「トライアスロン」てご存じですか?
一応説明すると「トライアスロン」とはスイム・バイク(自転車)・ランを続けておこなうスポーツのことです。なんとシドニーオリンピックから正式種目
になるのです。各種目の距離も色々あるのですが、一般的なのはスイム1.5km・バイク40km・ラン10kmのオリンピックディスタンス(別名ザ・トライアスロン)です。またハワイでおこなわれているスイム3.8km・バイク180.2km・ラン42.195kmは「アイアンマン」といわれており、この距離に準じるような距離(スイム2〜4km・バイク50〜180km・ラン15〜42km)でおこなわれているのは「ロング」といわれています。
で今回僕が出場したのは「オリンピックディスタンス」の半分(スイム0.75km・バイク20km・ラン5km)の「スプリント」といわれるカテゴリーです。
さて、5/10が当日だからといってその日に会場に乗り込むわけにはいきません。前日に出場登録が必要ですし、説明会もありますし、コースの下見も必要です。そんなわけで5/9の朝の飛行機で宮崎にいくぞーと思っていたら5/8の11:00pm頃に会社から呼び出し。トラブル発生、ひえー!!帰ったのは深夜2:00過ぎ。最悪ー。まあ飛行機には充分間にあったし、出場登録も問題なくいけたからいいけど。
「宮崎」と書いていますが、会場は
シーガイア
です。開閉式ドーム型造波プールの「オーシャンドーム」が有名ですよね。緑がいっぱいでとってもリゾートな場所です。
さて当日、朝7時には会場に行って当日の登録。その後はトランジションエリア(バイクの置いてあるところ)にいってバイクグッズ/ラングッズの準備。スイムウェアに着替えるものの9時5分startだからちょっと間があく。こういう時って一人って暇。することがないのでどんどん緊張感が高まってきました。
いよいよスタートラインに整列。僕は中間より少し前に並ぶ。緊張感は最高域に達する。スタート!!一斉にプールに駆けこむ。合法的な殴りあいつまり「バトル」の始まり。僕は幸い顔は殴られませんでしたが、背中・腰はバシバシやられました。ブレス(息継ぎ)で顔を上げても目の前は水飛沫。息がしにくくて大変。100m程いったところでやっと普通に泳げるようになってきました。スイムでは何回か水から上がるところがあるのですが、1・2回目上がった時は前の人数を数えると「お、10数人しかいない!!」ところが300mくらいで心臓の鼓動に違和感が。「こ、これは...」バトルの時に頑張りすぎたので心臓があがってしまったのです。残り400m程はダラダラスイムで結局30人くらいに抜かれました。
swimのときかぶっていたcap |
シャツにつけていたゼッケン |
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プールから上がって眼鏡をとりにいくと「あれー、なーい!」とばかりに約1分ほどロス。トランジションエリアに走って行ってバイクグッズ装着。ヘルメット先に着けたのでシャツが着られなーい。シャツを着てからヘルメット着けましょうね、みなさん。これでまた1分くらいロス。
バイクは確かに楽です、上半身は。しかし足がきついきつい。フラットなコースのくせにギア比を小さくしないとペダルを踏めなくなっている。そして喉も乾いてくる。ボトルを持ってこなかったので水分補給ができない。がんがん追い抜かれる。これで声援がなければもうへこたれていたでしょう。声援がこれほど力になるとは思いませんでした。
やっとバイクが終わってトランジションエリアで今度はラングッズ装着。数歩踏み出したところで「あれ?」足が重い。「足が鉛」とは正にこのこと。歩くのとほとんど変わらないペースで必死にもがく。でもこの時も足や首筋に水をかけるとからだが動き出すのです。「魔法の水」でした。
フィニッシュライン前50mくらいはオーディエンスがいっぱい。皆さんやさしい声援をかけてくれます。思わずお辞儀をしてしまいました。感謝の気持ちでいっぱいでした。フィニッシュラインでは関西人らしく...と思っていましたが、そんな余裕はなし。でもその後のFinisher plateの撮影では作り笑顔をしてしまいました。
Finisher plate
(作り笑顔がよくわからんなー)

この後昼食でビールを飲んだんですが、「体を動かした後のビールがうまい」なんてことにはならずに、頭がくらくらっときました。350ml缶の半分くらい残してしまいました。筋肉痛も2日間くらいとれませんでした。翌日5/11は出張。近場(大阪)でよかった。
とまあ非常にきつかったですが、爽快感があったのも事実です。この爽快感を味わうためにまた練習して参加するんでしょうね。しかしせっかく景色がいいところで来ているんだからもう少し余裕がないといけませんね。そう思います。
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