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screening3/3歳検診 ......

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キモ男:ところで、小児科で、内科との違いってなんだっけ? 
キモ女:[167]を見る!でしょ。耳タヨコー。
キモ男:へ、そう言いながらなかなか理解されないところさ。例えば、病気でない心雑音ってある? ないでしょ。
キモ男:あるよ。こどもの胸郭はうすいし、心臓自体駆動音がでるからね。おもに収縮期に聞こえるものと連続にずっと聞こえるものがある。なんて言うか知ってる?
キモ女:生理的心雑音?
キモ男:ほう、だいぶカンゴクサンらしくなってきたねえ。
キモ女:なによカンゴクサンって。
キモ男:二歳ぐらいだと不思議とカンゴクサンっていう子が多い。話もどして、っと。機能性雑音あるいは[168]雑音だね。抹消性肺動脈狭窄や動脈管開存の軽いものなんかが混ざることもあるから、注意する。
キモ女:あの子、自分のおひざがぶつかってころんだよ!病気?
キモ男:そうだね。ぶつかるほどだと、本物だねえ。脚の形。歩き始めのころは生理的にO脚で、3歳ぐらいでは生理的にX脚になる。あるくのが不安定だったり、ころぶようだと、気になるね。
キモ女:へえ。知らなかった。でも、こういうことって、知らないと、お母さん心配しちゃうよね。
キモ男:そうだね。3歳児検診で一番大切なのは、こういうこともだけど、心理的発達、情緒の発達を見落とさないことだね。例えば、簡単な質問にちゃんと答えるとか、うろうろ、ゴゾゴゾしないで、お話を聞けることとか。[169]語文がいえて、、
キモ女:そうか。集団や社会のはじまりってわけね。一覧表があるといいんだけど。。
キモ男:あるよ。昔から、アメリカのデンバースケールというのがある。粗大な運動、言語、微細運動、個人ー社会発達の4つのスケールで年齢的に出来ること出来ないことが細かく図示したものが使われるんだ。今はデンバーIIスケールになってる。
キモ女:知らなかったわ。便利そう。
キモ男:例えば、歯が磨ける、運動では、1−2秒片足で立てる、足を開いてジャンプ出来る、4つの色がいえるとか、3分身の人の絵が書けるなどなど。
キモ男:社会性では、、とか対話しながらカードを使った簡単なゲームなどができる、一人で服を着る、とかさ。具体的に出来ることが書いてあって便利だよ。
キモ女:フンフン。
キモ男:ところで、特に小児科も避けて通れないのが、自分と社会の項目、つまりコミュニケーションの問題の把握だね。看護婦さんもだよ。
キモ女:えー、それって、保健婦さんのお仕事では、、
キモ男:そんなことありませんってえの。 問いかけや、相手の動作に併せて、[170]がはかれるか、それをみるのも我々のお仕事さ。
キモ女:[170]の障害っていうと、自閉症? キモ男:そうだね。自分の興味あるぬいぐるみに、かならずおかあさんの手をとってむかうクレーン現象特有の言葉以外のコミュニケーションをとる[171]症候群なんかも鑑別が必要だよ。
キモ男:どうだい、なんとなく、3歳児の検診の意味わかった?これこそが小児科って感じだろ?
キモ女:なるほど! 病気を見るだけじゃないんだね。でもさあ、これって、結構むづかしいね。ちょっとした、しゃべりかたで、お母さんをおこらせたり、悲しませたり、とか。
キモ男:そ そ。それも我々の大切なお仕事さ。