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roujin-5/療養型病床群 ......

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roujin-5@2.療養型病床群
a.対象
 老人病院もふくめ、病状が安定し長期入院が必要と思われる患者は、日本の入院患者の約4割を占める。実際には、3ケ月以上入院をしている患者たちが対象であり、これら長期入院患者を国が、ある程度定額性報酬にして、保健医療の範囲内で面倒みようというものである。入院期間も、「3ケ月以上」などと指定せずに、主治医の判断で、一般病床から療養型病床に移すことになる。
 おもな対象患者;脳血管疾患、循環器疾患、脳血管疾患後リハビリ状態、慢性リウマチ、筋骨格系疾患、慢性閉塞性肺疾患、骨折などである。
 ここで触れておくが、後に述べる老人病院には年齢制限があるが、療養型病床群では年齢制限がない。
b.人員
 人員配置としては、100床の病院が一般病床50療養型病床50だとすれば、看護師は一般13名、療養9名、看護補助者は全100に対して9名となる。療養型の方での看護師の構成は、有資格者1名、補助者1名の3交代制とすれば、夜勤は月6-7回となる勘定である。
c.診療報酬
 診療報酬は老人病院と異なり、若い人もいるため、定額制+出来高払いを加味したものとなる。将来的には、療養型病床群の特例たる老人病院は、療養型病床群に統合されていき、その場合の入院医療管理料は、現行621点より高くなると思われている。
d.療養型病床群と言う考え方のポイント
 1)長期療養は生活の場を提供することであり、患者一人あたりの病室面積、廊下巾は従来の1.5倍、診療報酬は定額+出来高払いがとられる。
 2)人員配置は看護師+看護補助者が患者数の1/6、主治医の判断で療養型病床群に移される。患者の年齢制限はない。