日留賀岳


日程
2003年5月24日(土)

メンバー
単独

コースタイム
小山氏宅7:30〜林道終点8:10〜1514ピーク9:10〜日留賀岳10:10〜小山氏宅13:00

概要
日留賀岳は前から気になっていた山。豊かな森が印象的だった。
標高1849m。男鹿山塊では唯一登山道のある山。


車にナビはかかせない。迷うことなく、一発で登山口の小山さん宅へ到着。小山さんが用意している駐車場は、ほぼいっぱいである(10台くらいとめられる)。民家が登山口になっているというのもあまり記憶がないが、小山さんは登山者に理解があり、駐車場まで用意してくれているのだ。
登山者名簿に記帳して、手製の地図をもらった後、登り始める。鳥居を抜けると、竹林と杉林、広葉樹の森が続く。敷き積もった落ち葉は踏みごごちがよい。雰囲気の良い里山という感じ。

新緑の森を行く

しばらく登ると、送電線の鉄塔が現れ、林道に出る。ここから、20分ほど林道歩きになる。歩き出して、すぐに蛇出現。マムシのようだ(ちなみに帰りにも遭遇)。
林道終点は広場になっており、ここからがまた登山道になっている。1台の車が停まっている(この林道は入り口にゲートがあって、車は進入できないはず)。早朝は曇っていたが、青空が広がってきており、天気はあきらかに良くなる様相。寒くもなく、今日1日Tシャツの上に上着を着ることがない。

しばらくは、山歩きというよりは森歩き。ブナなどの広葉樹の森の中を緩やかに登っていく。気持ちの良い森林浴。紅葉のシーズンもまた良さそうである。しばらく、そんな中を進んで行く。ずっと人に会わなかったのだが、途中で、下山してくる2人組の男性2組とすれ違い、先行していた単独の男性2人を追い越した。

その後、急坂を上りきると、1514mのピーク。このあたりに、木の鳥居があるはずであるが、見過ごした(帰りに気がつく)。その先を進んでいくと、今度は、オオカメノキの白い花が咲き乱れる森になる。また、ミツバツツジやシャクナゲも咲いている。

オオカメノキ

シャクナゲ


ここの登山道は、全般的に緩やかな登りで、細かなアップダウンがあまりない。途中、急坂があるが、むちゃくちゃきついということもない。要は登りやすい山の部類に入るということである。山頂手前の登りは結構きつく感じるが、それをすぎると、ほどなく山頂に到着する。

日留賀岳山頂では、3人ほど休んでいた。遠方はかすんでおり、近くの山しか見えない。悪名高い、塩那林道が見える。目障り。今後はおそらく放置され、崩落していくのみだという。100億の金が投入されたとか。無駄な公共事業と自然破壊の見本。
展望は悪いものの天気はとても良く、風が気持ちよい。ただ、虫が多くて、メシをくうのにジャマだった。

メシを食った後、おもむろに下山。デジカメを抱えて、写真を撮りながら下っていく。登ってくる人たちに出会うが、今日出会った人は、全部で20人は超えていないだろうから、やはり、静かな山歩きのできる山であることには変わりない。

林道まで出ると、コンビニ袋を小脇に何かを採取している男性がいた。声をかけようとしたら、 「ワッ」 と驚いているので、何事かと思ったら、またもや、マムシがいる。フキをとっていたのだそう。確かに、そこここにフキが自生している。

ゆっくり降りたつもりだったが、小山さん宅に下山したら、まだ1時。余裕ありすぎの山行であった。

山ホームホーム