金精山〜白根山


日程
2003年8月4日(月)

メンバー
単独

コースタイム
金精峠駐車場6:30〜金精峠6:50〜金精山7:20〜五色山8:10〜前白根山8:50〜避難小屋9:30〜奥白根山10:30〜弥陀ヶ池11:20〜五色沼11:40〜五色山12:10〜金精山13:00〜金精峠13:20〜金精峠駐車場13:40

概要
百名山ハンターになったかのごとく、前回、前々回に引き続き。日光白根山、標高2577.6m。標高差的に一番ラクで、変化があって面白そうな、金精峠からのルートを選択。


金精トンネル手前の駐車場には、10台以上駐車可能なスペースがあるが、1台しか駐車していない。月曜日だし、早朝だしで、閑散としている。確かに、いろは坂を登るのに何の邪魔もなく、2車線使ってアウトインアウトしていたし。駐車場奥には、砂防ダムの工事中の立て看板がある。
で、今日は初っぱなから最大斜度の登り。こんな傾斜がきつい道は整備しておくのが大変だろうに、ちゃんとされているのはえらい。

金精山と金精神社

途中、廃道となった道とは別に作られた方の道を登り、金精峠。小さい神社がある。急傾斜とはいえ、ほんの20分程度で尾根に上がれてしまうのは、ラクと言えばラク。ただ、金精山がとんがっているので、こいつのきつい上り下りをさらにしなくてはならない。
金精山へは、尾根沿いではなく、後方を回り込むようにして登っていく。ダケカンバやシラビソの類の雑木林の中を歩くので、ややうっそうとした感じ。朝露で、笹原が濡れており、滑りやすい。ズボンが濡れる。また、途中途中で、
「山頂周辺、亀裂があって危険」
という注意があって、実際に登ってみると確かに亀裂がある。そのうち崩れてしまうんだろうか?

金精山から

金精山頂からは、日光湯本方面が見渡せるが、かすんだ感じ。左から順に、太郎山、小真名子山、大真名子山、男体山。それと、国道120号、湯本温泉に湯ノ湖。

金精山から国境平まで下り、そこから、また、五色山まで登り返す。これから咲こうという ハンゴウソウ が気にかかる。
道はしっかりしていて、たくさんの人が歩いている形跡があるのだが、まだ、誰にも会わないというのも妙な感じ。やはり、百名山は平日に限るということか。

五色山より白根山

五色山で素晴らしい展望が広がる。とても絵になる。山に、青空に、沼に、ダケカンバ。こういう絵ハガキ的な景色にお目にかかったのは久しぶり。人気のある山というのも頷ける。

しばらく、休んで、先へ進む。五色沼と白根山を眺めながら歩けるので、気分はとてもいい感じ。駆け上がるようにして、前白根山。ここで、ようやく人に会う。湯本から登ってきた家族連れ。
白根山方面は晴れている一方で、男体山方面はガスがかかってきて、よく見えない。この状態が、午前中いっぱいくらい続く。

時間が早いので、偵察(何の?)もかねて、白根隠山の方へ行ってみる。踏み跡があって、問題なく進める感じ。隠山のピークを踏んで引き返し、元の道に戻る。(とはいえ、隠山の手前のピークを隠山と誤認していた。後でGPSのログでわかった)。

避難小屋を過ぎて、白根山の登りに入る。ここまで来ると、さすがに人に多く会うようになる。結局、菅沼や丸沼方面から登る人が8割方といった感じ。

マルバダケブキのお花畑

結構きつい登りが続く。途中、黄色い花のお花畑。マルバダケブキであるが、ピークはやや過ぎている感じ。よく見ると、枯れてきているのもある。でも、遠目には関係なくきれいなのでよしとする。花は他に ハクサンフウロ などが目立つ。

急登を登り切ると、山頂が見渡せる。中学生かなんかの集団などもいて、山頂付近は、結構にぎやか。休日はもっとすごいことが想像される。お鉢巡りじゃないけど、山頂周囲をぐるりと一周してから山頂に立つ。
山頂からのパノラマ

山頂では、人が多くてゆっくりできないので、菅沼方面の見晴らしのいい場所にて昼食。しんどそうに登ってくる人々を眺めながらのんびりとメシを食う。人がつらそうにしている脇で、余裕かましてるのは、悪い気はしない(ひでーやつ)。
はじめて持ってきた携帯電話でうちに電話してみたりする。町とか集落が見える状況では、受信状況はかなり良い。

五色沼

その後、大きく下る。小さな、弥陀ヶ池を経由して、五色沼のほとりへ。シラネアオイ(既に咲いている季節ではないが)を鹿から保護するための、通電ネットが張り巡らされている。うっかり触ってしまい、ビリッと来る。

そこから、またしばらく登りで、五色山に戻る。朝とはうってかわって、多少の人はいる。白根山の上空に、既に晴れ間はなく、全般的に曇ってきた感じ。これで、白根山一周完了で、後は朝来た道を戻るだけ。

金精山に、へーこらいいながら、再び登ると、やや年配の男性に会う。登山口から五色山との往復の間では、初めて会った人。ほんと人の少ないルートだと思う。これから、五色山あたりまで行くと言う。やや曇ってきたが、まあなんとか持つでしょうと言っておく。

駐車場に戻ると、工事関係の車両が増えていた。


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