eMateとX-Port

9月上旬、久々に、 The Newton Shop に行ってきました。土曜の夜で、少し雨気味で、最近のNewton関係の 盛り下がりぶりから言ってもあまり混雑していないかと思いきや、 常にそこそこ人が入っている状態で、よかったです。簡単にお店が 終っちゃ、困るしな、やっぱり(苦笑)。

久々に新しいソフトを、ということで、やっぱり今はLibretto 上でしぶしぶWin95を動かしている身だから、ここはLibrettoを 母艦に見立てるためのソフトを、と思い、「X-Port日本語版」という ソフトを買いました。


その前に、お店に展示してあった、eMate 300 のことを。
意外に大きいマシンなのですが、持ってみると案外軽い。大きさの 割に軽く感じます。これは、やはり小学生が持つことを考慮して なのでしょう。
さらに、キーボードがよい。キーの音があまりパチャパチャとうるさく ない上に、キーを押した時に適度な深さがあって、心地よい。 また、Newton関連製品の特徴となっている、画面の下にある ソフト・ボタン群がなくなり、すべてキーボード上部のリアル・キー に置き換えられています。これは好みによっては嫌がる人もいるかも しれません。
全体によく練られたデザインで、画面も広く、グレースケールの ために飛躍的に見やすい。店長さんのお話によると、アメリカでは 教育期間に本当によく採用され、すでに多数出荷されているそうで、 しかも、教育期間のディスカウントでは600ドルくらいで買えるそう です。で、向こうで教育を受けている日本人の子供でも、すでに 所有している子がいて、評判もいいとか。
じょうぶなつくりで、いろいろ可不足なさそうで、これなら 小学校から中学校くらいの課題提出なら、じゅうぶんでしょうね。 コンピューター・リテラシーというにはプログラミングの面で 役不足でしょうが、単に読み・書き・そろばんなら、非常に実用的 に思えました。

ちなみに、秋葉原では、秋葉館とIKESHOPで先行発売していますが、 日本語も通りませんし、なにより正規の保証はないです。


それはさておき、買ってきたソフト、X-Port日本語版(以下、X-Port) のことを。
これは、NewtonのDates(スケジューラー)、Names(住所録)、 Notes(メモ帳)のデータを、PCに転送してテキストファイルとして 保存したりできるものです。Newtonの画像をMacのPICTやWin95のBMP ファイルにもできます。もちろん、逆にPCで作っておいたデータを Newtonに転送もできます。
買ってくると、CD-ROMにMac版とWindows版が同梱されています。

まだほんのちょっとした使っていないのですが、ちょうどFactory Mail for Nifty-Serveのような具合に、データをPCとメールのように 送受信する感覚で転送できます。
なんといっても、特殊なデータ形式で、特殊なソフトを通じて やりとりするのではなく、すべてをテキストや標準的な画像ファイル としてやりとりできるのが大きいです。テキストなら、ほとんどの OSへ持って行けるため、機種やOSに依存する部分を極力減らせる。 今まで貯めたデータがまったく無駄にならないですし、問題が 起きた時の復旧も楽。万が一、他のPCや他のPDAに移行する時も、 割合スムーズに移れる。
また、PCで書いた文のうち、よく見そうなメモっぽいものなどを Newtonに放り込んでいつでも見えるようにしたりもできます。 ノートPCはハードディスクやOSのせいなどで、ぱっと立ち上げて、 さっさと見て、ぱっと閉じる、というのができないため、 これは非常に重要です。

これで少し、Newton MP 130 の延命をはかるつもりです。 (いつ出るのかなぁ、MP 2000 日本語版は…)


なお、同時に「Dear ザウルス Ver2.0」という、ザウルスと 赤外線やシリアルで通信するのソフトを買ってきました。こちらは、 まだインストールしていないので、使ったらまた書きます。

それから、7月に出た「Mandal Art for Newton」が、その 活用本とともに話題になっています。これは、3 x 3 のマトリックス の中央にテーマを書いて、周囲の8つの升目にテーマに関係した ことを書き連ねていく、アイデアノートです。
ちょっと通信関連のソフトにお金を注力したので、今回は 断念しましたが、これはけっこう面白そうです。


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