今年の冬「冬の北海道」は日本最北端の宗谷岬に行ってきたのですが、んじゃ日本最東端もいってみようかなー、というのがそもそもの発端です。またもや行きの手段は「青春18きっぷ。」ではお時間のある方はおつきあいください。 | ||
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8/21〜8/22 | 本州内 | 今回は本州内でも特急を使ってしまった。区間はひたち〜仙台。ダイヤ改正で上野発ひたち行きの一番電車の出発が1分ほど早くなったようだ、というのが原因。ということは大垣〜東京は臨時列車ではなく通常の「ムーンライトながら」号を使わなければならないようだ(こちらの方が東京着が早いのだ)。ただしこの列車全席指定で休みのときは人気があるので手にいれるのが大変だ。これから北に向かう旅が少し難しくなるなー。 |
8/22〜8/25 | 北海道 | 今回は天気がよくない。ちょっと残念。 今回は函館発札幌行ムーンライト号の指定席も取れず。「大垣夜行」でもそうだったのだが「直角椅子」で眠れなくなっきた。昔はどんな状態でも1.2.3で夢の中だったのだが。こういうところで年齢を感じてしまう。 さて滝川で乗り換えると、これがなんと釧路まで直通。約10:00amから5:30pmまで乗りっぱなし。ところどころ20分くらいの停車があるのだが、そんなものこの長距離と比べるとわずかなものだろう。でこの列車に乗っていると、そう富良野くらいからちょっとした変化に気が付いた。それは民家に煙突が目立ち出したこと。アパートのような集合住宅にもついている。寒さがきついんだろうなー。冬にはきっと煙もくもくなんだろうな。そうそう、そしてここからの列車にはずっと「冷房」がついていなかった。あ、扇風機は付いてたけど。 釧路から乗り換えでいよいよ根室へ。この路線「花咲線」というきれいな名が付いているが、これは根室の「花咲」という地名から付いてるのだろう。だって途中は圧倒的に原野ばかりだったから。そして列車本数が少ない。2時間に1本くらいか。昔は急行もあったような気もするのだが、現在は普通ばかり。 ![]() 納沙布岬へ行く道のりも圧倒的に原野。しかしそこにもぽつりぽつりと民家がある。夏はともかく、冬は想像もできないくらい大変だろう。納沙布岬に着くとそこそこ観光地化されている。もっとも宗谷岬は1月4日に行っているのだから、土産やさんも開いていなくて当然だけど。納沙布岬で目に付くのは「北方領土」の文字。しかもその前後には「返せ」とか「奪還」というきつい言葉。「返還」してもらうのは当然として、もうちょっと言い方がないのかな、またどうせなら千島列島全体を返してもらえばいいのに、と思う。だって千島列島は南サハリンや台湾、朝鮮半島と違って平和理のうちに領土にしたのだから。右翼関係の「もの」も結構あったな。そういえば、根室の町はロシア語が稚内より少ないように思った。同じ国境の町でもロシアに対する感情が少し違いがあるのだろう。 ![]() 網走ではあまり時間がないんで新旧の網走刑務所だけの観光。新しい方は当然悪いことしない限り中には入れない。仕方ない?ので外からパチリ。人権保護の関係で服役者の方を撮ってはいけないので変な気を使う。作業着のような格好の人全てが服役者に見えてしまう。 ![]() しかし旧刑務所はなかなか観る甲斐があった。あ、ちなみに旧刑務所は正式には「博物館・網走監獄」といいます。刑務所の形式だけでなく、裁判のこと、刑罰史、囚人労役のことなどを少し知ることができた。とくに北海道開拓と囚人労役とは切っても切れない関係だ。 網走監獄を1時間程観て(時間不足でした)バスを乗り継ぎ女満別空港にいく。ちなみに女満別空港も囚人労役のたまものだ。わりと小さい空港。空港をtake offして雲を超えると、「雲のじゅうたん」がとてもきれい。北海道〜大阪なので水平飛行の期間も長いし、結構快適なフライトだった。しかし大阪はなんて暑いんだ!!蒸し暑い。いやな気候。 |
12月下旬のばたばたの仕事でうっぷんがたまっていた私。ふと「冬の北海道」で身も心も凍られたくなりました。どうせ行くんなら日本最北端の地ってことでめざせ稚内。ちょっとでも安上がりな方法は...「青春18きっぷ。」でも計画では稚内には半日しか滞在できなーい。ま半日あれば充分凍るだろう、てことでいざ稚内!!以下は旅行中に書いた日記の抜粋です | ||
