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コターレ・オン・ジ・エスプラナーデ
Kotare on the Esplanade, Kaikoura, NZ

-42 24 46.03,173 41 19.00

 朝日を浴びています。前庭は噴水が並べられ、綺麗にしていました。バックヤードの庭は素っ気なかったけれど。

 カイコウラはホエールウォッチングの町として最近人気を集めていますが、ツアーだとクライストチャーチからのオプショナルツアーで訪れるのが殆どで、そもそも大きな宿泊施設がない町ですから、この町に泊まることはあまりないでしょう。でも、是非泊まって動物ウォッチを楽しみたいと宿を探しているうちに、一軒家を貸し出しているのを見つけ、少々高いけれどロケーションは文句ないし、広い所でのんびりしたいということで、ここにも2泊することにしました。多分あちこち泊まった中で一番広くはないけれど、かなり広い方です。(一番はアデレードのミーティングチャペル。次はヴェズレーのシャトーホテル、その次位か)

 ここは個人の別荘というか、居宅として建てられたものを旅行者用に貸し出しているもので、いわゆるヴァケーションレンタルバイオーナーズ(VRBO)の類です。町の中心部からエスプラナーデという海岸沿いの道をそこそこ行った所にあり、目の前には太平洋が広がり、それを眺めながらバーベキューも出来るロケーションにあります。敷地は1000m2、建築面積は250m2といった所でしょうか。3ベッドルーム、3バスルームもあるし、ダイニングのイスは教会の長椅子をそのまま置いたような10人位は座れる代物です。バスルームが3つあっても使うのに困ってしまいますが、不思議なのはバスタブがあるバスルームは一旦外に出て裏に回り、ガレージの脇から入るという変な作りなのです。多分海で遊び、そのまま裏にいって入るようなことをするのでしょうか。今は冬、寒い中外に出る気にならず、ここでもシャワーだけで済ませてしまいました。

 でも他の設備は申し分ありません。洗濯機、乾燥機はよく使いまして、これ以降洗濯しないで済みましたし、テレビは液晶大画面、プレステもつながっており、その気になれば大画面でゲームも楽しめます。ガレージにはポリバケツがあり、買ってきたクレイフィッシュを夕方までその中に入れておくことも出来ましたし(海水をちょっと海まで行って汲んできました)、ずん胴鍋があったからしっかり茹でることも出来ました。暖炉というかガスで炎が楽しめるものも置いてあります。
 チェックインは、駅からの道すがらインフォメーションセンターに行き鍵をもらい、後は自分で開けて勝手に使うだけです。宿泊費もインフォメーションセンターで払う仕組みでした。センターがこういう機能を持っているのがいいですね。オーナーも手間が随分省けますし。

 料金は、冬のオフピークということで、1泊350ドル。31000円か。(夏は450ドル)コンチネンタルブレックファースト用のパン、バター、ジャムがついてきますが、何故かシャンパン(ニュージーランドのスパークリングワイン)1本サービスというおまけでした(2泊すると付いてきます)。そんなサービスをメールで知らせてくれましたが、チェックインしたら何もなかったので、インフォメーションに言ったところ、外出している間に届いていたという、まあ個人でやっている訳ですから、なかなか面白かった。

 そんなコターレでしが、道路に面した所にこの家売ります看板が出ており、帰ってネットで調べてみたら825,000ドルとなっていました。7300万円か。売れるのかなと思っているうちに、ここのホームページが年末には閉鎖されていましたから売れたのでしょうね。7300万円を5%で回そうとすると、年間365万円、1泊4万とすると91日・・稼働率25%で利回りが確保されますが、微妙な数字ですね。まあ買った人はそんな計算をしたのか、好きだから買ったか分かりませんが。・・・なんだか不動産の話か、旅行の話か分からなくなってしまいましたが、とにかくしっかりと遊べ、何よりくつろげた一軒家でした。
 なお、Kotareとはマオリ語でカワセミのことだそうです。でもカワセミではなくクレイフィッシュが室内には飾ってありました。

道路から前庭を見ています。とにかく細長い敷地で(間口13m、奥行き78mといったところか)、前庭もご覧のような縦長です。噴水にも照明が入り夜も綺麗でした。また、さすが平和度指数世界2位だけあって、塀も門もなく、テラスには誰でも入ることが出来ます。
室内のプラン。縮尺は適当です。ここも玄関というものはなく、インフォメーションでもらった鍵は、手前のフルオープンサッシのものと、横の掃き出し窓のものの2本でした。リビングダイニングを囲むように3つのベッドルームが配置されます。バスルームに接続していることから左前のがマスターベッドルームでしょうが、特に広いことはありませんでした。
キッチンには勝手口があれば便利なのにと思うのは日本人だけか。でもキッチン裏にバックヤード(屋外シャワーがあります。)バスルーム、そして4台位入るガレージ(ワークスペース付き)、更には芝生の庭と続いていきます。さすが敷地が1000m2の家だ。
リビングダイニング。海の飾りが一杯。奥が10人がけのテーブル、その更に奥がキッチンです。舵の右を入ると、寝室が二つ現れます。 リビングからテラス方向。フルオープンのサッシがとても機能的で、段差のないテラスとの一体感が味わえます。暖炉はリンナイ製でした。何故かクレイフィッシュが置いてあるのが可愛い。
テラスに置いてあったバーベキュー用グリル。つまみが7つもあるじゃないですか。夏は楽しいでしょうね。 キッチン。普通の家の台所といった感ですが機能的で使い易かった。洗濯機が並んでいる所が日本との違いでしょうか。
ベッドルーム。絵は海岸からの風景です。 テラスからの風景。海まで徒歩30秒もかからないロケーション。水平線から昇った太陽は、もうすっかり北に行ってしまいました。
コターレ・オン・ジ・エスプラナーデ

ニュージーランド