なんだかんだといって、やっと入れました、新しいMacOS。
手順としては、
- 現在のシステムやデータのバックアップをとる。
- 特にシステムはすぐに必要になるので、外づけのハードディスクに まるごとコピー。
- クラリスより発売されているMacOS7.6のCD-ROMでブート。
- システムは新規インストール(既存のシステムを上書きしない)が 基本だが、私はハードディスクの容量がないので、思い切って一度 削除してしまう。
- インストーラーでインストール。
- 再起動し、無事動作することを確認。
- MacPower に附属のCD-ROMに入っている7.6.1updatorをインストール(やはり インストーラーあり)。
- 同CD-ROMより、OpenTransport1.1.2をインストール(MacOS7.6に 添付のものはVer1.1.1であり、OS7.6.1以降では1.1.2を推奨されている)。
- 古いシステムより、必要なファイルのコピー(アプリケーション やPPPなどの初期設定ファイル)。
といったもの。
まず、バックアップなどで意外に時間がかかりますね。
それから、 今回よりシステムのインストーラーが新しくなり、READMEの購読、 ハードディスクのドライバの更新、インストールするソフトの 選択(QuickDraw3DやCyberDogなど)を、事前に済ませます(済ませると、 チェックがつくようになっている)。それから、インストールに 入ると、ハードディスクに傷がないかを見て修復をかけてから(自動 的に行なう)、インストールされます。
これも、待ち時間が意外に長い!そして、終った後で新システムで ブートできるかを確認してから、さらにアップデーションをかけて、 OpenTransportを新しくする…意外に面倒。
それが終ったら、インターネット環境の復元。どれが新しいファイルか、 どれが古いファイルかなどを考えながら、古いシステムより必要なファイルを 復旧し、やばそうなものは再度設定し直す…これが意外な労力。一番やばかったのは、PPPにアップル純正のものが出た(OpenTransport/PPP) ので、これを使おうとしたら、うちのモデムをうまく認識せず、 あれこれ試すがすぐにはいかず、モデム用のファイルを書く気力もなかったので、結局FreePPP2.5v2の復活と してしまいました。
夜の9時半より始めて、バックアップなどに1時間くらいかかり、 さらにあれこれやっていたら1時にやっとおわり、いったん寝て、翌日の午後に再び1時間ほどやって、やっとすべて復旧。
正直いって、ちょっと疲れました。MacOS7.6を買った直後に一度やっていれば、アップデーションだけならここまでかからなかった はずですけど。
今回の7.6.1の最大の利点は、機能拡張マネージャが便利になったこと と、システムプロフィールというプログラムにより現在の稼働状況を システムからその上で動くソフトまで一括して把握できるようになった こと。ここまで複雑になったのだから、これくらいは昨年くらいには 出してほしかったですね。
あと、7.6と7.6.1によって、パフォーマンスが向上しています。 特に、OpenTransportの向上には目を見張るものがあり、今までの ちょっと引っかかっていたようなレスポンスが、ものすごくスムーズな ものになりました。Netscape Navigator 3.01ja を使っての反応や、 メール送信時のSMTPサーバとのやりとりが、はっきりと体感上で 速くなっていました。
安定度が上がったのも確かです。今までなら爆弾必須の動作 (CyberDogとNetscape Navigator の間を頻繁に行き来すると、 爆弾を食らわされていた)が、今回はするすると普通に動く ようになりました。まぁ、やっと漢字Talk7.1の頃の安定性に 戻った、という感覚ですが。