カンボジアについて


カンボジア国旗 国旗の中央にアンコールワットが描かれている

正式名称
カンボジア王国
立憲君主制。シアヌーク国王。
首都
プノンペン
面積
日本のおよそ半分。
人口
およそ1000万。首都プノンペンには100万。
宗教
8割以上が仏教(上座部仏教)。他にイスラム(チャム人)、カトリックなど。
民族
クメール(カンボジア)人が主流。言葉として、「クメール」と「カンボジア」は特に区別なく使うようだ。ただ、「クメール」の方が民族主義的意味合いが強いらしい(民族主義的なロン・ノル政権時代は、国名は「クメール共和国」だった)。プノンペンでは、中国系、ベトナム系が多い。 また、経済的に優位なのも彼ら。
言語
クメール語。
ホテル、観光地では、英語も大丈夫。宗主国はフランスであったが、モロッコの時ほど、フランス語が幅を利かせているという感じはしない。
通貨
リエル。ドルが一般的に流通。旅行者にとっては、リエルがなくても困らない。1$以下のおつりは、リエルで来るので、わざわざ両替しなくても小銭はたまる。旅行当時、1$はおよそ3900リエル。
気候
熱帯モンスーン気候。乾期は11月から5月。他は雨期。乾期の中でも3月から5月は非常に暑いらしい。今回の旅行では、朝晩は過ごしやすかったが、日中は日差しが強く、かなり暑かった。気温でいうと、最低気温が20℃、最高気温が30℃ちょっとといった感じ。また、湿度はそれほどではなかった。

参考にした本
「地球の歩き方98 アンコール・ワットとカンボジア」(ダイヤモンド社)
三分の一がアンコールワットの解説で、結構読み応えがある。
「ニューツアーガイド アンコールワット・カンボジア」(日地出版)
いろいろな人がコメントしてて興味深い。地球の歩き方よりも、正直に書いてある感じ(このホテルは良くないとか)。
「アンコールワットへの旅」平山郁夫 石澤良昭 松本栄一(講談社カルチャーブックス)
写真がすばらしく、アンコール遺跡群の入門としては、かなり入りやすい。
「アンコールワット」ブリュノ・ダジャンス 石澤良昭監修(創元社)
アンコール遺跡群を再発見した人々の話。イラストが面白い。ちょっと固め。
「なぜ同胞を殺したのか」井上恭介 藤下超(NHK出版)
ポルポト時代の大虐殺を検証。昨年出た本なので、カンボジアの最新情勢がよく分かるし、読みやすい。
「カンボジア最前線」熊岡路矢(岩波新書)
93年発刊。ボランティアで活動していた作者の目から見たカンボジアの人々のくらしと政治情勢。実際に現地で働いていた人が書いただけあって、説得力がある。
「キーワードで追うカンボジア紛争」丸山庸雄(梨の木舎)
92年までの紛争の解説とタイ駐在特派員時代の出来事(難民キャンプ)の記録。

映画
「キリングフィールド」
今のところ、カンボジアを描いた映画と言えばこれにつきる。プラン役の役者は、実際にポルポト時代を生き延びた人。今回、再び見て気がついたが、音楽がマイク・オールドフィールド(チューブラベルズの)。ポルポト時代の恐ろしさもさることながら、プノンペンが陥落するときの緊張感といい、見所は多い。「バンド・オン・ザ・ラン」に始まり、「イマジン」に終わる。
「地雷を踏んだらさようなら」
カメラマン、一ノ瀬泰三を描いた映画。カンボジアの人々の暮らしなども描かれている。映画としては、エピソードをつなげただけのような感じで、はっきり言って出来は良くないと思う。これを見て、アンコールワットに行きたくなるか、どうか。


場所
アジア
海外旅行する上では近い位置にあると言える。
時差は、日本から-2時間。
今のところ、日本からカンボジアへは直行便はない。タイかベトナム経由で入国するのが一般的。
カンボジア
赤い線は今回の移動ルート。
矢印の支点にあるのがホーチミン市。
ホーチミン市→シェムリアップ→プノンペン→ホーチミン市
プノンペンとホーチミン市の直線距離がおよそ200キロメートル。どの移動も飛行時間は1時間以内である。

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