released on 2/22/2005

他のpageで書いていますが2004年はいろいろありました。退院してからも、仕事の絶対量は減ってもストレスを感じることは減ることなくほとんど変わらず。また心身ともに疲れやすくなっているようです。そんな状況下でも何とか踏ん張っている自分へのご褒美兼誕生日プレゼントとして念願の

波照間島への旅

を計画しました。波照間島へは1度行っているのですが、その時は日帰りで「もうちょっと」という感があったので、今回は波照間島のみの旅行としました。

しかし、実際に2/4に休みを取れるのか(金曜日だったので)微妙な情勢でした。有給休暇の申請を終えていたにもかかわらず、危うくmeetingの予定を入れられそうになりました。ほんと勘弁してよ。
さて2/4。西脇の寮近くのバス停を朝6:44に経ったにもかかわらず、乗った飛行機は関空初10:30。やっぱり関空は遠いなあ。やっぱりポートピアアイランドから関空までのシャトルシップを復活させてほしい。神戸空港が開港すると、当然関空〜神戸空港間のシャトルシップができるはずだから、もうちょっと関空が近くなると思うけど。
関空〜石垣空港は約3時間の旅。2/4は平日だったので空席があったけど、混んでいると結構しんどい旅かもしれない。3時間のほとんどを雲海を眼下に飛行してました。ってことは地上の天気はあんまりよくないんだねえ。案の定、石垣空港につくと小雨時々雨。波照間島も雨なのかなあ。

雲海


さてここからが本日(2/4)のメインイベント。「あんえい号」で波照間島へ行く船旅。いくつかのwebを観ると結構大変そうなことが書かれていましたが・・・
もう揺れるのなんのって。尋常じゃない揺れ方。大きなカーフェリー(例:さんふらわぁ)では体験できない揺れ方です。スクリュー(ひねり)があったり、垂直落下があるジェットコースターほどではないですが、えーと、ミニコースターくらいの揺れが1時間強連続するって考えてください。船がそんなに大きくなくて、しかも外洋を行くもんだから波の影響をもろに受けてしまいます。僕の後ろに乗っていたおばさんはゲーゲーしていましたし、他にも気分を悪くされていた乗客がいたようです。ぼくは酔うことはなかったんですが、あまりのローリング/ピッチングの激しさに腰が痛くなりました。元々学生の頃痛めたことがあってそんなに強くないんですが、痛めつけられました。

さて港に着くと宿からのお迎えが着ていたのでそれに乗って今回お世話になる民宿に向かいました。
ぼくは旅に出るとき、普通はビジネスホテルを選ぶんですが、波照間島にはそんなものなくって宿泊施設はすべて民宿です。今回は「星空荘」という宿です。事前に調べたwebの中には部屋の内装がちょっと・・・っていうのがあったので心配だったんですが、その心配は外れました。結構奇麗です。部屋に入ると、和室だったんですが新しい畳の匂いがしました。うーんいい感じ。壁や天井も多少の汚れはありましたが気になりません。よく見るとコンセントや木製の部分が新調されているようです。最近内装のrefineをしたんだと思います。ちなみに風呂/トイレは共同。TVは地上波でも1時間100円。エアコンも有料だったりしますが(この時期使う必要ないけど)別にこてこての観光地に来ているんじゃあないんだし、これくらいは当たり前でしょう。

泊まった部屋
部屋の名前は北斗七星


さて夕食までちょっとだけ時間があったので島をぶらぶら。ま、明日じっくり堪能することにしよう。

羊たち
波照間のとある風景


2日目の2/5。自転車を借りて島巡り。まず押さえとかないといけないのが「星空観測タワー」と「日本最南端の碑」でしょう。
星空観測タワーは夜に行った方がいいのかもしれないけど、まずはどんなもんか確認するために行ってみる。展示室は、まあ思ったとおりの内容だったんですが、プラネタリウムが結構いけました。普通のプラネタリウムは部屋の中心に映写機があってその周りを座席で囲んでいるという感じなんですが、ここではまず映写機がなく、部屋の中心には押しボタンがいっぱいついている操作盤が置いてあって、見学者に操作を任せています(簡単な操作しかできないけど)。しかも座席なし。立ち見か寝っ転がって見ろっていう感じです。座席なしっていうのは結構驚きでしたが、自分で操作できるっていうのは面白かったです。

