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丁度卒業時がPrimary Careの始まりの時代ですが、もともと日本には、「小石川療養所」があったというのが私の認識です。
日本の医療の特徴は「総合科」と「皆保険」だと思います。大学で時間軸にそった人間の理解と恩師坂上教授の「病気はネット(巣)だ」の言葉に支えられてきました。
大学病院でもっとも残念な事の一つが16歳になると内科に転科することでした。当院では、お母さんはハイカラ(古い!)で院外薬局で飴やおもちゃをくれるところに生きたがりますが、おばあちゃんが自分も見てくれる当院に連れてきます。それを私は2才の小児と65歳の小児として見るわけです。
細胞機能や人としての発育発達の延長線上で見る医療が私の医療の原点です。
時代のニーズは変わります。世間の「家庭医」の定義も変わります。それはNewsとして参考にしますが、私のこの視点は変化しません。