拡張子、変えたところ、あります

2002/04/07


■このサイトのファイルの拡張子■

今まで、このサイトの拡張子は不統一なまま放置されていた。

拡張子とは何か、一応書いておく。ファイル名の最後、ピリオドより右側の部分のこと。たいてい3〜4文字程度で、そのファイルが何に使われるかを示す。たとえば、Webページの"index.html"のように、ピリオド(ドット)以下の"html"がついていて、これがついたファイルはInternet ExplorerやNetscape NavigatorなどのWebブラウザが起動するように対応付けられている、といった具合。MS-Wordの文書なら、"ファイル名.doc"となり、「Docファイル」と呼ばれていることはご存知の通り。

この、HTMLファイルの拡張子が問題だった。今まで、私のページは"html"だったり、"htm"だったりして、不統一極まりなかった。最初に買った「クラリス・ホームページ」というソフトを使って、Libretto 50で更新していた頃のファイルは、htmlでなくhtmで止めてしまう。また、次の「PageMill for Macintosh」にせよ、拡張子をhtmlにする、と指定したのに、htmで止めてしまうことがあった。こういった動作は多分、Windows95に変わったばかりの頃で、DOSから引き継いできた「拡張子は3文字」という規則に厳密なソフトがあったからだと思うが、今はもう手元で動かす環境を作れないので、チェックもできない。

一方で、手で直接HTMLタグをコーディングしたファイルは、必ずhtmlで統一してきた。こういうファイルは、UNIX上かMacintosh上で直接つくっていたもので、私自身はこちらが好き。放っておいたのは、まぁ気が乗らなかったというのもあるが、リンクをすでに張り巡らせてあるのに、ファイル名を変更するとあちこち変更する必要があったため。やぁ、別にhtmをhtmlにするだけだから、sedやawkやPerlでやってもよかったんだけど、まぁ気乗りの問題です、やっぱり。

今回、htmをすべて、htmlに(やっと)統一した。DreamWeaverを使っていることと、万が一DreamWeaverでの作業に失敗しても、Mac OS XをUNIX環境として、フィルタツールを使えばいいや、と思ったから。

■Webページ作成ツールの存在■

私はWebページ作成ツールをよく使う。確かにHTMLくらい手でコーディングしてもいいし、テキストエディタを工夫して自動挿入すればよい。最初はそうしていたのだ、実際。

ただ、サイト構成をうまく把握しながらつくりたいと思うようになった。このために、Page Millを買ってきた。これが始まり。使ってみると、機能は限定されていても、仕上がりを見ながら書けるし、タグが地の文に混じるよりはるかに見やすい。ここから、ついツールを使うようになった。

Page Millはシンプルでよいのだが、どうもシンプルすぎる。次にGoLiveをわざわざ買ってきて、安定するかと思った。ところが、こいつがくせ者で、とにかくよく落ちた。最近はそうでもないのだろうか? 私はVer.4を使って、とても耐えられず、DreamWeaverまで手を出した。DreamWeaverは、Ver.3の頃は使いづらいと感じたが、Ver.4になり、急によくなった。これがしばらく使っている理由。

タグが見えるテキストファイルと、そうでない場合とでは、何となく書き心地が違う。タグが見えないほうが、気持ち良く書ける。昔、TeXで文章を書いていたけれど、あれはまぁ「そういうものだ」と思って書いていたし、仕事の文書であるという頭の切り替えもあったし、emacs環境で書けばそれなりに良い。それに、LaTeXは構造も論理性がある。HTMLはそれがないから、どうも頭が切り替わらない。こういうの、私だけだろうか?

今後、XHTMLで整構造のファイルを流通させる時代になると、ツールで生成するコードが主流になるのではないかと思っている。人間の書いたコードは間違いが混じりやすいし、皆が必ずlintみたいなツールでチェックをかける保証はない。ならば、ツールで、ということになるんじゃないだろうか。

ページ作成で飯を食ってるプロは、そうは言わないかもしれない。ただ、そういう人々は仕事だから、整構造が必要なら、ツール類でチェックをかける。そうでない場合は、やはりツール類を使うと思う。

最初はサイト構成をチェックするために買おうと思った、今は亡きPage Millから始まり、思えばずいぶんとお金をかけて遠くへ来たもんだ。

で、今、アップル社がやったほうがいいと思うこと。Page Mill程度か、そのプラスアルファ程度のソフトウェアを、サードパーティにつくってもらうか、自分たちで作るか。要するに、Macintosh環境にはホームページビルダー(IBMのヒット作)相当の環境がないのだ。あ、でも、ホームページビルダーは値段の割に高機能だから、Page Mill程度ではないね。じゃ、ホームページビルダー程度、と言っておこうか。

 


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