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1日目 | 大阪〜米原 | 現在大垣夜行の中。向かうところは北海道は稚内。日本最北端。今浜松駅を出たところ。時間は1:12AM。 この旅行を思い立ったのは休みに入ってから。ふと「たそがれ」てみたくなった。それならいっそ8月にいけなかった稚内まで...と思ったわけである。 元々僕は一人旅がすきなのだが、今回のように急に思い立ったとき、それは何かうっぷんがたまっている等ストレスがあるときのようだ。過去の旅行を振り返ってみても思い当たる節がある。ここには書かないが。 1/2の夜大阪発、1/4に稚内に着いて1/5には寮に帰る...という計画でかなり強行軍だと思うし、今も乗り心地は決してよいとはいえない快速でまた腰を痛めそうだが、もう今の段階で満足している。1/4まではゆっくり眠れないのだが...何かわくわくしている。それで眠れないのだろう。 といっても眠らないときついので眠ることにしよう。次に書くとすれば函館〜札幌間の快速「ムーンライト」号の中だろう。ではまた。 |
米原〜大垣 | ||
大垣〜東京 | ||
2日目 | 東京〜上野 | 快速「ムーンライト」号の中、今函館駅を出たところ。思ったより雪が少ない。
今日の昼間は眠っているか本を読んでいるかどちらかだった。おかげでいっぱい本を読めた。列車で本を読むときはかなり集中できる。この旅で何冊読破しただろう。おかげで持ってきた本は全て読み終えてしまった。これだったら多少かさばってもハードカバーの本を持ってくるべきだった。 ところでこのムーンライト号、函館23:30発札幌6:30着。確かに函館〜札幌間は思った以上に離れているというのは前の夏に経験済みだが、大垣夜行と比べてもちょっと時間がかかりすぎだと思ったら、何と森に30分、長万部に1時間弱停車、そりゃ時間かかるわ。 何でも明日か明後日くらいはこっちは雪が降りそうだとか。望むところだ。帰りの飛行機がどうなるかわからないが、その時はその時だ。雪が降ってくれる方が、寒くなってくれる方がよほどいい。それも目的のうちなのだから。 |
上野〜原ノ町 | ||
原ノ町〜仙台 | ||
仙台〜一ノ関 | ||
一ノ関〜青森 | ||
青森〜函館 | ||
函館〜札幌 | ||
3日目 | 函館〜札幌 | 今、宿で書いている。稚内のある民宿。 夜明けは「ムーンライト号」の中で見た。んーまだ雪少なめと思ったら、札幌から旭川に向かう特急の中から見ると...白、白、白、いいぞいいぞこれこれ、これを見たかったんだ。旭川から急行「礼文」で稚内へ。急行のわりに「ムーンライト」より設備がちゃっちかったけど、旭川から稚内まではもう白の世界。稚内駅で降りると刺すような寒さと雪。 ![]() 高台に登ると吹き付ける風が強烈に冷たい。あっという間に体内発電装置に限界が訪れた。体が急速に冷えていく。みやげもの屋なんて全然開いてないので暖をとることもできない。すぐにバスが来たので乗り込む。宗谷岬に来て約30分。でもこのバスを逃すと次は3時間後。とてもそこまで待てない。体もきついので止むを得ない。でも時間は短かったが満足できた。あ、そうそう、こっちは日が暮れるのが早い。4時ごろから暗くなり出して、5時にはもう真っ暗。「え、もう6時!」と思って時計を見たらまだ5時。時間的にはまだまだだが、寒さがきつくなってきた。早々に宿に戻る。 宿はうってかわって暑い。なぜか汗かいてる。暖房消すと一気に冷えるのかなー?でも我慢できずに切ってしまった。まあ布団あったかそうだし、浴衣は思ったより温いし、大丈夫だろう。 明日は午前中雪、しかも大雪のようだ。今もTVで「××地方大雪警報」て言ってる。千歳空港大丈夫かなー。JRは時間に余裕をとってるが、飛行機はもう予約してるし...まあ今気にしてもしかたないか、明日は明日の風が吹くってか。 |
札幌〜旭川 | ||
旭川〜稚内 | ||
