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○遺伝子の機能はどうしてスイッチがはいるのか?
スイッチを入れ、単細胞中(卵)に機能分化(哺育細胞や,卵母細胞など)を形成させる因子をmorphogenと呼ぶ。よくあげられるのがショウジョウバエの場合だ。
ショウジョウバエの発生は母性発現遺伝子の産物がDNA転写因子によるカスケ-ド(リガンド→レセプタ→キナ-ゼなど、細胞分裂や種々の経路)をそのまま利用している。)を用いる。卵外ではじまった、シグナル伝達がmorphogenの生産を誘導。
ハエでは、morphogenとして、bicoid mRNAは細胞質を通って卵母細胞へ運ばれ作用発現。 勾配(gradient= 胚発生中のmorphogenの濃度の違い)が頭と尻尾をつくる 。(必要なキーワード:gene groups maternal gene-母性発現 segmentation gene -体節形成 homeotic gene-体節の性質をきめる各体節の細胞群など)。
このうちhomeotic gene(ホメオティック遺伝子)と体節形成遺伝子にはいくつかの保存されたモチ-フが見いだされている。もっともよく保存されているモチーフが homeoboxであり、いくつかの体節形成遺伝子やホメオティック遺伝子のmRNAの3’末端近くに位置する180bpの領域。ホメオボックスをもつ遺伝子は約40ほどある。また、ほ乳動物ではIL-1経路も発生に重要らしい。 ハエの体節形成遺伝子はgap pair-rule(fushi tarazu gene,segment polarityなど )に従っている。
*kw transgenic animalについて
遺伝子病にこの技術を入れる場合は、導入遺伝子を1世代前の生殖系列に導入することが治療のネック