初めて買ったビデオデッキ

ビデオカセットレコーダー FISHER FVH-510


初めて買ったビデオデッキは、こんなモノでした。
FVH510-1

1984年、東京・秋葉原の千石電商(確か)で売っていたもの。
(当時、千石さんは1店舗だけで、現在の場所ではなかった。)
要修理品で2万円! 決して安くは無かったですが、当時ビデオデッキは安くても10万円したので
思わず購入。ビデオとはこの時からのお付き合いとなりました。

重厚な造り?の内部
FVH510-2s 故障箇所も幸い大した事ありませんでした。
しかし・・
このデッキ、元々海外向けに作られているようで、
電源が100V仕様ではなく、120V。
しかも、チャンネル周波数が日本の物とは異なり
1〜3Chが受信出来ない状況でした。
かなり手間が掛かりましたが、何とか
改造する事が出来ました。

このデッキでいろいろと勉強になりました(笑)。


FISHER は三洋電機の海外ブランド
FVH510-3 このFISHERというメーカー、三洋電機が輸出向けに
作っていた物のようです。
言わば、日本の良き時代の産物ですね。

また、このデッキには3倍ならぬ2倍モードが
付いていました。
海外では3つモードが当たり前
なのでしょうか?


8ミリやDVDのモードが、SP LP が有るのに、何故VHSは SP(標準)と EP(3倍)だけ?
と思った事はありませんか?
実はVHSの規格には LP(2倍)モードも有ったんです。
ちなみに、このLPモードで録画したテープは、日本のデッキでもちゃんと掛かりました。
(画質は標準より悪く、3倍より良かった。)


現在は、多チャンネル化やネットの普及、ハードの進歩で、動画がいつでも簡単に見られる時代。
便利な世の中です。
このデッキを使い始めた頃は、「テレビが録れる!」と感動したものです。
でも当時は、時間がゆっくり流れてた気がします。