4日目 | 稚内〜札幌 | 朝7:52発、でも札幌に着くのは13:30ごろ。ほんと北海道は広い。![]() やっとのことで札幌着、快速に乗り換えて千歳空港へ。こちらは札幌までは特急だった車両がそのまま快速千歳空港行きになる。このへんよーわからん。千歳空港は新しい空港らしくとってもきれいだった。 この時期は季節風に逆らって進むようになるらしく、飛行機の関空着が予定よりちょっと遅れた。実家に車を置いていたので実家によってからいざ西脇へ。着いたのが夜11時まわってたかなー。そして翌日から仕事。わかっていたことながら、もう少し余裕がほしかった。 |
札幌〜新千歳空港 | ||
新千歳空港〜関西空港 | ||
後は省略 |
「夏の北海道」って行ってみたいと思いませんか。僕は思いましたがなんせ交通費が高い。安上がりな方法は...と思いついたのが「青春18きっぷ。」ちょっと時間はかかるがまあ東北地方も行ったことないしいいか、と「青春18きっぷ」を購入した。あれ?「青春18きっぷ。」って5枚1綴じゃなかったっけ?なーんこれ1枚に使用回数をチェックするようになってる。不便になったなー。 | ||
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1日目 | 西脇市〜加古川 | 特になし。ほとんど寝てました。 |
加古川〜米原 | 4分遅れで到着。後に乗り換え時間4分というのがあるのでちょっと不安。 | |
米原〜浜松 | 米原〜大垣間の接続がうまくいって満足。浜松で乗り換え時間4分。 | |
浜松〜熱海 | 途中で富士山見ようと思ったら、ブラインドで隠されて見えなかった。 | |
熱海〜東京 | 14両編成。長ーい。このあたりの東海道本線は各駅停車といっても快速なみに停車駅が少ない。 | |
東京〜上野 | 特になし。 | |
上野〜黒磯 | 上野って何となくローカルな雰囲気でいい。ほんとは福島までいけるが、無理はしない。 | |
2日目 | 黒磯〜福島 | 途中でおじさんがいっぱい乗ってきた。何か賭け事関係みたい。 |
福島〜仙台 | 宮城県にはいると田んぼが広くなった。 | |
仙台〜一ノ関 | 途中の小牛田(こごた)で2両中1両切り離し。以降ほとんどの行程がワンマン列車だった。 | |
一ノ関〜八戸 | 途中の花巻空港駅そばのJAの建物に宮沢賢治の絵がでかでかと描かれていた。盛岡過ぎるとお年寄りが多くなった。 | |
八戸〜青森 | 八戸までのと一緒の車両を使う。んじゃ続けろよー。 | |
3日目 | 青森〜函館 | じゅうたん敷きの床に座れる車両があった。函館山って以外と高い。函館駅はほんとに海のそば。「涼しい」というより「寒かった。」 |
函館〜森 | ほとんど寝てました。 | |
森〜長万部 | 森で約2時間待ち。特急すら通らない。森駅前にも何にもない。 | |
長万部〜東室蘭 | ほとんと海沿い、でも砂浜なんてなし。東室蘭に近づくと工場群が雨で霞がかって見えた。ちょっといい感じ。 | |
東室蘭〜苫小牧 | 女子高生・女子大生らしき人々がいっぱい乗ってた。Why? | |
苫小牧〜札幌 | あ、この区間と上の区間は久々にワンマンでなかった。だからなんやといわれると... | |
・北海道は線路や駅舎の両脇に空き地がいっぱいあった。石炭運輸が活発だった頃の名残なんだろう。 ・北海道はやっぱり広い。空き地がいっぱい。田んぼでも、畑でも、休耕地でもない空き地が。 ・北海道のプラットホームには「キヨスク」がなかった。たぶん冬の寒さに「キヨスク」のおばちゃんが耐えられないからだろう。改札口に扉が付いているところもあったし。 ・札幌の時計台は97年8月現在工事中です。98年までかかる様です。知らんかった... | ||
4日目 | 札幌〜滝川 | 寝坊したので特急を使う。やっぱ特急って速いわ。 |
滝川〜富良野 | 富良野で危うく降り損なうところだった。ぼーとしてた。 | |
富良野は2時間しかいなかったので「北の国から資料館」しか見られなかった。季節限定みたい。で富良野市は西脇市と同じく「へそのまち」を売りにしている。北海道のへそなんだそうだ。日本には「へそ」を売りにしている自治体っていっぱいあるんだろうな。 | ||
富良野〜旭川 | 途中でラベンダーでも見られるかなーと思ったけどダメだった。ラベンダーは6月上旬〜8月上旬が見ごろだそうだ。 | |
(番外)旭川〜関空 | 飛行機です。飛行機小さかった(MD-81:163席)からかも知らんけど割りと揺れた/うるさかった。でも「雲のじゅうたん」が眼下に広がっているのはよかった。 |