星空観測タワー


続いて日本最南端の碑。ここは結構観光客がいます。今回は最南端の碑からさらに南に行って断崖絶壁まで行ってみました。

最南端の碑
崖に当たって上がる水しぶき


ところで、ちょっと気になったのが、この島結構工事がお盛んなんですねえ。こんな狭い島にしてはあちこちで工事やってました。まあ今までがインフラがそろっていなかったからと言ってしまえばそれまでなんですが・・・

工事中。
農業用水を貯めるタンクだそうです


あそうそう、ニシ浜ははずせないですよね。

ニシ浜
やっぱりきれい


といったところで、後はてきとーに夕方までぶらぶら。
夕食時、星空観測タワーにもう一度。宿からバスで団体さんご案内〜って感じ。実は夜の「星空観測」がこのタワーの名物だったりするのです。あちこちの民宿からバンやマイクロバスでやって来ます。昨日は曇り空だったけど、今日(2/5)は晴れてました。それからちょうど観測の時間に月が水平線に隠れているので星の観測には結構いい条件でした。土星なんてちゃんと輪が見えて、図鑑で見るような、まさに「土星です」という感じでした。それからオリオン座大星雲や球状星団、それからこちらのリクエストでプレアデス星団も見せてもらいました。まあ当たり前の話しなんでしょうが、望遠鏡の操作はパソコンでおこなうんですねえ。PCも古かったしソフトもDOSまるだしだったけど。しかし南十字星は明け方4時過ぎでないとこの時期見えないとか。え″〜ここまできて早起きするかあ〜。
さて宿に帰って、夕食時からなんとなく意気投合?した旅行者+宿のヘルプの兄ちゃんとちょっとした飲み会 at 僕の部屋。みーんな独り旅。出身は独りだけ東京。あとは関西。ヘルパーの兄ちゃんも兵庫は尼崎。この兄ちゃんの話しが面白かった。僕たち旅行者よりよっぽど若いけど、でも考えしっかりしているし。なんと、学校出てすぐ旅に出かけたとのこと。僕なんか当時を振り返るとそんなこと全然考えつかなかったもんなあ。
とまあ色々話しているうちにヘルパーの兄ちゃんもべろべろになって出て行ったきり帰ってこず、また早起きのことも考えてお開き。まあこういうのも、南の島の民宿ならではかなあと思ったりします。たまにはこういうのもいいかも。

さて3日目。2/6。4時過ぎに何とか目を覚ます。誰もいない。さすがに無理に起こせないしなあ、と思っていると、もう一人起きてくれました。ということで男2人で南十字星を見に、高台のあるところまでお出かけ。結果は・・・

見えませーん


水平線に見えるらしいんですが、天頂方向以外は曇ってました。あーあ、残念。

もう一眠りして朝食。あれ?地面濡れてる。かなりheavy rainだったらしいです。ぜーんぜん気づかずに寝てました。だって二度寝入りだもん。
朝食後、船の時間まで自転車借りてまたまた島巡り。
昨日一緒に飲んでたヘルパーの兄ちゃんから聞いていた日本で一番南の標識を見に行くことにする。

日本最南&2番目に最南の標識
両方とも「とまれ」


それからもう一度ニシ浜に。ここは何回来てもいいよなあ。ちょっと靴脱いで足を浸してみたりしました。

ニシ浜
やっぱりきれい
今度は動画をどうぞ。
うまく動くかどうかわかりませんが。
ナローバンドの方はクリックしない方がいいです。重いんで。


それから昨日行き損なったおみやげや「モンパの木」に行きました。この店、10:00〜12:00が開店時間というから恐るべし。それからまた「パナヌファ」で昼食食べたかったけど、船の揺れを考えるとここは我慢。

しかし帰りの船は行きほど揺れませんでした。なーんだ。こんなんだったら昼食食べてきたらよかった。
帰りの飛行機は石垣発、那覇経由の関空行き。関空から石垣は燃料持つけど、逆はちょっと厳しいみたいです。那覇じゃなくて宮古経由っていうのもありますし。それにしても、大阪に着いたらやっぱり寒い。この寒さとともに現実が押し寄せてくる、そんな感じがしました。

また明日から仕事かあ。あーしんど。

(終わり)


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