☆ ビデオテープにカビが発生し2〜5分程度で再生が出来なくなる。
☆ 8mmカメラで撮ったテープを、違うビデオで再生すると、ノイズが出る。

ビデオテープの保存が悪くカビが発生し2〜5分程度で
再生が出来なくなる。ヘッドをクリーニングすれば再生出来るが
短時間でノイズが発生し再生出来ません。
→(奈良の大仏 さんより)

ビデオテープにカビが発生したという事ですが、そうなってしまうと絶望的です。
が、場合によっては何とかなるかもしれません。

カビが付いたというのは、目に見える所でしょうか?
例えば、上面の窓から見て、巻かれているテープの上に白く発生しているのでしょうか?
それでしたら、分解して、その白いカビを取り除いてしまえば何とかなるかもしれません。
(分解する場合、必ずテープを頭に戻してから行って下さい。テープを裏向きにして、
ネジを外しますが全体を押さえながら外して下さい。そうしないとビヨーンと飛び出して
しまいます。ネジを外したら、ひっくり返して表向きにします。そしてゆっくりと開けて下さい)
分解しても取る事が出来なかった場合は、一度早送り・巻き戻しをして、
カビを飛ばすしか無いかもしれません。
当然、ビデオ内部もヘッドも汚れますので、掃除が必要です。
2〜3回ほど繰り返してください。

見た目ではわからない、カビの様ではない。
このような場合も考えられます。テープが経年変化で痛んでしまうケースです。
磁気テープは、言ってみれば、ビニールの上に鉄粉が塗ってあるようなものです。
その接着剤のような物が弱まり、そして鉄粉が剥がれて、ヘッドが汚れて、
画面が乱れてしまうのです。この様な場合は、テープを一度、乾燥させれば
直る場合も有ります。一番簡単な方法は、ケースに入れ、天日に2〜3時間当てる事です。
ドライヤーという手もありますが、熱し過ぎると変形してしまうので注意して下さい。

以上の方法で試してみて下さい。
それからそのテープは早めにコピーを取った方が安全です。

テープは、とても湿気に弱いものです。
長期保存する場合は、ビニール袋に入れておくと、かなり防げるので試してみて下さい。



8mmカメラで撮ったビデオを、据え置き型ビデオで再生すると、
音が頻繁にとぎれ、同期して画面下にノイズが出る。
カメラでの自己再生では問題ありません。
8mmはもともとトラッキングは自動調整で調整つまみはありません。
→(たか さんより)

これは、どうやらカメラの方のトラッキングがズレてしまっていると思われます。

同じカメラで撮った昔のテープと最近のテープを、他のデッキで再生して、
明らかに違うのであれば、可能性大です。
(本当は、この2台以外で撮られたテープがあると、もっとはっきりするのですが)

恐らく、テープ走行系のガイド(機械的な個所)がズレて、回転ヘッドがテープに
当たらない所が出てしまっているようです。この様な場合、特に画面の上下にだけ
ノイズが出てしまいます。8mmの場合、音も途切れてしまいます。

同じデッキでの録・再が問題ないのは、同じ位置をテープが走るからです。

このズレがひどい場合、テープにキズを付けてしまう恐れも有ります。
早めに修理する事をお勧めします。
修理代は、部品が痛んでなければ、8千円前後で済むと思います。

ご自分で修理なさるのであれば、詳しく説明致します。しかしながら、
ビデオカメラは細かい部品で出来ているので、バラスのが困難です。
かなり難しいと思います。