日程 99年5月8日(土)
単独
コースタイム
登山口 8:20〜(根本沢コース)〜根本山頂 10:20〜熊鷹山 11:20〜(林道)〜登山口 12:50
![]()
根本山(ねもとやま)は群馬県桐生市から桐生川を上流にさかのぼっていったところにある山。群馬と栃木の県境に位置する。標高1199m。
前日にどこかに行こうと思い立って、うちからなるべく近いところということで、ここに落ちついた次第。
参考ガイド 「群馬県の山」(山と渓谷社)
2万5千分の一地図 「沢入」
うちから車で2時間ほどで登山口に着く。登山口のあたりが林道の始点にもなっている。ただし、ゲートがあり、林道へは車は進入できない。ゲートの手前に数台駐車できるが、ここより少し手前のところに広い駐車スペースがある。すでに10台くらいが駐車している。
当初は、ガイド本のとおり、中尾根から根本山へ登る予定であったが、なんとなく、新緑に引かれて、沢筋コースを行くことにした。
雲がやや多いものの、天気は良く、思っていたより気温も高い。根本沢の沢筋をひたすら忠実に登っていく。さすがに春先は流量が多い。ところどころに、「ハイキングコース」という立て札がある。中尾根のコースが主であるようだが、ここから根本山へ登る人もそんなに少なくはないようである。今日も、中年の人のグループやおじさんの2人組などに出会う。
根本沢にて
沢の流れが、れきの下にもぐり込み伏流水になるあたりで、コースは沢筋を外れ、傾斜の急な尾根を直登する道になる。このあたりを地図で見ると等高線が非常に混んでいる。まあ、これぐらいなくて、ただ2時間登るのはやはり味気ない。こういう「おいしい」ところがなくては。
少し登ると、鎖場の連続になる。といっても、鎖がなくても楽に登れる程度の岩場。途中、とても見晴らしの良い場所がある。ここには、小さなほこらがあり、鐘が奉ってある。僕は鳴らさなかったが、後続の人が「カーン」と鳴らす音を登る途中で聞いた。
また、ところどころにアカヤシオが咲いているが、散っている花びらも結構多い。
急登を終えると小ピークに到着する。ここから急斜面を下り、登り返していくと、三叉路があり、これを直進すると四ツ辻に出る。中尾根コースとの合流地点である。
根本山頂
十字路を左に行き、少し登ったところが根本山の山頂である。雑木林の中にあり、展望はない。まだ、10時半と時間は早いのだが、えらくお腹が空いたので、昼飯にしてしまった。
しばらく休憩した後、山頂から東側の尾根の道を行く。少し下ると、先程の十字路の道を直進した道に合流する。途中、小さな神社がある。ここを過ぎて、笹薮の中の道をのんびりと歩く。
熊鷹山への道
十二山を巻くようにして歩いていくと、やがて、熊鷹山の頂上に至る。ここは、標高が1169mと、根本山に及ばないが、展望は良く、小さな展望台もある。7、8人の人がのんびりと昼食を食べている。展望台に登ると、周囲の山が一望できる。袈裟丸連峰、日光連山など。ただし、今日は、遠方がかすんでいる。日光男体山はかすかながら、台形型の山容が確認できる。
熊鷹山頂より根本山
昼飯は食べてしまったので、適当に休んだあと、下山開始。
しばらく降りていくと林道に出る。1時間ほど林道歩きが続けて、初めのゲートのところに戻った。
下山途中のミツバツツジ