98年のExpoにて

(注)98年2月下旬の記事を、99年1月に書いています。


既にマックユーザーにとっては、2月というのは「MacWorld Expoのシーズン」ということになっています。
98年も行ってきました。最終日に行ったのですが、そのインプレッションを中心に。


一応、マックの話題をば。

S.Jobsが来るか来ないか、などと騒いでいましたが、蓋を開けてみればやはり来ませんでしたね。
それよりも、全体的な規模が小さくなりました。その分、個人的には見やすくなったと思いましたね。展示会を疲れずに見て回るには、これくらい(幕張メッセの全部の展示会場を使わず、2つのみ)がいいですよ。

私としては、互換機のビジネスがなくなったため、ハードウェアのブースが小さくなったことが大きいと思います。そういえば、97年はBeOSが大きな話題になりましたが、今年は出なかったです(当然ですが)。

ソフトでは大きな印象があるものはなかったです。むしろ、ボイジャーが毎年頑張っている、ExpandBook横町ですね。ExpandBookにしたテキストや絵本などが、展示販売されています。
なかなか面白いのもあって、ヘロドトスの「歴史」などといった古典を買ってみました。実は体調がよくない(特に眼精疲労の)時には、こういう大きなフォントで読むと、すごく目が楽なんです。
え?ExpandBookを御存じない?ボイジャー社のページを覗いてみてくださいね。98年にはT-Timeという名の、テキストファイルビューアーを出すそうです。テキストファイルだけでなく、HTMLなども読みやすくなるとか(今のExpandBookによるテキストビューワもそうだけど)。楽しみ!

相変わらずでよかったのは、イタチョコ・システム。なんかゲームハウスというより、グッズ屋さんになってきたような・・・

あと、Expo名物の買い物。私は、会場特価になっていたSoftWindowsでした。Ver4からVer5に無償バージョンアップできる(会場ではVer5の発表・展示があった)ので、これをゲット。どうしてもWindowsでしか動かないものがある(何かは秘密)ので、そのためです。Libretto君もありますが、画面の切り貼りなどを考えると、マックでも動くといい、ということですね。


では、本題のNewtonの話

実は、Expoで一番熱く盛り上がっていたのは、Newtonユーザーかもしれない。

MessagePad 2100 日本語版の出荷(NLKバージョン)が決定した一方で、イケショップが独自にシェアウェアなどを組み合わせた日本語環境を出すという状態で、どちらもその本性がこのExpoで明らかになる、という状態。これで盛り上がらないわけはないかも。

エヌフォーのブースは、様々なユーザーの使い方講座になっており、黒山の人だかり。折しも、eMateなどを持ち歩く人も出て、初めて見る人々が非常に興奮する様子を、何度も目にしました。
なお、ここではジャンケン太郎が出没していて、つかまえてジャンケンをして勝つと、安くソフトを買うことができる、という企画あり。うちの同居人はこれで1本買ってました。

なお、私はかねてから狙っていたファクトリーのi-mail(インターネットのメールソフト)を、直接ファクトリーのブースにて格安購入。

とにかくNewtonに関しては、ソフトハウスとユーザーが一体になって盛り上がっていて、まるでユーザーグループのブースみたいでした。


ま、いろいろありましたが、なかなかユーザーの元気なExpoだったと思います。


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