Cherubの「独り言」

ニート(NEET) (2004年10月10日)


ぼけ防止のためになるからと、気負わずに独り言を折々に綴ることにしたが、書くことの難しさに直面している。エッセイストやコラムニストの流れるような文章に敬服するばかりである。思っていることの半分も言い表せない自分をもどかしく思う。
ところで、最近の話題として「ニート」の問題がある。 ニートとは「仕事にも就かず、学校にも行かず、失業者でもない、働けるのに働く意思のない無職の人のこと」と定義されている。 ニートは英語の「Not in Emplory Education Tranning」の略からきている。 2004年版労働経済白書によれば、そんな若者が52万人もいるという。 実際にはその2倍はいる、との見方もある。
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この背景には長引く不況で、企業の新卒採用減らしもあるだろうが、親の子への甘やかしがあるのではないか、と思う。 また、若者の生き方が多様化してきた面もあるようだ。 若者のフリーター化である。定職に就かなくても構わないといった風潮は困ったものである。 定職でない働き方に明日はない。 フリーターもニートと同じく憂慮すべき問題である。 ちなみに、フリーターとは「年齢が15-34歳、アルバイト・パートである雇用者、男性で継続就業年数が1−5年未満、女性は未婚で、学生・主婦でなくアルバイトで働いて5年未満」と定義されている。 働き口はあってもミスマッチという問題もある。 就職しても3割が3年以内に離職しているのだ。 離職後、フリーターになるケースも多いようだ。 1度フリーターになれば、そこから抜け出すのは容易ではない。
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学校を卒業したら職に就き、やがて結婚して親になる。 これがわれわれの辿ってきたライフサイクルであった。 就職しなければ結婚もおぼつかない。 いつまでも親に依存されては親も大変だ。 若者が飛び立つために、いまどんな手だてが必要なのだろうか。 家庭も含め社会全体が問われている。