CyberDogの動作環境

(96.11 末 / 96.12 追加)

[注] この情報は、日付けの表記の通りに古い情報ですので、一応それを踏まえてお読みください。最近の情報は、別項目に述べておりますし、現在は状況が変わっております。

CyberDogとは、Macの上で動く、Internetの統合環境です。OpenDocという 新しいドキュメント環境の上で動くものです。OpenDocにInternet用の サービスを追加するライブラリとアプリケーションの集合体ですね。 OpenDocは下記で紹介するホームページでどうぞ。

現在、種々のMac関係の雑誌に添付されていますが、96年11月末 現在では、雑誌付録のバージョンはOpenDoc 1.1b2-Jと、CyberDog 1.1b2-J です。bはベータ版のこと、つまりテスト中の公開版です。しかし、 アップルはさらに新しいものを公開しています。 OpenDoc 1.1-J(正式版)と、CyberDog 1.2b2-J(より新しい版の ベータ)です。とにかく、こちらの方がよいので、これから 入れる方々は、とってくることをお勧め致します。(CyberDogは 最初、1.1-Jの正式版が出る予定があったのですが、1.2の英語版が 出来上がってしまったので、日本語版は1.2-Jから正式版と いうことに決定したそうです。)

OpenDocのホームページ
CyberDogのホームページ

ここを参照すると、それぞれが何であるのかがわかると思います。 CyberDogは、1.1-J用ですが、HTML版のマニュアルがftpできます。 これも重要ですね。(雑誌にはあまり突っ込んだ特集がなされて いない。)

なお、環境としては、できるだけMacTCPでなく、OpenTransport 1.1-J 以上(英語版の1.1.1とかでも可)を使われることをお勧めします。 MacTCPはもはや古いです。OpenTransportは1.1以降は徐々に安定して きているし、パフォーマンスも向上しました。特に、CyberDogはこちらに 最適化しているようで、PowerMacでは恩恵が大きいです。
ついでに、漢字Talkは7.5.3(リリース2)以上が推奨です。できれば、 7.5.5にした方がいいでしょう。この7.5.5は、今現在はやはり アップルのサイトからFTPするしかないです。来月号の雑誌には、 これらすべてがCD-ROMに附属するでしょう。

私はPPPに関しては、FreePPP 2.5v2 を使っています。 CyberDogを起動後、どこぞにつなごうとすると、自動的に FreePPPでIP接続しにゆくのですが、ネゴシエーションが 済んだ直後に、画面が凍り付くトラブル(再現性100%)を 経験しています。従って、CyberDog起動直後にすぐ、手動で FreePPPで接続をかけ、そのあとでWeb-siteやnewsgroupを 見ることにしています。
でも、これはMacPPPの頃にはなかったことなんですよね。 また、他の機種でもあんまり聞かないので、悪評高い PB5300だけの問題かもしれません。


なお、68kマシン用のOpenDoc/CyberDogには、致命的な バグがあることがわかり、マシン全体の挙動が不安定に なるため、インストール自体が推奨されないという ことになったようです。PowerPCマシンはまったく 問題ないそうです。
OpenDocを使うには、PowerPC用のコードと68k用コードとの 振り分けを行なうCode Fragment Manager用の機能拡張が 必要であり、68k-CFMがインストールされるわけですが、 これが問題を引き起こすそうです(どうも最近のアップルの システムはつぎはぎだらけになって、あんまりいい状況で ないですね)。
詳しくは、アップルの案内( CyberDogのホームページにある、 「680x0搭載機ユーザの方へ」という ページ)を御覧下さい。

つまるところ、68k Mac では、現在はOpenDocも、それに基づく CyberDogも使えません。また、68k-CFMの利用を前提にした アプリケーションを、68k Mac で動かすことも、やはり 基本的にはできません(使う上では自分でリスクを背負う ことになる)。


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