靱帯の話をします。

よく靱帯を痛めていると話しをしても、「すじ じゃないですか?」と聞いてくる患者さがいます。


「すじ」 と言う字を変換すると、「筋」と出るから、昔は「筋肉」のことを 「すじ」 と言っていたのかもしれません。


筋肉と靱帯は、全然別のものです!

靱帯は、骨と骨とをつないで、関節を回りから補強してぐらつかないように
しているものです。

この靱帯を伸ばしたり裂いたりするのが、捻挫と言われるものです。


よく骨には異常がなかったと、痛いところに湿布だけを貼る人もいますが、
それではいけません!


大体はこの靱帯に強い力が掛かって、伸びたり裂けたりしています。


湿布を貼っただけでは、伸びた靱帯は治りません。

そのために、我々は、関節を元の状態に戻し、湿布はもちろん、テーピングや包帯を巻いて、固定をするのです。


包帯は、湿布を押さえるためだけでなく、関節の安定性を増す、大切な固定の役目を持っています。


これは、靱帯が切れてしまったレントゲンです。

左のレントゲンは正常な物であるが右のレントゲンは靱帯が切れてしまった物です。

足首を内側にひねってみると、このように曲がって隙間が出来てしまうのです。

このように、靱帯が切れてしまっても、ちゃんと治療をすれば、元のように

スポーツに復帰できます。