洛中：東西（錦、蛸薬師、六角）

　

●東西に走る道：錦小路

長方形ゾーンの中でも、寺町京極から西へ伸びる道をみておきましょう。

錦小路といえば京都の台所として有名。寺町京極を四条から上っていくと、錦天満宮の入り口が右手に見えてきます。そのまま新京極を突っ切って進めば、錦天満宮の境内です。

そこから左手（西）に進む道が錦小路。やはりアーケードに覆われていて、傘いらず。

食材や漬物、乾物などを扱う店がびっしり並びます。卵を売る店は、出汁巻きなども販売しています。川魚の店が焼いた鮎を出したり、鮮魚店が焼き鱧を出したり、とにかく見ていて飽きることがありません。近年は、京野菜の店で出すランチが有名になったりしています。

●東西に走る道：蛸薬師通、六角通

一方、その北にある蛸薬師通。静かな町家の通りですが、ラーメン、ダイニングバー、洋食など、ぽつんぽつんと店が点在します。おいしい店もあるので（日本料理の豆菜）、時間があればそぞろ歩きを。

もう一つ北の六画通は、繁華街の真ん中にあって割合静か。旅館がいくつかあります。また、宮脇扇子店なども見応えあり。このあたりを散歩しながらまた南北の道に折れてみると、意外な店や景色を見つけたりします。

六画通を進んでもうすぐ烏丸通に至る手前に、六角堂（お寺）があります。通りの名の由来です。

●東西に走る道：姉小路通

既に三条通に触れましたが、その北には姉小路通があります。地味ながらも、御池通と三条通に挟まれた地の利もあって、ギャラリーや飲食店が目立つ通りです。

歩いていると、姉小路と三条の間を走る南北の道も、気になってきます。イタリアンの店やビストロなどの看板がちらほら。では、南北に視点を移しましょう。