキスト(ワープロ)、画像、ムービー、サウンド、アプリケーションなど、
パソコンで扱う書類(ファイル)は様々ありますが、パソコン(OS)内部では、
そのアプリケーションを関連付ける為に、ファイル保存時にその情報を埋め込みます。
(Macではアイコンの形まで埋め込まれます。)
その為、通常ダブルクリックすることでそのファイルを開く事が出来ます。
Macでは、その情報は見えない所(ファイルの中)にあります。
Windowsでは、ファイル名の後ろに、拡張子と呼ばれる特別なコード
(ピリオドから3〜4文字)を付加する事でファイルのタイプを判別しています。
ですから、この「拡張子」を消したり、変更したりしてしまうとタイプを判別出来ずに
「開けません」になってしまいます。(アプリから直接開けばOKですが・・)
Windowsだけど拡張子なんて無いぞという場合は以下の手順で表示出来ます。
・「マイコンピュータ」を開き、「表示」の中の「オプション」を選択。
・「表示」タグの中の「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックをはずす。
当然の事ながら、アプリケーション専用のファイル(PhotoshopやClaris書類など)は、
そのアプリがインストールされている環境でないと開けません。
画像やサウンドファイルは、共通規格のものならMacでもWinでも開けます。
(昔は同じタイプのファイルでも、開けなかったんです)
MacとWindowsのファイルのやりとりも、気を付ければ問題ありません。
何のファイルなのかが分かっている場合は、なにも設定しなくても
アプリケーションから直接開く事が出来ます。
Mac→Win
Mac側で保存するファイル名に気を付けてください。
Windowsでは拡張子が必要なので、書類のタイプに合わせて付け加えて下さい。
(Eメールなどに添付するファイルにも当てはまります)
例えば:JPEG形式のファイル「風景」であれば、
「風景.jpg」のように「.jpg」を後ろに付けます。(半角文字で)
※ 詳しくは拡張子についてを参照してください。
Win→Mac
MacOS付属の「PC Exchange」を使います。
Mac以外のファイルがロードされると、MacOS側は「PC Exchange」の
設定を基にアプリの関連付けをします。
「コントロールパネル」の「PC Exchange」を開いてみてください。
ここに拡張子とそれに対するアプリケーションを登録することで、
以降自動的に関連付けされます。
ちなみにMacOS8以降では、様々なタイプがあらかじめ登録されているので、
追加する必要は殆どありません。
似たものをまとめてみました(ちょっと無理がありますが、こんな感じです)
Macintosh側 ←→ Windows側
エイリアス ←→ ショートカット
ファイルの情報をみる ←→ 右クリックのプロパティー
コントロールパネル ←→ コントロールパネル
Macintosh HD ←→ C:\(Cドライブ)
システムフォルダ ←→ C:\WINDOWSフォルダ
フォントフォルダ ←→ C:\WINDOWS\FONTSフォルダ
機能拡張フォルダ ←→ C:\WINDOWS\SYSTEMフォルダ(一概にはいえない)
Windows(DOS)で使われている、主な拡張子をまとめてみました。
- |
ファイルタイプ |
拡張子 |
画像 |
JPEGイメージ | .JPG |
GIFイメージ | .GIF |
TIFFイメージ | .TIF |
BMP(Windowsビットマップ) | .BMP |
KODAK フォトCD | .PCD |
Mac ピクチャー | .PIC |
サウンド |
Apple サウンド | .AIF .SND |
Windows WAVEサウンド | .WAV |
MPEG Layer3 AUDIO | .MP3 |
MIDIシーケンス | .MID |
ムービー |
QuickTime MOVIE | .MOV |
Video for Windows | .AVI |
MPEG MOVIE (VideoCD) | .MPG .DAT |
その他 |
LHAアーカイブ | .LZH |
Stuffitアーカイブ | .SIT .SEA |
テキストファイル | .TXT |
HTML(ハイパーテキスト) | .HTM |
Mac BINARY FILE | .HQX |
クラリスワークス | .CWK .CWJ |
ファイルメーカー | .FMJ |
Microsoft Excel | .XLS |
Microsoft Word | .DOC |